Absolute Hybrid Maple

ハイブリッドメイプルシェル

新しいアブソルートハイブリッドメイプルでは、ヤマハドラムス最上位機種「PHXシリーズ」より受け継いだハイブリッドシェル構造を採用しました。シェル中央の芯材には、強度の高いアフリカ原産のウェンジを配し、その両側をメイプル材で挟み込みました。このハイブリッド構造により、メイプルの特長である明るくぬくもりのあるサウンドに硬く重厚なサウンドが加わり、中音域から低音域まで幅広いダイナミックレンジを実現しました。アブソルートハイブリッドメイプルは、ピアニッシモ(pp)からフォルテッシモ(ff)まで、ドラマーの求めるサウンドを明確に表現出来るドラムです。

フックラグ

全てのシェルにフックラグを搭載。簡単でスピーディーなヘッド交換を実現すると共に、ハイテンションチューニングに対する堅牢性と正確なチューニングを実現しました。ラグベースは接地面を最小限に抑えるデザインを採用。シェル鳴りを最大限に引き出します。

YESSⅢシェルマウントシステム

ヤマハ独自のタムマウントシステムY.E.S.S.(Yamaha Enhanced Sustain System)から発展した「Y.E.S.S.Ⅱ-mマウントシステム」。アブソルートハイブリッドメイプルでは「Y.E.S.S.Ⅱ-m」から更なる進化を遂げた新タムマウントシステム「Y.E.S.S.Ⅲ」を搭載。タムマウントプレートにスティール板を採用した「YESSⅡ-m」の一体構造を見直し「YESSⅢ」では樹脂製プレートとフラットバーによる連結構造に変更。これにより「YESSⅡ-m」と比較し、よりマウント全体の”しなり”を生み出し、ショックマウントの効果が高まりました。更に、シェルの共振周波数が下がったことで、シェル個々の音の分離性が向上。ヘッドの振動エネルギーをハードウェア側に極力逃さずシェル鳴りの良いドラムに生まれ変わっています。

新設計タムホルダーベース

軽量で接地面積を抑えた新デザインのタムホルダーベースを搭載。バスドラムのシェル鳴りを最大限に引き出します。

ベアリングエッジ形状

ドラムセット全体の音色を最適にコントロールする為に、バスドラム、フロアタム、タムタム、スネアそれぞれに独自形状のベアリングエッジを採用しました。フロアタム/タムタム/スネアドラムには、45°/R1.5*と鈍角なエッジ形状を設定。低音が強調された深みのある力強いサウンドを実現しました。 バスドラムには30°/R1.5*と鋭角な形状を施すことにより、明確なアタック感を持った重厚で迫力のある低音を響かせます。

*エッジ角度及びヘッドと接触する頂点の丸みを表しています。(R=半径)

ベントホール

シェル内の空気を適度に逃す役目を担うベントホール(空気孔)は、打感を左右する重要な要素です。音の立ち上がりと適度なサスティンの長さをコントロールするべく、シェルサイズに応じた最適なベントホール数と配置を考慮し施しています。

シェル内面ヴィンテージナチュラル塗装

シェル内面にはヴィンテージナチュラル塗装を施し、外観面の向上と最適なサウンドコントロールを実現しました。

3.0mmアルミダイカストフープ

3.0mm厚のアルミダイカストフープを搭載。アタック感のあるタイトで切れのあるサウンドを引き出します。