21期生奮闘記~10月~
9月30日、台風24号の日本縦断に伴い静岡県西部では大規模な停電となり、生徒たちの住む袋井市の寮でも2日間の停電と断水に見舞われました。
水は約500m離れたところまで汲みに行き、アカデミーでは生徒分の懐中電灯を急遽用意。
そんなピンチも仲間と協力し合い乗り越えた生徒たちです。
■トランペット吹奏訓練発表会!
トランペットの吹奏訓練も4回目の発表会を迎えました。
寮の音楽室やアカデミーの実習時間の合間を使って、コツコツと練習してきた生徒たち。
もともとトランペットを吹いていた2名以外も水口先生のご指導によりトランペットらしい音を響かせていました。
今回も吹奏訓練講師の水口先生からMVPを、福澤所長から福澤賞を、講師からはがんばったで賞を選出いたしました!
見事受賞された方々!
スライドが本業とは思えないピストン捌きで魅了したMVPの古屋さん(トロンボーン経験者)、感情を揺さぶる選曲と豊かな音色で福澤賞を受賞した坂田さん(ユーフォニアム経験者)、勢いのある曲でギャップを魅せたがんばったで賞の石川さん(ホルン経験者)。
生徒それぞれ素敵な音色を聴かせてくれました!
集合写真は水口先生のかっこいいキメポーズで!!
次回の吹奏訓練はトロンボーンです!
■金管楽器3科目の模擬試験実施!!
夏季休暇明けから取り組んできた金管楽器の実習も佳境に入りました。
気付けばもう10月。
あと1ヶ月でリペアグレードの本試験が迫っています。
本試験と同じ内容・同じ時間で実施する模擬試験に生徒たちの顔つきも緊張で強張ります(汗)
試験の準備もバッチリ!!
1日で3科目…トランペット2時間、トロンボーン1時間、ホルン2時間をやりきりました!ぐったりの生徒たちです。
この結果も踏まえ、12月初旬に予定されている本試験に向けて精進します。
■須川展也先生が?!自分たちの調整した楽器を吹いてくれる?!
先月にも行われたプロ奏者の方による特別講義が再び実現!
日本が誇る世界的サクソフォン奏者の須川展也先生にお越しいただきました!
今年はなんて贅沢なんでしょう…。
今回は団体戦!ということで1グループ3~4名の4つのグループに分かれて、協力し合い1本の楽器を仕上げました。
グループ名は様々でそのチームの特色が出ています。
レゾネータおさめ隊(※由来は後に説明させていただきます)
下剋上'S(メンバーの平均点が低いというところから由来)
ABC(あたりまえのことを、バカにしないで、ちゃんとやろう!が由来)
颯楠坂25(サックスざか25 ※サックスの音孔の数が25個というところから由来)
公開処刑御免隊
ん?あれ?1グループ多いのでは???公開処刑御免隊???!!!
公開処刑御免隊はなんと技術サービスグループ所属のアカデミーOBOG社員たち!業務命令(?)で急遽参加!!その名の通り、後輩たちの前で公開処刑は避けたい先輩たち(汗)
楽器は一度回収し、どの楽器がどのグループの楽器なのかわからないまま須川先生に検品をしていただきました。
順位と講評を全てお聞きした上で結果発表!!
生徒たちの結果は…。
公開処刑御免隊の公開処刑は免れるのか…!?
見事1位に輝いたのは、大人気なくあらゆる情報網を駆使して仕上げてきた先輩グループ、公開処刑御免隊!
なんとか面子を保つことに成功!…ほっとしてましたねぇ。
2位に輝いたのは、レゾネーターおさめ隊!
サックスのタンポと呼ばれるパーツにはレゾネーターという物がついています。
このレゾネーターをしっかりとおさめながらタンポの合わせを行うことを意識し作業した生徒たちです。
慌しく過ぎ去る日常の中、いい意味での緊張感と新たな課題が見えた貴重な機会となりました。
■トロンボーン吹奏訓練発表会。
トランペットの吹奏訓練が終わり、翌週からはトロンボーンの吹奏訓練が座間先生のご指導のもと始まりました。
早いもので気付けば4回目の発表会です。
トロンボーンのケースを抱きかかえ、寮でも練習してきた生徒たち。
今回も吹奏訓練講師の座間先生よりMVPを、福澤所長より福澤賞を、講師よりがんばったで賞を選出いたしました!
見事!受賞された皆さん。
MVPはトロンボーン経験者の古屋さん!情熱大陸を見事なスライド捌きで吹き上げ、演奏の最後には落ちまでつける余裕っぷり!
福澤賞は、トランペット経験者の松下さん。トランペットで培ったきれいな高音を響かせました。
がんばったで賞は、ホルン経験者の友久さん。歌手グループのゆずが大好きな友久さんは『栄光の架け橋』を心を込めて吹きました。
吹奏訓練は以上で終了ですが、やっぱり楽器を吹くって楽しい!!
リペアグレードの本試験に向け忙しい中でも、この仕事を目指したきっかけである音楽・楽器を楽しむということを忘れずに、多くの方と共感してほしいと願います。