「アップライトピアノ」Q&A


アップライトピアノは機種によって何が違いますか?
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音質や響きが違ってきます。各機種の特徴を簡潔にご紹介しますと、
  • ・YUSシリーズは「音づくり」にこだわり、ハンマーフェルトとミュージックワイヤーの材質を上位機種と同様のものを使用した、ヤマハアップライトピアノのレギュラーラインナップ。弾き手の求める音色を豊かに表現します。
  • ・YUS1はYUSシリーズの中でお求めやすい高さ121cmモデル。
  • YUS3は高さ131cmの長い弦長・広い響板面積で、表現力がより豊かなモデル。
  • ・YUS5は外装・構造に気品と高級感を加え、ソステヌートペダルを採用。表現する喜びを大切にしたモデル
  • ・YUシリーズはシンプルなデザイン・構造でお求めやすさを実現したラインナップ。
  • ・bシリーズはコンパクトながらもアコースティックピアノならではの表現力、耐久性を持つ、お求めやすいモデル
  • ・木目ピアノはそれぞれの機種をベースに、外装にインテリア性を加えたタイプ。
  • ・YFシリーズはコンソールタイプ(背の低いタイプ)で、特にインテリア性が高いタイプ。

 

アップライトピアノの背の高さの違いは何ですか?
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弦の長さや響板の面積が違ってくるため、音のボリューム感や伸び、深みなどの差が出てきます。背が高いとその分ダイナミックレンジ(音の強弱の幅)が大きくなるので、より一層表現力が豊かになります。レッスンをはじめたばかりの頃には違いがわかりにくいかもしれませんが、レッスンが進んでくると曲想づけや表現力を要する勉強も大事になるので、YUS3/YUS5などの背の高いタイプはお勧めです。

 

木目のピアノと黒いピアノと何が違いますか?
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例えば、YUS1とYUS1Wnとでは、ベースはどちらもYUS1なので外装の違いだけです。木目タイプは天然木化粧板を使用しており、素材選びから塗装まで熟練した木工技術を必要とし、かつ、インテリア性豊かなデザインを施しているため、黒塗りピアノよりコストがかかってしまいます。お手入れの面では木目タイプは半艶塗装やオープンポア仕上げなので、手あかやホコリが目立ちません。黒いピアノの鏡面艶出し塗装は、キズには強いのですが、ホコリが目立ちますので、手入れをしっかりして美しい艶を保つようにしてください。

 

塗装の違いによるキズや手入れの方法の差はありますか?
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鏡面艶出し塗装は硬質なポリエステルで仕上げられているので、硬くてキズがつきにくく、美しい艶が長く保たれますが、逆に手あかやホコリがつきやすく、手入れ面では手がかかります。半艶塗装やオープンポア仕上げは木目タイプのピアノに使われている塗装で、万一キズがついても木目の柄などに紛れキズが目立ちにくくなっています。木目のピアノのお手入れには「ユニコン半艶塗装用」を使用してください。日常の手入れは柔らかい布で乾拭きし、市販の化学雑巾は使用しないでください。鍵盤は柔らかい布での乾拭きを。汚れがひどい場合には中性洗剤をうすくしみこませた布で拭き、それから乾拭きをすればよいでしょう(ニューアイボリー、象牙以外の白鍵ならば、キークリーナーを)。