ピアノの搬入
ピアノ搬入時のチェックポイント
廊下・階段・エレベーター・玄関等の開口部寸法など
ピアノ搬入時には、ピアノ本体をクッション材等で包みます。ピアノが搬入可能かどうかを確かめるためにエレベーター、階段、玄関等の寸法を測る場合、本体寸法プラス10cm位に加えて、人間一人が通れるくらいの隙間が必要です。またグランドピアノは、搬送時は脚部を取り外し、縦にして運ぶことができます。
お部屋のドアや廊下が狭い場合、窓やベランダから搬入したり、クレーン車でピアノをつり上げて搬入するケースもあります。ピアノ運搬の専門家は、豊富な経験と技術で手際よくピアノを搬入・設置いたしますので、どんなことでもヤマハのお店にご相談ください。
ピアノの重さ=アップライトピアノで大人約3人ぶん、グランドピアノで約4人ぶんの重さ
ピアノの重さは、アップライトピアノで194kg(b113)~278kg(YUS5DKV)。体重80kgの成人男子約3人ぶんの重さです。グランドピアノは261kg(GB1K)~415kg(C7X)と大きさによって幅があり、320kgのC3Xで成人男子約4人ぶんの重さです。
ピアノがお部屋の床にかける荷重
これらの重さを、アップライトピアノでは4個のキャスター、グランドピアノでは3個のキャスターがお部屋の床に伝え ます。鉄筋コンクリート造のマンション等では床強度が問題になることは殆どありませんが、木造住宅、特に2階のお部屋については、床の補強等の対策が必要になる場合もあります。詳しくは施工主の工務店・ハウスメーカー等にご相談ください。
【ご参考】建築物の床の「積載荷重」について
住宅の居室の床の「積載荷重」については、建築基準法施行令の第八十五条に決まりがあり、1平方メートルあたり180kgの荷重に耐えること、とされています。
「ピアノ納品」ってこんな感じ!
入り口が狭い、高層階である、等の理由でピアノ搬入に不安をお持ちの方も、豊富な経験と技術をもつピアノ運搬の専門家が最善の方法を考えますので、
お気軽にヤマハのお店にご相談ください。
グランドピアノの場合
グランドピアノは、本体と脚・ペダル部を取り外すことができます。そのため、本体を縦向きに運べば、意外と狭い入り口も楽々通り抜けることができるのです。もちろん、搬入にあたっては経験と技術に優れた専門家が手際よく作業しますので、安心してヤマハのお店にご相談ください。
本体部分を縦にして運び込みます
梱包を解いていきます
最初に高音部側と後ろの脚を取付けます
いったんピアノを起こします
低音部側の脚を取付けます
ペダルを取付けます
輸送中、鍵盤が動かないように押さえていた棒を外します。
アクションを戻して完了です。