XGworks ST 生産完了品

グラフィカルで使いやすいインターフェースを採用

『XGworks』『SOL2』で定評のイージーオペレーションを継承し、グラフィカルで使いやすいインターフェースを実現。MIDIデータによる作曲・編曲、ボーカル/ギター演奏などのオーディオデータをミックスした楽曲制作、エフェクト処理、譜面印刷、ミックスダウンまで、トータルで本格的な音楽制作が、初めてでも簡単な操作で楽しめます。分かりやすくカラフルなメイン画面の[トラックビューウインドウ]では、MIDI/オーディオのデータを直感的に集中コントロールすることが可能。トラック毎の拡大表示も自在です。1クリックで目的のウインドウを開ける便利な[ウインドウバー](フローティング可能)、マーカーによって目的の小節や拍に快適に移動できるロケーション機能など、随所に使い勝手の良いインターフェースを追求しました。

目的に応じて使い分けられる多彩なMIDIウインドウを装備

5線譜に音符や音楽記号をマウスで貼り付けて入力できる[スタッフウインドウ]をはじめ、音符データやピッチベンドなどのコントロールチェンジ情報を数値で緻密に入力・編集できる[リストウインドウ]、音符データをグラフィカルなバーで編集できる[ピアノロールウインドウ]、リズムパートを楽器ごとに入力できる[ドラムウィンドウ]、 MIDIチャンネルごとのボリュームやパンを調節できる[MIDIミキサー]など、高機能なウインドウを多彩に装備。自分に合ったスタイルでMIDIデータのトラック制作/編集が楽しめます。各ウインドウ下部のコントロールセクションではコントロールチェンジ情報を1データ毎に表示/編集することが可能。音の強弱や速度変化もペンツールを使って簡単に修正できます。

多彩な譜面形式でのデータ入力/編集/印刷が可能

ギタリストの音楽制作に最適なタブ譜を搭載。フレット番号と音符の種類を指定するだけでギターパートを入力でき、チョーキング/トリル/スライドといったギター特有の奏法記号も簡単に入力できます。タブ譜の他、移調楽器譜/パーカッション譜/エレクトーン用3段譜など多彩な形式での譜面表示・印刷が可能。イメージ通りの楽譜をスムーズに作成/印刷できます。

初めてでも簡単に曲づくりが楽しめる「作曲支援機能」を搭載

パソコンにマイクを接続し、マイクに向かって歌った歌声をリアルタイムにMIDIのメロディデータに変換できる[ボイストゥスコアR]を搭載。思い浮かんだフレーズを、鼻歌からでもスピーディにメロディデータ化できます。また、曲調と伴奏スタイルを指定するだけで、メロディに最適な伴奏パートを自動的に作れる[オートアレンジャー]も搭載。320種のプリセット伴奏スタイルを活用して、コード進行を指定しながら1曲分の伴奏を作ることも可能です。この[ボイストゥスコアR]と[オートアレンジャー]を併用することで、コンピュータミュージックが初めてという方でも気軽に曲づくりに取り組めます。

音楽的な表現力を簡単に演出できる高機能な「表情付け支援機能」

打ち込みによる単調なMIDIデータにワンクリックで楽器固有の表現力を付加し、抑揚のある音楽的なフレーズに仕上げる[オートアーティキュレーション]を搭載しました。グルーブ/ビブラート/ハーモニー/チョーキングなどのパラメーターを設定するだけでOK。ハードロックのギター、クラシックのピアノ、スイングジャズのドラムなど、楽器と音楽ジャンルを指定するだけで[オートアーティキュレーション]を実行できるプリセットスタイルも108タイプ用意しました。また、5線譜表示の[スタッフウインドウ]には、楽譜に音楽記号を貼るだけで音の強弱、速度変化、反復、奏法などの様々なニュアンスを入力できる<スコアアーティキュレーション>機能を搭載。入力した音楽記号はコントロールチェンジなどのMIDIデータとして記録し、演奏時には記号通りに忠実に再生できます。[オートアーティキュレーション]と<スコアアーティキュレーション>を使うことで、プロレベルの音楽的な表現力を持ったMIDIデータの制作が短時間で実現できます。

VSTに対応し、様々なVSTプラグインのホスティングが可能

業界標準のプラグインフォーマット<VST>(VST2.0)に対応し、様々な市販製品やフリーウェア/シェアウェアのVSTエフェクト/VSTインストゥルメントをホスティングして機能を拡張することが可能です。新発売の当社製プラグインエフェクト『Pitch Fix』『Vocal Rack』『Final Master』をホスティングすることで、プログレードのボーカルレコーディングやマスタリングを実現することもOK。VSTホストシーケンサーとしても威力を発揮します。

706音色内蔵の高音質のVSTインストゥルメントを標準装備

PC上だけでMIDIデータを再生できるVSTインストゥルメント[S-YXG50 VST 版](ソフトシンセサイザー)をバンドル。ハイクオリティな総計706音色(676ノーマルボイス+30ドラムキット)を内蔵し、GMレベル2/XG対応の MIDIデータの再生にも対応。『XGworks ST』のインストールと同時に、PCだけでスピーディに音を鳴らして音楽制作がスタートできます。もちろん外部MIDI音源機器でも再生可能です。

24bit/96kHzでオーディオデータをレコーディング可能

ボーカルや楽器演奏など外部音声のデジタルレコーディングも可能で(※)、<MIDIデータ+オーディオデータ>によるクリエイティブでオリジナリティにあふれた楽曲制作も実現します。オーディオデータは24bit/96kHzという最高品位のサウンドクオリティでレコーディングすることが可能。また、波形編集用エディター[WaveEditor TWE](日本語版)を装備し、デジタルレコーディングしたオーディオデータの波形(WAVファイル)自体を緻密に編集することも可能です。

※外部音声をデジタルレコーディングするためにはWindows対応のオーディオインターフェースまたはサウンドカードが必要です。

MIDIデータの演奏をWAV/MP3ファイル化できる<MIDI to AUDIO>機能

使いやすい8チャンネル仕様のミキサー[Audio Mixer 01]を搭載し、各チャンネルにアサインされたオーディオトラックのレベル/パンなどを自由にコントロールしながらミキシングが楽しめます。リバーブ/コーラス/ディレイなど標準装備の多彩なソフトエフェクトやホスティングしたVSTエフェクトを活用した積極的なサウンドメイクも自在。また、[Audio Mixer 01]の音声出力はWAV/MP3ファイルとして保存でき、<MIDI to AUDIO>機能によって、[S-YXG50 VST版]やホスティングしたVSTインストゥルメントのMIDI演奏をスムーズかつダイレクトにWAV/MP3ファイル化することがOK。VSTインストゥルメントのMIDI演奏とオーディオデータの演奏を一括してWAV/MP3ファイルにすることも可能。オリジナル音楽CDの制作(※)やインターネットでの楽曲配信などもサポートします。

※オーディオCD化するためには、CD-R/CD-RW機器(パソコン内蔵型/外付型)とCDライティングソフトが別途必要です。

XGフォーマット対応MID楽器を使った音楽制作にも最適

ヤマハXGフォーマット対応MIDI楽器の音色やエフェクト、各パートのレベル/パンなどをグラフィカルな画面で緻密にコントロールできる音源エディター[XG Editor]を搭載。トーンジェネレーター『MUシリーズ』をはじめ、シンセサイザー、ポータブルキーボード、エレクトーンなどXG対応のMIDI楽器を使った音楽制作にも最適で、緻密な音づくりが手軽に楽しめます。また、『MOTIF』『MOTIF-RACK』用の音源エディターなども多彩にバンドルしています。

ソングファイルの互換性もサポート

WAV/MP3ファイルのインポート、SMFファイル(フォーマット0/1)の読み込みに対応。もちろん『XGworks V4.0/V3.0/V2.0/V1.0』で作成したXGworksネイティブファイルのロードも可能なので、従来の『XGworks』などで作成した MIDIの曲データを読み込み、オーディオデータをプラスしてリメイクしたり、エフェクトをかけてよりクリエイティブな音づくりをするなど、新しい音楽制作の楽しみ方が可能になります。

制作ガイド

1. インストールする

付属セットアップガイドのナビゲートによってインストールはスムーズに完了。PC だけでMIDIデータを再生できるソフトシンセサイザーも装備し、インストールと同時にスピーディに音を鳴らして音楽制作に取りかかれます。もちろん外部MIDI音源でも再生可能。

2. メロディや伴奏を入力する

鼻歌からでもメロディデータが作れる[ボイストゥスコアR]、メロディに最適な伴奏を自動的に作る[オートアレンジャー]を使えば、初めてでも簡単に曲づくり可能。外部MIDIキーボードを弾いてのリアルタイム入力や楽譜を使った音符入力もOKです。

3. 音楽的な表情を付ける

打ち込みによる単調なデータを抑揚のあるフレーズに仕上げる[オートアーティキュレーション]、楽譜に記号を貼るだけで強弱など様々なニュアンスを付けられる[スコアアーティキュレーション]により、入力したMIDIデータに音楽的な表現力を加えるのも簡単。

4. 歌や楽器演奏を録音する

ボーカルや楽器演奏など外部音声のデジタルレコーディングも可能なので、オリジナリティを追求した曲作りも思いのまま。[WaveEditor TWE(※)]では録音したオーディオデータ(ウェーブ)自体の編集も自在です。

※外部音声をデジタルレコーディングするためにはWindows 対応のオーディオインターフェースまたはサウンドカードが必要です。

5. 編集やエフェクト処理をする

[リストウインドウ]で数値で緻密に編集したり、[ピアノロールウインドウ][ドラムウィンドウ]でのグラフィカルな編集など自由度の高いMIDIデータ編集が可能。[XG Editor]でXG音源の音色やエフェクトをコントロールすることもOK。

6. ミキシングして曲を仕上げる

[Audio Mixer 01]では各オーディオトラックのレベル/パンなどを自由にコントロールしながらミキシングが可能。標準装備の多彩なソフトエフェクトや市販・フリーウェア/シェアウェアのV S T エフェクトを活用した音作りも思いのままです。

7. CD やMP3 ファイルにする

[Audio Mixer 01]の音声出力はWAV/MP3 ファイルとして保存でき、[S-YXG50VST 版]や市販・フリーウェア/シェアウェアのVST インストゥルメントのMIDI演奏をWAV/MP3ファイル化することも簡単。オリジナルの音楽CD(※)を作ったり、インターネットで曲を配信するなど、音楽の楽しみも広がります。

※音楽CD の制作にはCD-R/CD-RW 機器とCD ライティングソフトが別途必要です。

8. 譜面印刷もOK

5線譜はもちろん、ギター用のタブ譜、移調楽器譜、ドラム譜、エレクトーン用3 段譜など多彩な形式で譜面を美しくプリントアウトすることも可能です。

追加機能1 - コードウィンドウ

Chord Windowは、ギターのコードをさまざまなコードポジションで簡単に入力することができるウィンドウです。あらかじめ用意されたローポジション、ハイポジションのコード以外にも、ユーザーの好きなポジションでのコード入力が可能です。また、ユーザーの作ったコードポジションはコードファイル(拡張子. chd)として保存/読み込みが可能です。

追加機能2 - ピッチベンドウィンドウ

ピッチベンドウィンドウは、他のウィンドウで選択されたノートに対して、各種ギター奏法を表現するためのピッチベンド情報(コントロールチェンジ#)を入力することができます。あらかじめ用意されたテンプレートの中から好きなものを選び、微調節を行うだけで、チョーキングやボトルネックなどのオーソドックスな奏法や、トリル、アーミングなどのダイナミックな奏法まで、さまざまなギターのニュアンスを簡単に付け加えることができます。