CP1 生産完了品

CP1 アーティストコメント

坂本 龍一

坂本 龍一

坂本: 「CP1は、ニューヨークのスタジオで、作曲、レコーディングなどで使用しています。まぁ僕の場合、曲作りイコール、レコーディングみたいなものですけど。

ピアノ音色については、本物のグランドピアノの胴の鳴りの響きってのかな、胴の中で鳴っている音が僕はとても好きで、それが大事なんですけども、なかなか人工的に再現するのは難しいと思うんです。でもCP1はかなりニュアンスが近づいてきたと思います。

新しい鍵盤もだいぶ本物に近くなってきて、デリケートな感じがするし、音色とのマッチングが良く聴こえる要因の一つかもしれませんね。タッチが良いっていうのはね。

デザインはもっと斬新にしてもいいんじゃない!!僕は斬新な物が欲しいですけど(笑)」

【坂本 龍一】
1952年東京生まれ。
東京芸術大学大学院修士課程修了。1978年『千のナイフ』で ソロデビュー。同年、細野晴臣、高橋幸宏と『YMO』を結成。散解後も、音楽・ 映画・出版・広告などメディアを越え活動。1984年、自ら出演し音楽を担当した 『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞他を、映画『ラストエンペ ラー』の音楽でアカデミー賞、グラミー賞他受賞。以後、活動の中心は欧米へ。 1999年制作のオペラ『LIFE』以降、環境・平和問題に言及することも多く、アメ リカ同時多発テロ事件をきっかけとした論考集『非戦』を監修。 自然エネルギー利用促進を提唱するアーティストの団体 artists' powerを創始するなど、活動は多岐にわたっている。
1990年より米国、ニューヨーク州在住。
坂本 龍一 オフィシャルサイト:http://www.sitesakamoto.com

槇原 敬之

槇原 敬之

槇原 : 「僕はテレビやコンサートで、自分のマスターキーボードとしてCP300を使っていました。
でも実は、よりピアノの音色に近い音が出るキーボードが出ないかとひたすらずっと願っていたのですが、CP1を弾いてみて、遂に僕の願いを叶えてくれるキーボードに出会えたという感じがしました!

大きさもちょうどよく、いろんな種類の音が必要レベルにとても良い音色で揃えられていて、なおかつ弾いた感じと音が出るタイミングにあまり誤差を感じないというところが、このCP1をとても気に入った理由です。
本当に素晴らしいと思うので、是非いろんな方に使って欲しいですね。
僕はこの先、CP1をマスターキーボードとして使いたいと思います!」

【槇原 敬之】
1969年 5月18日生まれ 大阪府高槻市出身 血液型 O型 1990年デビュー。
これまでに40枚のシングル、16枚のオリジナルアルバムを発売。コンサートではフルオーケストラとの共演など、毎回趣向を凝らしたステージを披露。自身での作詞、作曲、アレンジはもちろん、他アーティストへも多数の作品を提供。2010年、デビュー20周年を迎える。現在、9匹の犬と暮らしている、大の愛犬家。
槇原 敬之 オフィシャルサイト: http://www.makiharanoriyuki.com/

財津 和夫

財津 和夫

財津 : 「PAモニターから返ってくるPianoの音が良い音をしてる。 サンプリングが良いのか、弦のバランスが良くて、音の境目が気にならない。 どこかが聞き取りにくくなるとか、違う感じになるって事がないので、 凄くバランス良く全体のオケも聞こえてくる。」

筧敏彦(Tech) : 「前回までメインキーボードをS90 ES、音源をS90 ES内蔵やMOTIF-RACK ES、MOTIF XSと色々試してきました。

しかし、どの音源も、ある場所にくるとサンプリングの狭間にぶつかり、音色が全く変わってしまう。凸凹感をグラフィックEQで補正しても、音が抜けてこなかったり、逆に耳に痛いぐらいピークがきてしまったり、会場によっては苦労しました。

CP1は、その狭間が気にならないんです。だから各会場での音作りがとてもしやすい!pp(ピアニッシモ)でも旋律が綺麗に聞こえてきます。」

【財津System】
CP1 XLR Out L,R → to PA(House&Back Member)
CP1 フォーンジャックOut L,R → Mixer(Volume Control用) → to PA Monitor(財津Self Monitor)

【財津 和夫】
1948年2月19日生まれ、福岡県出身。
1972年、東芝レコードよりTULIPとして「魔法の黄色い靴」でデビュー。1978年からソロ活動をスタート。8年ぶりとなる最新ソロアルバム「ふたりが眺めた窓の向こう」発売中 現在、全国ソロツアー中で、Yamaha CP1を使用。
財津 和夫 オフィシャルサイト: http://www.zaitsukazuo.com/

福田 裕彦

福田 裕彦

福田 : 「圧倒的にプレイヤーフレンドリー!!

とにかく弾きやすい。圧倒的に弾きやすい。もうビックリ。これが、CP1に関する僕の最も率直な感想です。例えば、どうしても特殊な精神状態に陥りがちな大規模アリーナでのライブなどで、鍵盤に触って音が鳴ったとたんに落ち着くという「電子楽器」は、少なくとも僕にとっては存在しませんでした。特に「電子ピアノ」のジャンルでは、従来の「ピアノタッチ鍵盤」に込められたエンジニアリング上の意思が、しばしば鍵盤を叩く指を必要以上に跳ね返し、ステージの緊張感の中でその感覚を手なずけるのには、ある程度以上の時間が必要でした。しかしCP1ではその必要が全くありません。音色とタッチの関係がとにかく素直で、この音をこう出したい、という意図が実にストレートに反映され、余分な思考が入り込むスキがない。優れたアコースティック楽器のように、演者が演奏に集中できるのです。驚異的にプレイヤーフレンドリーなキーボード、と言えるでしょう。」

【福田 裕彦】
1957年東京都出身。
80年代は主にスタジオプレイヤーとして1000曲以上のレコーディングに参加。90年、小泉今日子「見逃してくれよ!」でオリコン1位獲得以降は主に作編曲家として活動。ゲーム音楽、アニメ音楽も多数制作。98年以降、浜田省吾ツアーのキーボード、ストリングスアレンジを担当。03年、PS2ゲーム「Over The Monochrome Rainbow」の企画、総監督を務める。(株)大頭(だいず)主宰。
映画音楽作品
08年 河崎実監督作品「ギララの逆襲~洞爺湖サミット危機一発~」
09年 井口昇監督作品「ロボゲイシャ」
10年 中平一史監督作品「スケ番ハンターズ 総括殴り込み作戦」
中村和彦監督作品「アイコンタクト」

株式会社大頭HP:http://www.daiz.tv/top.html
ブログ「裕福バカデミア」:http://blue.ap.teacup.com/punipuni/

松本 圭司

松本 圭司

松本 : 「YAMAHA CP1に初めて触れた時に、まず鍵盤の感触に驚きました。今までのデジタルピアノは軽すぎたり不自然な重さがあったり、しかしそれでもYAMAHAのタッチはこれまでとても感触が良かったのですが、木製鍵盤のおかげなのか、適切な重さで指に負担がかからない。
さらにエレクトリックピアノのモデリングの鍵盤に吸い付くような感じ、これは現時点でのエレピモデリングの最高のもので、それぞれ時代のものをうまくエミュレートしていて、細かいセッティングも可能で、色々なシチュエーションにマッチします。
トーンバーの挙動を本当にうまく再現してあって、これも優秀な内蔵エフェクトと組み合わせると、どの時代の音色も再現する事が出来ると思います。

アコースティックピアノの音色もとてもうまくチューニングされていて、出力のDAのおかげなのか、とても存在感のある音色です。クラシカルな音色から、ジャズ、ロック、ポップス、どのジャンルでもチューニング次第でうまくフィットします。
早速色んなステージ、レコーディングで使用していますが、エンジニアの方の評判も良く、仮録音時に使用し、後にアコースティックで置き換えようと思っていたものも、この音の方が良いという事になったこともあります。とにかくCP1が来て、これほど演奏するのが楽しいと思えたデジタルピアノは初めてです。」

【松本 圭司】
1973年4月12日 札幌生まれ。
幼少の頃から音楽に目覚める。高校進学を期にバンド活動を始め、ロック、ソウル、ファンク、 ジャズなどあらゆる音楽スタイルを柔軟に吸収する。1992年、高校卒業後上京し、キーボーディスト、ピアニストとして活動を始める。1996~98年頃、葉加瀬太郎氏のバンドやプロジェクトで共演。1998年末からT-SQUAREのサポートキーボーディストとして参加し、1999年7月に正式メンバーに、2000年8月にバンド形態の解消により退団。アルバム「T-SQUARE」に自作曲4曲提供。2003年に1st solo album "Life"リリース。その後レーベル"bootrecord"を立ち上げ、数枚のアルバムを発表。
自分の活動以外でもアーティストのツアーサポート、スタジオミュージシャン、アレンジャーとして活動中。これまでゴスペラーズ、東儀秀樹、中島美嘉、akiko、キリンジ、森山直太朗、矢沢永吉、槇原敬之などのライブツアーに参加。
松本 圭司 オフィシャルサイト:http://keijimatsumoto.com

井上 鑑

井上 鑑

井上: 「先ず印象的なのは、スリムでシンプルなシェイプでした。どうも鍵盤楽器奏者は楽器の後ろで半分見えない!?ようなシチュエーションをあっさり諦めて受け入れてしまうような所があるのですが、この楽器を操る人は全身のファッションに気をつかっておかないとだめでしょう。これは冗談ではなく、聴く人と弾く人の内面的な距離を近づけてくれるようなデザインだと感じます。

弾く人と楽器の関係について言えば、かなり細かくパーソナライズできるようなきめの細かさがあるので「自分の音」感覚はプレイ以前にかなり出せると思います。沢山の種類の音が出てくる玉手箱というよりは、本当に気に入った手作り高級万年筆とお気に入りのインク、もしかしたら自分でブレンドしたインクで丁寧に手紙を書く…そんな感覚でしょう。

ですので、ボサノバとか音響系とか、今までのSTAGE PIANOの若干ハードタッチなイメージとは違う繊細さの要求される音楽にも生きる楽器だと思います。中低域の柔らかく豊かな響きは、弾き語り系のアーティストにとって頼もしい味方になるでしょう。

個人的に大感激したのは、XLR端子のバランスアウトプットです。ステージ周りの電気的な知識に強くなくても楽器本来の音色と広い周波数帯域をPA側に送ることが出来るのは素晴らしいことです。接点のトラブルが減るという実利面での貢献もありますけれども、何と言っても「原音を出来るだけストレートに聴き手に届けたい」と設計開発されたスタッフのみなさんの「流石の心意気」をひしひしと感じます。

既に数回ステージでも演奏しましたが、鍵盤のフィーリングもなかなか自然です。贅沢かもしれませんが、曲作りに使うアーティストも多いことでしょう。そんなことを感じるのも、CP1が「楽器らしい楽器」だからなのだと思います。」

【井上 鑑】
桐朋学園大学作曲科で三善晃氏に師事。1981年、 Single『GRAVITATIONS』でデビュー。寺尾聰『ルビーの指輪』で日本レコード大賞編曲賞受賞。以降、先鋭的な作編曲家、アーティストとして先端を走り続け、多数のヒット作を持つ。2006年、13枚目のアルバム『CRITERIA』を発表。松岡正剛氏主宰「本座」内に斬新な音楽と言葉のウェブサイト「千律譜BASHO」を連載中。
井上 鑑 オフィシャルサイト:http://www.akira-inoue.com

伊澤 一葉

伊澤 一葉

伊澤 : 「以前CP300を使っていましたが、CP1のグランドピアノの音色はより生ピアノの音色に近付いていると感じました。フルレンジで鳴しても均等に音の艶を感じます。エレピの音色についても、デフォルトのサンプリングもそうですが、スピーカーやエレピの年代まで選べて素晴らしいと思います。タッチ感も本物を弾いているような心地になります。プリアンプとパワーアンプが付いているのでバンドサウンドでの音色決めなどでは重宝しています。

新しい鍵盤(NW-STAGE鍵盤)は主にエレピ音色でのタッチ感が気に入っています。キーオフの繊細なサンプリングが弾き手のプレイを大きく助けてくれると思います。ピアノ音色での鍵盤の浅さはベロシティの加減で対応しています。デザインもマットな質感でお洒落さんだと思います。CP1をもっと使い込んで早く自分の楽器にしたいと考えています。細部まで潜れる分、追求は弾き手のポテンシャルに委ねられます。」

【伊澤 一葉】
1976年7月4日生まれ 辰年 倉敷市出身
4歳からピアノを始める。中2よりギターを始め、それと共にバンド活動開始。高校生時代からボーカルも務める。大学入学と同時に上京。新たなバンドと共に作曲活動も行う。2004年末、バンドあっぱを結成。 2005年初夏より東京事変に参加。
東京事変 オフィシャルサイト:http://emimusic.jp/tokyojihen/

安部 潤

安部 潤

安部 : 「ピアノ、キーボード奏者にとって、自分が完全に納得するステージ用エレピの模索はある意味“永遠の課題”かもしれません。 音色、アンサンブル内でのバランス、弾き心地・・・。自分にとってCP1は“やっと出会えた”的印象があります。 実際使用するようになってちょっと時間が経ち、既にいろんな現場で使ってみました。 ステージでは、今までのエレピでは出せなかった表現ができ、木製鍵盤の効果もあり、フレーズもかなり弾きやすいです。 鍵盤と音色の相性も素晴らしく、感動ものです。

モデリングによる音の明暗もかなり自然で、今までに体感したことの無い弾き心地を味わえます。 先日、生ピアノを弾くレコーディングの機会がありまして、CP1と比べ良いほうを採用、ということがありました。 生ピアノも、エンジニアの方の技術も信頼できる状況だったのですが、その時はCP1の方を採用しました。 一緒にレコーディングした他のミュージシャンの方々も絶賛、驚かれていました。“新しいエレピ”の誕生では無く、“新しい楽器”の誕生であると言っても過言ではないでしょう。」

【安部 潤】
1993年にアレンジャーとしてデビュー。 伊東たけし、嵐、KinkiKids、リュ・シウォン、渡り廊下走り隊、YUKI、女子十二楽坊、など多数の作・編曲、サウンド・プロデュースを手掛ける一方、映画主題歌や劇音楽、テレビやラジオのCM音楽の制作なども幅広く手掛けている。 また、ピアノ・キーボード奏者としても、ANRI、Ryu、池田聡など数々のアーティストのコンサート・ツアー・サポートや、その他レコーディングに精力的に参加。 2008年にはビル・エヴァンス(sax)、クリス・ミン・ドーキー(bass) etc...をゲストに迎え、NY録音を含む自身の2nd Album「OUR PURPOSE HERE」をリリース。
安部 潤 オフィシャルサイト:http://www.junabe.net

YANCY

YANCY : 「本当にアコースティックピアノを弾いている感覚で使えます。エレピサウンドもビンテージエレピを実際に弾いているかと錯覚するほどです。いままでの楽器とは違った存在感を持った楽器として使ってみたいと思います。(コメントムービーより抜粋)」


【YANCY】
沖縄生まれ、東京、岐阜、兵庫と転々として育つ。11/12生まれ。O型。

シンガーソングライターとしての活動と並行して様々なアーティストのレコーディングやライブサポートに参加。またアレンジャーやサウンドプロデューサーとしても評価されておりレコーディング作品も多数。 ルーツミュージックのフィールドではDr Jhonやオル・ダラのフロントアクトを務め、Otis RushやBuddy Guyとも共演。

近年はハーモニカ・ボーカルのKotezとのユニット、『kotez&yancy』やj-popシーンを代表する5人のピアニストによるロックピアノプロジェクト『CRAZY FINGERS』で活躍する一方、自らの音楽的ルーツである70年代のS・S・W(シンガーソングライター)を強く感じさせる作風でビンテージ楽器と録音機器を揃えた自宅スタジオ『SUNNY PLACE』にて自らの作品や様々なアーティストの録音も手掛けている。
YANCY オフィシャルサイト:http://yancy-piano.com