フォレストシティビッグバンド～先進的スマートシティにおける、心の通ったコミュニティー～

森のシティ 街びらきフェスタ

千葉県の東武野田線「新船橋」。船橋や西船橋は知っていても、「新船橋」と聞いて、街のイメージが浮かぶ方はまだまだ少ないかもしれません。そんな新船橋駅前に生まれた新しい街「ふなばし 森のシティ」は三菱商事株式会社と野村不動産株式会社によって開発され、およそ1500戸の住居と商業施設、病院や子育て支援施設から構成されています。
この大規模で新しい街に音楽を使ったコミュニティーを形成し、住民間の繋がりを生み出すことが、プロジェクトの課題でした。

2013年5月11日、「〜クリーン・グリーン・スプリング〜 森のシティ 街びらきフェスタ」が開催。当日は雨のため、野外で予定されていたイベントが、プラウド船橋（マンション）のクラブハウスの中や、公園に設置されたテントの下、遊歩道に敷設された屋根の下で行なわれました。
会場では「早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブ」のメンバーによる演奏の他、地元のプロバスケットチーム「千葉ジェッツ」のチアリーディング、同じく船橋で20年の活動歴を誇る名門ビッグバンド「ビッグバンドバグズ」の演奏などが行われ、森のシティの静かな街並みは雨に負けない熱気につつまれました。
「楽器体験コーナー」では、地元の楽器店伊藤楽器のスタッフ立会いのもと、多くの住民が楽器の演奏を体験。「手づくりトランペット」のワークショップではビニールホースとクリアファイルを丸めたベルを親子で一緒に組み立てるなど、楽器を身近に感じていただくための取り組みを行ないました。

街びらきフェスタの開催と同時に、ビッグバンドメンバーの募集を開始。この日を境に、森のシティの住民によるビッグバンドが結成され、練習を開始しました。
ビッグバンドのメンバーは小学生から主婦にいたるまで幅広い年齢層で構成され、なかには兄妹で参加しているメンバーもいます。指導者としてサックス奏者の多田誠司氏を招き、月に３回、伊藤楽器店にて練習を実施。2014年3月のお披露目コンサートに向けて、練習を重ねています。