AW2400 生産完了品

高精度なフェーダーやコントローラー、ディスプレイの実装や、MYスロットの搭載などプロの要求に応える、卓越した操作環境

『AW2400』は新生AWシリーズのハイエンドモデルと呼ぶにふさわしいプロフェッショナルなデバイスを数多く実装しました。堅牢さと洗練されたデザインを両立したメタルボディには、緻密なミキシングに応える高精度な100mmモータードライブフェーダーを装備。レベル監視性を高める各チャンネルに装備したピークLEDとステレオLED、操作状況を一目で把握できる大型液晶ディスプレイ(320×240)、作業効率を高める専用のロケートキーやルーティングが容易に行える「クイックナビゲート」、チャンネルごとの詳細な設定が行える「セレクテッドチャンネル」も搭載。操作性を重視し、パーツ選定から操作子の配置場所までを徹底的に検証したパネルレイアウトの採用により、プログレードの音楽制作環境を提供します。

ハイエンドモデルと呼ぶにふさわしい卓越した高音質を実現

AD/DA変換=24bit(内部処理32bit)というスペックだけでなく、開発段階でプロエンジニアを招聘しての検聴を繰り返すことで、卓越した高音質を実現しました。ヘッドアンプやAD、DA回路設計の検証と、音に関わるパーツの厳選により、周波数特性やダイナミックレンジが向上し、さらに音の定位感やアタックへの追従性もより明確でクリアになりました。

100mmモータードライブフェーダー×13を装備しオートミックスに対応

プロレベルのミキシング作業には不可欠といわれる高精度な100mmフェーダーを実装。ハイエンドなオートミックスに対応し、DM/0シリーズをはじめとするヤマハデジタルミキシングコンソール直系の滑らかで追従性の高いプロフェッショナルなモータードライブフェーダーを13本装備しています。

48入力チャンネルの本格ミキサー

インプットチャンネル×16、トラックチャンネル×24、エフェクトリターンチャンネル(ステレオ)×4チャンネル、合計48ミキシング入力が可能なデジタルミキサーを装備。インプットチャンネルの入力ソースとしては、8系統の本体MIC/LINE インプット(1〜8)、MYカードスロット経由のI/Oカードの入力チャンネル(1〜16)、DIGITAL STEREOインプットから選択可能。多彩なソースを入力可能です。エフェクトバスとは別に独立したAUXを4系統用意し、SR的な用途にも応えます。各チャンネルにはヤマハデジタルミキサーならではの強力なチャンネルファンクションを実装。全チャンネルに4バンドフルパラメトリックEQとダイナミクスを装備しています。EQはよりアナログ的なフィールのEQ TypeIIも使用可能です。(モニター側の1-24CHおよびBUS1〜2、STEREO)

XLR、フォーン独立の入力MYカードスロット×1、COAXIALデジタルI/O、などプロスペックの入出力部

ヘッドアンプを実装した8系統の入力部にはフォーン端子とXLR端子をそれぞれ独立して併装するプロ仕様。1-8ch全てにファンタム電源も供給でき、コンデンサーマイクが使用可能です。さらにCH1、2にはチャンネルINSERT I/O端子を装備。また最大16系統のアナログ入出力、様々なフォーマットのデジタル入出力をサポートするMY(Mini YGDAI)カードを装着できるMYカードスロットも一基実装。ニーズに合わせて自由に様々なフォーマットの入出力を拡張できます。出力系では STEREO OUT、MONITOR OUTに加え任意の信号を独立して出力できるOMNI OUTを4系統用意。SR的なニーズをはじめ、さまざまな用途に応用できます。またデジタルレコーダーやCDプレイヤーとの接続が行えるCOAXIALタイプのデジタルI/Oも装備しました。

※ AW2400は88.1/96kHzモードには対応しておりません。

マスタリングエフェクトなども搭載した高品位な4系統のマルチエフェクター

ヤマハデジタルミキシングコンソールを継承した最先端のデジタルエフェクターを4系統装備。インサーション、センド/リターンのいずれでも使用可能です。加えてハイグレードなCD制作が行えるマスタリングエフェクトも搭載しています。

16/24bitに対応し40GBの大容量ハードディスクを実装した24トラックハードディスクレコーダー

大容量40GBのハードディスクを実装した24トラックのハードディスクレコーダーを搭載。1パーティションは 20GBで構成され、24トラック構成でソングごとに16bit/24bitレコーディングが選択でき、高品位なレコーディングが行えます。1ソングは最大記憶容量が20GB、最大16トラックの同時録音が可能(16bit/MYカード使用時)。マルチトラック、ステレオトラックともに8つのバーチャルトラックが用意されています。さらにレコーダーのトラックには影響を与えずワンタッチで録音/再生が行えるサウンドクリップ機能も搭載しています。

※ 長時間、大容量のソングの場合、各種の操作や処理に時間がかかる場合がございます。

音程を修正するピッチフィックスや高精度なタイムコンプレッションなどの多彩な編集機能とロケート/オートパンチI/O

コピー、移動、削除などのエディットに加え、従来モデルより高音質を実現した新アルゴリズムのタイムコンプレッション(50%〜200%)、ピッチチェンジ(上下1オクターブ)を装備。ボーカルなどのピッチを修正できる「ピッチフィックス」も搭載。ロケート機能ではスタート/エンド/リラティブゼロ/A/B/イン/アウトなどの7つのロケートポイントを設定でき、さらに99のマーカーも設定可能。また、ABリピート、オートパンチI/Oに対応し、テンキーを使ったダイレクトロケートも可能です。TEMPO MAPと同期するメトロノームも用意。

SR、演劇のSEなどで活躍するトリガートラック機能

トリガートラックモードではONキーをワンプッシュするだけで24トラックそれぞれのプレイバックが可能。イベントや演劇などで使用するBGMや効果音の“ポン出し”などに便利なプロ仕様の機能です。

CD-RWドライブを実装し本体でCD制作が可能

CD-RWドライブにより各ソングのステレオトラックから高品位なオーディオCDを制作可能。さらにソングデータのバックアップやオーディオCDの再生、CD-ROMからWAVの取り込みも可能です。

コンピュータベースの音楽制作とも高い親和性を実現

USB2.0をサポートしたUSB端子を装備。『AW2400』はWAVネイティブでデータ編集を行うためソングデータや各トラックのオーディオデータをパソコン上で波形編集する、といった作業も簡単に行えます※。パソコンでのソングファイルのバックアップも可能。さらにMIDIリモート機能によりシーケンスソフトウェアやMOTIF ESなどのシンセサイザーのリモートコントロールも可能です。

※ 24bitソングをPC上で編集する場合は、32bitWAV形式に対応した波形エディタが必要です。

使用例 1

使用例 2