SWR2310 Firmware V2.04.04 (旧バージョン)

ファームウェア更新手順

詳細については「Yamaha LAN Monitorユーザーガイド」とWeb GUIのヘルプを参照してください。

  1. コンピューターとSWR2310をLANケーブルで接続する。
    SWR2310のVLAN 1となっているポートに接続してください。
  2. Yamaha LAN Monitorを起動する。
  3. ツリービューでアップデートするSWR2310を選択する。
  4. 機器詳細ビューの[Web GUI]ボタンをクリックする。
    初期設定ではユーザ名は空欄、パスワードは空欄です。
  5. [管理]([Management]) → [保守]([Maintenance])→[ファームウェアの更新]([Update firmware])で「PCからファームウェアを更新」([Update firmware from PC])の[進む]([Next])ボタンをクリックする。
  6. [ファイル選択]([Select a file])ボタンをクリックして、ダウンロードして解凍した拡張子.binのファームウェアファイルを選択する。
  7. [確認]([OK])ボタンをクリックする。
  8. [実行]([Execute])ボタンをクリックする。

アップデートが完了するとSWR2310は自動的に再起動して、使用できる状態になります。

新機能

  • RADIUSサーバー機能を搭載しました。
  • メール通知機能でSMTPSとSMTP認証に対応しました。
  • IGMP/MLD スヌーピング機能で、スパニングツリーのトポロジー変更検出時にクエリーを送信する機能を追加しました。

改善点

  • L2MS でスレーブの管理台数を 64 台から 128 台に拡張しました。
  • show stack コマンドに以下の情報を追加しました。
    • 仮想スイッチのMAC アドレス
    • メンバースイッチのシリアル番号
    • メンバースイッチのMAC アドレス
    • スタックポートのリンク状態
  • TFTP によるコンフィグファイル制御で、以下のことに対応しました。
    • スタートアップコンフィグを更新するとき、自動で再起動できるようにしました。
    • スタートアップコンフィグの全設定のインポート並びにエクスポートをできるようにしました。
  • リモートパスは以下となります。
    • startup-config #0 全設定 : config0-all
    • startup-config #1 全設定 : config1-all
  • SD カード内のスタートアップコンフィグの全設定のリモートパスは以下となります。
    • startup-config #SD config.txt : configsd
    • startup-config #SD 全設定: configsd-all
  • Web GUI のダッシュボードで、トラフィック情報のグラフ縦軸が 10 kbps から 10 Gbps の間を自動調整するようにしました。
  • Web GUI の詳細設定の[アクセスリスト]で、VLAN インターフェースの OUT 方向にアクセスリストを適用できるようにしました。
  • Web GUI の詳細設定の[VLAN]で、論理インターフェースのタグVLAN を設定できるようにしました。

修正した不具合

  • L2MS マスターとして動作しているとき、LAN マップの警告を検出した状態でL2MS 機能を無効にするとメモリーリークする不具合を修正しました。
  • SNMP のパケットを大量に受信したときに、再起動することがある不具合を修正しました。
  • スタック機能で、マスタースイッチと異なるIP アドレスが設定されたスレーブスイッチを接続したとき、通信できなくなることがある不具合を修正しました。
  • スパニングツリーで、トポロジー変更発生時にARP テーブルが更新されず、構成によっては通信が一時的にできなくなることがある不具合を修正しました。
  • スタックID が2に設定されているスイッチをスタンドアローン状態で起動し、ループ状態でスタックを構成したあと、再度スタンドアローン状態にするとループ検出ができなくなる不具合を修正しました。
  • ループが検出されている状態で、スタックポートを接続してスタックを構成したとき、以下の現象が発生する不具合を修正しました。
    • スタック機能で、スレーブスイッチのループ検出(shutdown)状態が解除される
    • ループ検出(blocking)状態にも関わらず輻輳が発生する
  • スタック構成時に L2MS マスターとして動作しているとき、スナップショット機能が有効な場合に、スタック機能でスレーブスイッチ側に不正なスナップショット警告のログが出力される不具合を修正しました。
  • スタック構成時に、論理インターフェースで802.1X 認証が有効なとき、メンバースイッチを再起動させると以下の現象が発生することがある不具合を修正しました。
    • 当該インターフェースでWeb認証を併用していたときWeb 認証を実行できない
    • 当該インターフェースに static/forward で登録された端末と通信できない
  • スタック構成時に、一部のMAC アドレス宛のフレームがフラッディングしてしまうことがある不具合を修正しました。
  • スタック構成時に、大量のSNMP のパケットを受信したときに、MIB を取得できなくなることがある不具合を修正しました。
  • スタック対応機種で、スタックが無効でもIPv4 リンクローカルアドレスを設定できない不具合を修正しました。
  • 論理インターフェースでWeb 認証が有効なとき、サプリカントがスイッチや無線AP を経由して接続されていると、認証画面が表示されないことがある不具合を修正しました。
  • スパニングツリーのエラー検出機能で、BPDU ガードの自動復旧設定が再起動後に効か ない不具合を修正しました。
  • VLAN を削除してもIGMP/MLD スヌーピングの設定がランニングコンフィグに残ってしまう不具合を修正しました。
  • 1つの VLAN 上で複数の静的ARPまたは静的 IPv6 Neighbor が登録されているとき、以下の操作によって ARP テーブルまたは IPv6 Neighbor テーブルのエントリーが不正に上書きされることがある不具合を修正しました。
    • VLAN インターフェースがアップする
    • ip/ipv6 forwarding コマンドを実行する
  • TFTPでランニングコンフィグを設定しても、正しく適用されないことがある不具合を修正しました。
  • 複数のDHCPサーバーから DHCP Offer を受信したときに不要なエラーログが出力される不具合を修正しました。
  • QoS で、ポート番号指定を含むポリシーマップをインターフェースに適用しても、ポート番号が指定と異なるパケットも条件に当てはまってしまう不具合を修正しました。
  • その他、軽微な不具合を修正しました。

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お客様がアメリカ合衆国政府またはその関連機関である場合の制限

U.S. GOVERNMENT RESTRICTED RIGHTS NOTICE:
The Software is a "commercial item," as that term is defined at 48 C.F.R. 2.101 (Oct 1995), consisting of "commercial computer software" and "commercial computer software documentation," as such terms are used in 48 C.F.R. 12.212 (Sept 1995). Consistent with 48 C.F.R. 12.212 and 48 C.F.R. 227.7202-1 through 227.72024 (June 1995), all U.S. Government End Users shall acquire the Software with only those rights set forth herein.
本条において、"the Software"という語は、本契約における「本ソフトウェア」を意味するものとします。

8. 一般事項

本契約は、日本法(法の抵触に関する原則を除く)の適用を受け、日本法に基づいて解釈されるものとします。また、弊社とお客様との間で問題が生じた場合には、弊社とお客様が誠意をもって協議し、協議しても解決しない場合は、東京地方裁判所を専属管轄裁判所とします。本契約の規定のいずれか、または、ある規定の一部分が管轄権を有する裁判所または行政機関によって不法、無効、執行不可能とみなされた場合や、当該の規定(または規定の一部分)が使用許諾契約全体の基本的性質に合致しないと判断された場合も、残りの規定(該当する規定が含まれる条項の残りの部分も含む)の合法性、妥当性、法的効力は影響を受けません。お客様からの全ての法的通知は書面でなされるものとし、下記に記載の住所まで書留郵便で送付されるものとします。

〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社

9. 完全合意

本契約の契約条件は、お客様と弊社の間の完全な合意から成るもので、この件に関する従前のすべての認識や合意に取って代わるものとします。

10. 契約の変更

弊社は、独自の判断で本契約を変更することができます。変更後の契約の効力は、変更後の契約に対してお客様が同意、または変更日以降、本ソフトウェアを使用したときから発生するものとします。

最終更新日:2020年1月28日