チェロ:構え方と弓の持ち方

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チェロ:構え方と弓の持ち方
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楽器の構え方を教えてください。

構え方について

  1. まず、普通に座ります。お尻は椅子の手前1/3くらいにします。
    ※深く腰掛けると足が開きにくくなります。
    足を広げます。膝が90度に曲がったまま、左右同じ幅だけ広げます。

    横から見て
    横から見て…
    お尻は椅子の手前1/3ですか?膝は90度ですか?

    正面から見て
    正面から見て…
    左右は同じ幅で開いていますか?

     
  2. 足を広げたまま、ご自身のおへその延長線上にエンドピンを置きます。

    足を広げたまま、ご自身のおへその延長線上にエンドピンを置きます。

  3. そのまま自分の方に楽器を倒していくと、ネックが頭にぶつかりますので、そのまま左にずらします。

    ネックが頭にぶつかることを確認してそのままネックを左にずらします。

    ネックが頭にぶつかることを確認して

    そのままネックを左にずらします。

     

    この時ご自身のみぞおちとチェロの裏板、ネックの右側が当たっているようにしてください。
    膝が90度に曲がったままなのを崩さない様に、チェロと膝を当てます。
    ※ご自身は真っ直ぐの姿勢を保っている事を確認しましょう。

    気付かないうちに、体が曲がっていることがあるので注意しましょう。 気付かないうちに、体が曲がっていることがあるので注意しましょう。

    横から見てください。鏡でも、ご家族に手伝っていただいても良いです。
    チェロの指板と駒の間(弓で弾くあたり)とご自身のおへそが同じくらいの高さなら良いバランスで構えられています。

    ちょうど良い高さの例 ちょうど良い高さの例

    おへその方が高ければエンドピンを伸ばします。

    おへその方が高いと体が曲がってしまいます。 おへその方が高いと体が曲がってしまいます。

    足が全然楽器に付かない、またはおへその方が低ければ、エンドピンを短くします。

    足が楽器についておらず、安定しません。 足が楽器についておらず、安定しません。

弓の持ち方を教えてください。

まず弓の各部名称を復習しましょう。「演奏の準備と片付け」をご覧ください。

http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/strings/start/qanda/teacher/cready/

  • 毛を下に向け左手は中弓あたりを持ちましょう。毛を握らないように注意します。

  • サムグリップとフロッグの間の棹に右手の親指と中指の第一関節をつけます。
    フロッグの金具に中指の先をつけます。

  • 人差し指を中指から少し離して第二関節をつけます。

  • 薬指と小指は指の腹をつけます。

    各々触れ合うと力みに繋がりますので、離してセッティングしましょう。

    力まないように、全ての関節が伸縮できるようにイメージします。
    親指は特に注意が必要です。

  • では、最後に楽器を持って構えてみましょう。

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    嶋田 真紀子先生プロフィール
    嶋田 真紀子先生プロフィール

    愛知県立芸術大学音楽学部音楽学科卒業。

    チェロを天野武子、ルドヴィート・カンタ、平田昌平の各氏に師事。
    室内楽を天野武子、進藤義武、福本泰之の各氏に師事。

    在学中、ウィリアムテル序曲のチェロ五重奏にて第5チェロを担当。
    ウィーン夏期国際講習会に参加、ウォルフガング・アイヒンガー氏に師事し、ディプロマを取得。

    現在ダ・コーエクァルテットのメンバー。
    2007年より上記クァルテットの自主演奏会を開催、好評を得る。

    2008年に初のソロリサイタルを行う。

    演奏活動の他、音楽教室講師等、多方面で活躍中。


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