掛川工場 ビデオギャラリー
最先端の生産技術と職人技が生み出すもの
きめ細かく丹念な音づくりを支えるのは、最先端の生産技術と、時を越えて継承される職人技のシナジーそのもの。その生産・調整のプロセスには一切の無駄がなく、種類や特性の異なるピアノ1台1台の可能性を、ピアノを熟知した技術者たちが最大限に引き出します。
響板加工 ~豊かな響きのために~
音作りの要、すなわちピアノの心臓部としての役割を担う響板は、弦の振動を、豊かで美しい共鳴音に変化させます。演奏者の想いをあますことなく響かせます。
支柱組立 ~響きを支える土台~
支柱は響板の振動に大きな影響を与える部分。響板を自由に振動させ、美しい音を奏でるためには、支柱に強さが不可欠です。長年の経験に基づいて絶妙な強さに仕上げることで、そのピアノは「明るく歌うピアノ」となるのです。
フレーム合わせと張弦 ~職人技と機械のテクノロジー~
ヤマハグランドピアノの組立では、人間の手作業の限界をはるかに超えたレベルでの精密加工には専用の機械を使い、繊細な感性が必要な部分には熟練した職人が携わります。それぞれの良さを組み合わせることにより、現代のピアノづくりならではの高品質を実現しています。
鍵盤とアクション調整 ~手間をかけた弾きやすさの追求~
豊かな表現の条件は、ピアニストの指先の動きに、ピアノが敏感に反応できること。そのためにヤマハでは、独自の専用機器と職人の繊細な技と感性で、時間をかけて鍵盤からハンマーまでの一連の動きをじっくり調整しています。
調律、調整、整音 ~「ヤマハピアノ」としての高みを目指して~
ベテランの職人の感性でじっくり時間をかけて1台1台のピアノと対話し、音律を整え、アクションを細部まで調整し、音を芸術に変えていく。ピアノに命が宿っていく瞬間です。