【導入事例】芝浦スタジオ 様 / リハーサルスタジオ / 東京都

Japan / Tokyo, Apr 2014

main_banner 前列左より 小野氏 江川氏 岩谷氏 後列左より清水氏 萩原氏 内藤氏


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1987年の創業以来、プロフェッショナルの高い要望に応える大型リハーサルスタジオとして知られる芝浦スタジオ。様々なリハーサルに対応できるよう、サイズの違う6室のスタジオルームを備え、それぞれが高い稼働率を誇る。2005年には国内のリハーサルスタジオとして初めてPM5D-RHを導入するなど、常に新しい取り組みを続ける同スタジオに、このたびCL5が導入された。

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今回の導入について音響部(S-CUBE SOUND)江川氏は以下のように語る。「各社より多くのデジタルコンソールがリリースされている中、今回のコンソール選定において慎重な検討を行いました。日々スタジオを訪れるSRエンジニアさんの声に耳を傾け、実際のコンサート現場での稼働実績も考慮しています。リハーサルスタジオという性質上、我々が新たに導入するコンソールはスタジオを利用される多くの方の要望に応える機種でなくてはなりません。当スタジオにCL5が持ち込まれる機会が増えていたことも導入のきっかけとなっています」

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M7CLから踏襲したタッチパネルとCentralogicによる操作体系を高く評価いただき、CLシリーズを初めて使用する方であっても操作に困らず、スムーズにリハーサルに挑めるということも選定理由の一つであるようだ。PM5DやM7CLで作成したデータをコンバートすることによって、CLでも流用できることも大きなポイントだったという。ヤマハのデジタルコンソール間でミキシングデータをやり取りできる「Yamaha Console File Converter」に対応しているので、これまで作ってきたデータを無駄にすることもありません。

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また、進行がタイトな公演が増える近年、本番に向けてのデータ作成の重要度は増しているという。「フェスティバルをはじめとして、現地で十分なリハーサルが出来ない現場も増えてきています。そういった現場に対応するため、当スタジオでPM5Dの利用をリクエストされる方も多いですね。スタジオリハーサルで作成したコンソールファイルが本番でも使用できるというメリットはやはり大きいですから。CL5も今後同様のリクエストが増えるものと考えています」と清水氏は語る。

芝浦スタジオではコンソールを特定のリハーサルルームに常設するのではなく、利用者からの要望に合わせ柔軟に機材運用をしているとのこと。今回導入されたCL5についても、系列の世田谷スタジオ・羽田スタジオでの利用も含め、柔軟な運用が予定されているようだ。


  • 株式会社芝浦スタジオ
    • 住所:東京都港区海岸3-9-18 山田倉庫 5F/6F
    • オフィシャルサイト:http://shiba-st.com/

データ

製品情報 CL SeriesR Series