RS7000 生産完了品

より強力なサウンドメイクと柔軟な操作性を実現した「RS7000 Version 1.2」新登場!

RS7000がVersion1.2に進化しました。ダウンページよりアップデータをダウンロードし、本体をアップデートすることにより主に次の新機能が追加されます。アナログシンセの4ポールLPF(24dB/oct)の特性を持つLPF型ダイナミックフィルターや、2基のLPFを組み合わせたデュアルタイプのフィルターなど新規の12タイプのフィルターを追加しました。「グリッドステップレコーディング」中に、他のトラックのデータ再生が可能になりました。再生中にエディット/ステップレコーディング/グリッドステップレコーディングの切り替えが可能になりました。「リアルタイムレコーディング」でデータを再生しながら録音状態を一時的に解除し(再生は続行)、パッドや鍵盤で試し弾きすることが可能になりました。キーボードパッドを鍵盤として使用中に、再生中のノートをLEDで表示することが可能になりました。グリッドステップレコーディングの1グリッドが128分音符になりました。従来の16分音符単位から、大幅に細かいグリッドステップ入力が可能になり、トリッキーなアクセントの演出に非常に便利になりました。

新開発「Integrated Sampling Sequencer 」を搭載、MIDI とサンプルを統合したシームレスな制作環境を実現

MIDIデータとサンプリングデータを自由に組み合わせ高次元で融合し、革新的な制作環境を提供する「Integrated Sampling Sequencer」を搭載。新開発のビート抽出アルゴリズムにより、サンプルフレーズから自然なリリース部を合成付加した分割サンプル素材と、グルーブを抽出したMIDIパターンデータを自動生成。サンプルループとMIDIシーケンスのBPM同期をはじめ、サンプル素材の空気感を活かしたままMIDI データと同様の感覚でのコントロールを可能にします。

シンプルなブレイクビーツのビートやサウンドを自動的に分割・再構成し、多彩なバリエーションループを簡単にクリエイトできる「リアルタイムループリミックス」機能を搭載。部分的にピッチを変更したり、波形をリバースさせるなど過激にサウンドを変化させることも可能で、斬新なループサウンドを無限に作り出すことができます。また、アナログシーケンサー感覚でリアルタイムにフレーズをコントロールできる「グリッドグルーブ」機能により、サンプルループのグルーブ感をもリアルタイムに変更できます。

サンプリング部は標準で4MBのウェーブメモリーを実装し、汎用SIMMの装着で最大64MBまで拡張可能。WAV/AIFFファイルのインポートにも対応しているほか、SCSI経由でヤマハ・プロフェッショナル・サンプラー A5000/A4000/A3000やヤマハ・サンプリングユニットSU700、AKAI社S1000/S3000フォーマットのサンプルをロードすることもできます。またMIDIシーケンスを駆使したサウンドのリサンプリングもサポート。ピッチを保ったままサンプル長を変えるタイムストレッチ、サンプル長を保ったままピッチを変えるピッチコンバートなどエディット機能も充実しています。

シーケンサー部は最大16トラック構成/約260,000音を記憶可能。通常のリニアシーケンサーとしても、パターンを組み合わせて曲制作を行うパターンシーケンサーとしても機能します。緻密なプログラミングが可能なプロスペックを搭載しながらも、リアルタイムのオペレーションを重視したユーザーインターフェイスを実現。指定した範囲にノートイベントを挿入してロールを作り出す「クリエイトロール」やMIDIデータの演奏を伸張/圧縮する「ビートストレッチ」、ドラムの演奏をインスト毎に別トラックに分ける「ディバイドドラムトラック」など多彩な編集機能もスタンバイしています。

様々なジャンルを網羅した5,980もの膨大なプリセットフレーズを組み合わせるだけで、最大16トラックの本格的なループパターンやバッキングパターンをスピーディに作成することができます。アナログシーケンサー感覚でフレーズのゲートタイムやベロシティをコントロールできる「グリッドグルーブ」機能を活用すれば、さらにオリジナリティ溢れるグルーブ感をクリエイト可能。ループベースの制作スタイルを徹底的にサポートします。

充実したコントローラー群を装備し、究極のリアルタイムコントロール性能を実現

フィルター、LFO、EG、エフェクトなど主要なパラメーターにダイレクトにアクセスできる18個のコントロールノブをはじめ、直感的かつリアルタイム性を重視した快適なユーザーインターフェイスを実現。内蔵MIDI音源やサンプリング波形の音色パラメーターはもちろん、ビートストレッチやゲートタイム、クロックシフトなどシーケンスデータのリアルタイムコントロールも可能で、今までにない斬新なサウンドをクリエイト。2系統のMIDI OUT端子を装備し、外部MIDI機器のコントロール性にも優れ、MIDIシステムでのマスターシーケンサーとしても活躍します。

各パートのミュート/ソロを本体のキーボードパッドでダイレクトに操作できるほか、ミュート/ソロをはじめノブの設定などをソングやスタイル毎に5種類までシーンメモリーに記憶可能。シーンのリコール操作をソング情報としてレコーディングすることもできるため、インスピレーションを重視した楽曲制作にも柔軟に対応します。

キーボードパッドで和音を押さえ、リアルタイムにアルペジオフレーズをコントロールできる5タイプのアルペジエーターを搭載。アルペジオデータの内部シーケンサーへのレコーディング、外部MIDI出力にも対応し、もちろんMIDI同期も可能です。

ドラムパターンの入力に威力を発揮する2個のベロシティ付きパッドを搭載。アーティストのインスピレーションをダイレクトに反映したサウンドメイクを可能にします。パッドに任意のサンプルをアサインしワンショットで鳴らすなど、ライブでのパフォーマンス性能も抜群です。

ミュージックシーンをインスパイアする先進のサウンドをプリセット

次世代のミュージックシーンをインスパイアする先進のサウンドを多彩に内蔵。これらのサウンドとサンプリングを高次元で融合したループパターンも豊富にスタンバイし、サウンドメイクの即戦力として活躍します。MIDI音源部にはプロクオリティのAWM2音源を採用し、最大同時発音数62音を実現。RS7000オリジナルの最新サンプリング波形を駆使して緻密にボイシングした 1,054ノーマルボイス+63ドラムキットがスタンバイしています。

24dB/octのローパスフィルターをはじめとする強力な6タイプ(※)のフィルター、MIDI同期も可能なLFOなど音色パラメーターも充実。LFOはプリセットウェーブに加え、ユーザーオリジナルのLFO波形もプログラムすることが可能です。

4系統のハイクオリティなエフェクトを同時使用可能。リバーブ×12、ディレイ/コーラス×25、バリエーション×100、4バンドトータルEQとエフェクトタイプも充実し、サウンドメイクを強力にバックアップします。

※RS7000 Version 1.2へのアップデートにより、新規の12タイプのフィルターを追加。(計18タイプ)

マスタリングに活躍する「Master Effect」を出力の最終段に独立して搭載

マルチバンドコンプレッサーをはじめ、アイソレーション、スライスなど8タイプの「Master Effect」をマルチパート上のエフェクトとは独立して出力の最終段に搭載。マスタリング時の緻密な音質補正はもちろん、ライブパフォーマンスでサウンド全体を過激に変化させたい時にも絶大な威力を発揮するニュータイプのエフェクトです。

Master Effectリスト

ISOLATION (アイソレーション)/RING MOD(リングモジュレーター)/D-FILTER (ダイナミックフィルター)/V-DIST (ディストーション)/CTRL DELAY(コントロールディレイ)/LO-FI(ローファイ)/MULTI COMP(マルチバンドコンプレッサー)/SLICE(スライス)

SCSI端子を標準装備するなど幅広い拡張性をサポート

CD-ROMやハードディスク/MOドライブなど各種の外部SCSI機器を増設できるSCSIインターフェースを標準装備。また別売I/O拡張ボード<AIEB2>を装着することで6系統のアナログ独立アウトと2種類のデジタル入出力(オプティカル/コアキシャル)を増設することも可能。

スマートメディアスロットを標準装備(駆動電圧3.3V 対応)。最大128MBまでのスマートメディアを使用できるため、本体で制作したソング/パターンデータはもちろん、サンプリングデータなどの大容量データの保存にも余裕をもって対応します。

豊富な編集コマンドを搭載し、PC上でウェーブデータを自由にエディットできる波形編集ソフト「Wave Editor TWE」も付属しています。