楽器演奏向けレイアウト

部屋も楽器の一部です

部屋も楽器の一部です

日々の楽器のお手入れはもちろん、楽器を演奏する音環境を整えることは、より楽器本来の音を聞くことができ、また楽器の上達につながる重要なポイントです。

下記を参考に部屋の音環境を整えることをおすすめします。

楽器付近の音環境を整える場合

アップライトピアノの場合 アップライトピアノの場合
響板と壁面の間に設置。低音のこもった感じがスッキリとし、より繊細な演奏表現が可能になります。

グランドピアノの場合 グランドピアノの場合
グランドピアノと壁の間に、ピアノを囲むように設置。音の粒立ちがよくなり、様々な音が重なっても、一音一音がより鮮明になります。

ポイント

床に置いて、響板と床の間の音環境を整えることも効果的です。

拡散効果により、音に広がりが生まれます。

部屋全体の響きを整える場合

位置が特定されていない楽器であったり、部屋の響きの量が多すぎる場合では、部屋全体的に調音パネルを設置します。
音響障害が確認される場合は、その対処にも配慮しましょう。

音響障害とは?

下記の間取りの設置例(約10畳の場合)

間取りの設置例(約10畳の場合)

  • 向かい合う壁に、互い違いになるように調音パネルを設置します。
  • カーテンなどは、吸音体としての効果が見込めます。響きの量を抑えたい時には、活用をおすすめします。
  • 家具やカーテンが少なく、響きの量が多くなる場合は、設置可能な壁面に追加します。

部屋の響きの量が多すぎる場合

下記の枚数を目安に壁面に均等配置

広さ 10畳 8畳 6畳
調音パネル枚数 10枚〜 8枚〜 6枚〜

※天井高さ2.4mの場合