安倍圭子 国際マリンバアカデミー

講師のご紹介

安倍 圭子Keiko Abe

桐朋学園大学特命教授、名古屋音楽大学客員教授。
元シュツットガルト音楽大学ビジティング・プロフェッサー、元ユトリヒト音楽大学客員教授。
演奏活動は世界60ヵ国に及ぶ、世界的マリンバ演奏家。
マリンバの新たな奏法を次々と開拓しながら音楽表現の幅を拡げ、数多くの作曲家への委嘱活動を実践すると同時に、自身もオリジナル作品を生み出すことにより、マリンバを独奏楽器として確立させてきた。演奏の場は幅広く、ソリストとしてオーケストラや室内楽、打楽器合奏団やジャズ奏者との共演等、ジャンルを超えたユニークな活動も展開。強烈な集中力を持った自由自在な表現力は、芸術性の高い独自のマリンバの世界を築き上げ、音楽史上に残るアーティストとして世界各地で絶賛され、確固たる評価を得ている。
文化庁芸術祭優秀賞(6 回)、文化庁長官表彰受賞。1993年、アメリカにおいて国際打楽器芸術協会(PAS)より打楽器界のノーベル賞といわれるホール・オブ・フェーム栄誉賞を受賞。
指導した世界の音大マスタークラス110校以上。世界初演したマリンバ作品は自作品を含め、295曲以上。

安倍 圭子

神谷 百子Momoko Kamiya

ルクセンブルグ国際マリンバコンクール第1位受賞。川崎市アゼリア輝賞受賞。
東京藝術大学に開学以降初めてマリンバで合格し、同校を経てジュリアード音楽院卒業。これまでに国内外22カ国でリサイタル、コンチェルト協演を重ね、12カ国で国際コンクールの審査員、各国多くの音楽大学や講習会で招聘講師を歴任。その他、多数のCDをリリース、オランダのTROMPコンクールとの共同企画で4回のパーカッションセミナーをプロデュース、上海IPEA共同創設メンバーを務めるなど活動は多岐にわたる。現在東京音楽大学教授、洗足学園音楽大学・エリザベト音楽大学各客員教授、国立音楽大学講師。長年にわたり指導者としても、国内外で活躍する多数の次世代マリンバ奏者・打楽器奏者を輩出している。Yamaha 及びResta-Jay Percussionsアーティスト。
Resta-Jay Percussionsよりシグネチャーマレットが製作されている。

神谷 百子

パイアス・チェンPius Cheung

パイアス・チェン氏の代表的な録音作品である「ゴールドベルク変奏曲」はニューヨークタイムス紙により「深い表現力」と評され、彼は同世代の打楽器奏者の中で最も重要なプレーヤーとして広く認知されている。
チェン氏はマリンバ奏者として、カーネギーホール、ケネディセンター、北京国家大劇院、台北国家ホール、京都芸術センターなど数々の著名音楽ホールでソロリサイタルを行い、またドイツのウーゼドム音楽祭、香港芸術祭、台湾国際パーカッションコンベンション、メキシコのチアパス国際マリンバフェスティバル、ポーランドのドラムフェスト、デンマークのパーカッションプラスフェスティバル、イタリアPAS国際パーカッションフェスティバル、大阪パーカッションフェスティバル、瀋陽国際パーカッションフェスティバル(中国)など、アメリカに留まらず国際的な演奏家として活動している。
彼は打楽器の作曲家としても広く認識されており、代表作にはエヴェリン・グレニー氏委託作品の「アレグロ・ブルーターレ」、打楽器アンサンブルとダンサーのための40分のバレエ「ヘブン・アンド・アース」、国立台湾交響楽団のための二つの打楽器協奏曲「プリンセス・チャン・ピン」と「ヘブン・アンド・アース」、台北市立国楽団のためのパーカッションデュオ協奏曲「シアター、レゾナンス、そして禅」、およびユージン交響楽団のためのマリンバ協奏曲「響-Colors of Resonance」などがある。
またジュリアード音楽院、カーティス音楽院、マンハッタン音楽院、アムステルダム音楽院、パリ音楽院、桐朋学園大学、北京中央音楽院など有名音楽大学へ客員講師としてマスタークラスを行うなど教育者としても広く活躍。
チェン氏は現在、ヤマハ、Zildjian、Remo、Innovative Percussionのエンドーサーであり、オレゴン大学の打楽器主任教授を務めている。

パイアス・チェン