XP100T 生産完了品

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ヤマハは長年のアコースティックドラムメーカーとしての歴史の中で世界中のドラマーの信頼を勝ち取り、心地よい打感と自然な演奏感へのノウハウを蓄積してきました。そのような背景の下、ヤマハはエレクトリックドラムの新たなスタンダードとなるドラムパッドの開発を進め、DTX-PADを完成させました。DTX-PADはドラマーが叩いていて気持ちの良い打感、アコースティックドラムに近い演奏性、群を抜いた静粛性を特長としています。この次世代のドラムパッドがエレクトロニックドラムの世界で新たな扉を開きました。


TCSヘッドの“発泡シリコン”という発想

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DTX-PAD断面図

DTX-PADの核となるTCSヘッドの内部には、無数の小さな気泡が含まれています。この泡の大きさと数量を調節して、いくつもの “こだわり”を実現しています。

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  • スティックの動きとリバウンドを完全再現
    DTX-PADはアコースティックドラムに迫る打感を実現しています。パッドを叩いた後のスティックはいたずらに跳ねすぎることなく、適切なリバウンドを生み出します。内部の気泡をコントロールし、スネアパッドは少し硬めに、タムパッドは柔らかめに設計。フィルインの自然なつながり感を再現しています。
  • 叩いていて気持ちの良い打感
    「エレクトロニックドラムパッドの演奏性は打面の硬さとリバウンドにより決定付けられる」。ヤマハが長年のリサーチの末に辿り着いたひとつの結論です。適度な跳ねかえりと柔らかすぎないタッチがあなたの演奏意欲を常に刺激しつづけます。
  • 圧倒的な静粛性
    TCSヘッド内部の気泡は演奏性だけでなく静粛性にも寄与しています。ショット時にはクッションのように作用し、打音を和らげます。XP70を除くDTX-PADでは、フローティングシステムと併用する事で静粛性が更に向上しています。
  • 手首、ひじへの負担を軽減
    TCSヘッドの気泡はヒット時の打音に加え、衝撃も吸収してくれます。ハードに演奏しても手首やひじに負担をかけずに楽 に演奏できます。

 

フローティングシステム

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左:DTX-PAD側面、右:DTX-PAD断面

DTX-PADの卓越した静粛性の秘密はその内部構造にあります。ヘッド部と胴体パーツを直接触れさせない独自のフローティング構造により、静かな打音と パッドの感度向上を実現しました。フォルティシモからピアニシモまでのダイナミクスを余すところなく表現し、細かなゴーストノートも再現します。(※XP70を除く)

TCSヘッド(テクスチャード・セルラー・シリコンヘッド)

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コーテッドヘッドを再現した表面の適度なざらつき感が、ヘッドショット時にありがちなスティックの横滑りを防ぎます。特殊なシリコン素材に加え、表面に施されたこのざらつきがアコースティックドラムに近い演奏感の秘訣です。

リムスイッチ

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左:オープンリムショット、右:クローズドリムショット

XP70を除く全てのDTX-PADは3ゾーン構造です。
ヘッドショットだけでなく、オープン/クローズドリムショットに対応。またリム部に別の楽器の音色を割り当てることも可能です。

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パッドコントローラー

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上位DTX-PADのXP120SD(T)、XP100SD(T)にはドラムのチューニングやスネアワイヤーの張り具合をワンタッチで調節できるノブ”パッドコントローラー”を装備しています。

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