QY10 生産完了品

シーケンサー+音源。しかも超コンパクト

QY10はニューコンセプトのシーケンサー。多機能なシーケンサーとAWM音源を内蔵し、一台だけで簡単に音楽作りを楽しむことができます。徹底した小型軽量化設計により、VHSビデオカセットサイズ・300g(乾電池を除く)を実現。バッテリードライブによる抜群の機動性とヘッドフォン端子の装備により、音楽制作をスタジオから完全に開放しました。室内から電車や車の中、そしてアウトドアまで、時間と場所を選ぶことなく、曲作りをエンジョイできます。

8トラック構成のシーケンサーセクション

シーケンサー部は約6000(8ソング)を記憶。トラック構成はシーケンス×4、バッキング×1、コード×2、ベース×1、リズム×1の9トラック。シーケンストラックにはメロディや和音、ベロシティなどのノートデータ、ピッチベンドなどのコントロール情報、そしてプログラム・チェンジ情報などを入力できます。入力は本体でのステップ入力に加え、本体上の鍵盤キーによるリアルタイム入力(アップ・ダウンキーにより11オクターブをカバー)、そして外部のMIDIキーボードによるリアルタイム入力も可能です。

独自の『バッキングトラック』を装備

QY10ではコード×2、ベース、リズムで構成された数小節のバッキングの演奏データを『パターン』と呼びます。バッキングトラックには、C7、Dmなどのコードネームとパターンナンバーを入力するだけで、本格的なバッキングが完成。スピーディで効率的に音楽を作ることができます。さらにバッキングに変化をつけるために、バッキングトラックで選んだパターンは、パートごとにバリエーションをつけることが可能。コードトラック(I、II)、ベーストラック、リズムトラックのそれぞれのパートの演奏データをエディットして、フィルイン、ブレイクなどを駆使した緻密なバッキングを作ることができます。

本格的なバッキングパターンを76種プリセット

メロディがひらめいた瞬間からすぐに曲づくりを始められるように、76種のバッキング・パターンをプリセット。ポップス、ロックからファンク、ジャズ、そしてエスニックにいたるまで、幅広いジャンルの実戦的なバッキングが満載。もちろんパートごとに入力してオリジナルのバッキングパターンを作ることも可能です。オリジナルのバッキングパターンは、インターナルパターンとして24種を記憶できます。

20種のコードでハーモニーも自由自在

コードもワイドに20種類をプリセット。基本的なマイナー、メジャーコードに加え、9th、13thなどテンション系のコードも豊富にプリセットし、ジャズ、フュージョン系の高度なコードワークにも対応します。バッキングトラックのベースオフセット機能を使えば、Dm/Gのような分数コードも入力可能。さらに複雑なコード進行もカバーします。

豊富な編集機能

編集機能も本格的。デリート、インサート、ミックストラック、クオンタイズ、トランスポーズなど、豊富な機能でさまざまな編集が可能。緻密な曲づくりにも余裕で対応します。

リアルなAWM音源を内蔵

サンプリング音源=AWM音源を内蔵。最大同時発音数=28、マルチティンバー数=8音色(DVA付)と高度なマルチティンバー機能で、シーケンサー部に対応します。厳選された30種の楽器音と、26種のパワフルなリズム音はいずれもリアルなサウンドが自慢。外部のMIDI機器による演奏も可能ですから、キーボードの拡張音源として、また外部シーケンサーやコンピュータ・ミュージックの音源としても活躍します。

MIDI対応

もちろん単体のシーケンサーとして外部MIDI音源をコントロール可能。MIDIを駆使したシステムアップもOKです。シーケンストラックのデータは、QX5FDやSY77、SY55、V50、EOS B500、B200、YS200などへMIDIバルク送信することもでき、フレーズスケッチにも最適です。

QY10活用法

・アウトドア・コンポーズ

コンパクトなボディを活かして、QY10をアウトドアへ連れ出そう。風景を見て、ふっとアイディアが沸いた時、街のノイズにインスピレーションを感じた瞬間、そのホットなエモーションのままにコンポーズ&レコーディング開始。もうチャンスは逃がしません。

・マイルームスタジオ強化作戦

はじめてのシーケンサーを手にするなら、QY10が最適。コストパフォーマンスは抜群だし、オペレーションもシンプル。プリセットコードで難しいコードも自在だから、オリジナル曲のクオリティも一気にステップアップ。ワイドなプリセットのパターンを使えば、曲のバリエーションも増えるぞ。

・最強のエクソサイズ・ツール。

バリエーション豊かなプリセットパターンを活かせば、QY10は実戦的な練習ツールに早変わり。オリジナル曲を入力して練習をしたり、テンポを落として苦手なリズムを集中的に鍛えたり。さらにミュートトラックでのマイナスワン練習や、キーを変えて転調の練習もOK。コードもプリセットで耳から覚えることができるから、ライバルが驚くほど、レベルアップはスピーディだ。