21期生奮闘記~5月~

5月7日、連休の帰省から戻った生徒たち。

これからの難関を突き進もうと心新たに実習に向き合います。

■各楽器の分解組立

4月のフルートから始まり、その後ピッコロ・クラリネット・サックスと分解組立の実習がありました。

サックスにいくにしたがってキイの点数も増え、構造も複雑になっていきます。生徒たちは必死に覚えようと食らいつきます。

分解組立の実習からまもなくテストが行われ、分解し組み立てするだけと思っていた生徒たち。

これもまたアカデミー恒例!まさかの分解されたキイをトレーの中でバラバラにし合うという苦行が・・・横の人とトレーを交換し、相手のためを思って(?)キイを全てバラバラに配置。悲鳴があがりました。

分解組立手順を覚えるだけでなく、キイの配置とキイの特徴なども覚えることが求められます。

■タンポあわせ・連絡調整実習

5月はクラリネット・ピッコロ・サックスのタンポあわせの基礎を教わります。

タンポ合わせと連絡調整の実習は各楽器3クールに分かれており、4月・5月では第1クールの基礎を築く大切な時期となります。

まだ火の使い方になれていない生徒たちはタンポを焦がしてしまったり、破いてしまったりと苦戦中。

タンポ合わせの精度と外観など合格がもらえるまで作業しては検品に並ぶ日々です。

■フルート吹奏訓練&発表会

4月の中旬より週一回の4回コースで実施される、プロ奏者による吹奏訓練が最終回の発表会を迎えました。

この約1ヶ月、実習の予習復習やノート整理にに追われながら時間を捻出し練習に励んできました。フルートを始めて吹く生徒が17人中15人。発表会では1人ずつ前に出てソロを披露しました。

この日MVPを獲得したのは、チューバ経験者の阿部君。

曲名は『いい日旅立ち』。チューバで培った余裕の呼吸捌きとシリアスな音色を武器に会場を魅了しました。

■プロ奏者がアカデミーにやってきた!!

5月17日に元東京都交響楽団の首席クラリネット奏者の山本洋志先生の特別講義が行われました。プロ奏者のお話が間近で聞くことができる絶好のチャンス!いつもとは違った緊張感に包まれながら、プロ奏者目線の楽器への考えや修理技術者に求めることなど貴重な機会となりました。

■バンドクリニック会場運営手伝い

5月18日~20日に行われたジャパンバンドクリニック2018。

各講座の聴講とコンサート会場のスタッフとして参加しました。

準備では周りの人に聞きながら積極的に動き、若さが眩しく輝いておりました。

そして、今回初めてブースを出展いたしました!!

たくさんの関係者の方や卒業生が来てくださり、アカデミーをアピールしていただきました。本当にありがとうございました。

展示ブースと福澤所長

今後もアカデミー全員で盛り上げてまいります!