岡幸二郎さん、土居裕子さんを迎えた贅沢な舞台! ミュージカル・ガラコンサートin 坊っちゃん劇場 Shall We Sing? 2023

2回目の寄稿です。今回（昨年12月）のガラ・コンサートは通算5回目になります。毎回東京からステキなゲストをお招きし、ミュ―ジカルのすばらしい歌世界にお連れしようというこの企画。ゲストの顔ぶれも、前回はピンキーこと今陽子さんをお呼びし、お客さま方にも楽しんでいただけたと存じます。

ミュージカル・ガラコンサートと銘打ってあるとおり、外国の有名なミュージカルを中心に、国産のオリジナル作品も含めた数多の名曲をちりばめ、また「童謡・唱歌」コーナーや「いずみたくの和製ミュージカル」コーナーなどを特集して、楽しいプログラムを考えております。そしてこのバラエティーに富んだ楽曲の伴奏には、長谷川幹人さんの弾くSTAGEAが「ひとりオーケストラ」として、生演奏の魅力を大いに伝えてくれています。

前にも書きましたが、僕は十数年間「タナボタ企画」という3人組のユニットで、ミュージカルとコンサートの両方を手掛けてきましたが、それを支えてくれたのが、柏木玲子さんの奏でるエレクトーンの音色でした。今回のゲストにはその「タナボタ企画」の岡幸二郎さんと、愛媛出身の歌姫・土居裕子さんの二人にお越し願いました。この二人は立ち上げ当初からの念願のゲストで、お客様にも、その歌のうまさですばらしいコンサートになったはずです。

今回の特集は和製ポップスで、「風に立つライオン」や「翼をください」など耳馴染みのある楽曲も組み込み、四国ではめったに聴けない贅沢な舞台になったことは確かです。さらに前回から世界的なバレリーナの針山愛美さんをお迎えし、芸術の香りと娯楽の喜びの両方を、目と耳とで満喫していただけたと思います。

今年の12月に予定されている第6回目のガラコンにどんなゲストが登場するのか、今から楽しみですし、地方発信のこの舞台芸術がさらに花開くことを願い、同時に、エレクトーンのすばらしさを知っていただけたら幸甚です。

著・企画・演出／忠の仁