YVN500S

“A.R.E.”技術が、より豊かで深みのある響きを実現しました。

A.R.E.(Acoustic Resonance Enhancement)とは、温度、湿度、気圧を高精度に制御することで音響特性を改善する、ヤマハオリジナルの木材改質技術です。その基礎となる技術は特許を取得しています。長い時間を経た木材の経年変化と同様の変化を短期間で生みだすことで、中低音の伸びが大幅に向上し、高音の立ち上がりの増大や減衰の高速化を実現しました。この技術をバイオリンに応用することで、長い年月を経て熟成された名器を彷彿とさせるような音の伸びや響きが得られ、演奏家の多彩な音楽表現に柔軟に応えます。

また、A.R.E.技術は薬剤等を一切使わない環境にやさしい技術です。

◆特許 日本 特許番号3562517/ヨーロッパ EP 1291143

◆経済産業省主催 第3回「ものづくり日本大賞」製品・技術開発部門優秀賞受賞

A.R.E.についての詳しい情報は「A.R.E.とは」をご覧ください。

熟練のクラフトマンシップによる製造技術と最新の技術を融合しました。

100年以上に及ぶ木製楽器生産の基礎技術・技能に加え、10年以上に及ぶアコースティックバイオリンの製造技術を結集。伝統のクラフトマンシップと3次元CADによる高精度モデリングや有限要素法による振動解析など最新の楽器技術を融合させ、ヤマハとして「理想のバイオリン」を追求しました。

味わいと風合いのあるアンティークフィニッシュを採用しました。

入念に施された塗装に加え、あたかも長年使い込まれたバイオリンのような“年月を経た熟成”を表現した「アンティークフィニッシュ」デザインを採用。「ニスの退色」「演奏や取り扱いに伴う傷やニスの剥がれ」「木目(テクスチャ)の演出」「エッジの経年変化」などを演出し、味わいと風合いのある外観にしています。なお、この「アンティークフィニッシュ」は塗装後に新たな塗膜でコーティングするため、日常の使用程度では拡大・悪化することはありません。