【導入事例】アットサウンドカンパニー様 / SRカンパニー / 埼玉県

Japan / Saitama, Nov 2014

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埼玉県草加市は瀬崎に倉庫を構えるSRカンパニー、アットサウンドカンパニー。創業3年目という新進気鋭のSRカンパニーでありながら、常に先進のシステムをいち早く導入し、コンサートから展示会まで様々な現場に対応をしている。そんな同社にNEXO「PSR2シリーズ」およびYamahaデジタルミキシングコンソール「CLシリーズ」が導入され、またそれらがフルDanteネットワークで構築されていると聞き、代表をつとめる田中社長にお話を伺った。


アットサウンドカンパニーは2013年にCL5を導入し、その後CL3を追加導入。I/OラックのRio3224-Dとこれらのコンソールはを回線二重化のためにネットワークスイッチを介して接続され、FOHコンソールとモニターコンソールを同一ネットワーク内に接続することが可能となっている。

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更にこれまでアナログTDコントローラーを用いて運用していたPSR2システムを、パワードTDコントローラー「NXAMP4x4」を使用してドライブするシステムへと刷新。オプションカードを使用してCLシリーズのDanteネットワークに統合、メインのプロセッサーについてもDanteにネイティブで対応したものを導入し、音の入り口から出口にいたるまで、まさにフル・ネットワークシステムが構築されている。

またPSR2シリーズの使用に際して、純正のフライング用金具を利用されており、展示会など簡単かつスピーディな設置が求められる現場にも多数対応されているとのこと。田中社長に話を伺うと「以前のPSシリーズではフライングレールにリングを取り付け、必ずワイヤーやスリングなどでフライングしなければなりませんでしたが、PSR2シリーズではトラスフックを使えばピンを挿すだけですぐに直接トラスにかけられる状態になりますし、ピンの挿し位置でアングルも変更可能です。おかげ様で展示会など時間のない現場でのスピーカーのフライングがかなり楽になりました」とのコメントをいただいた。

同社の倉庫にはフライング用のモーターが設置されており、角度や安全性の検証を事前に倉庫で行うことのできる環境が整っている。Danteネットワークが持つソフトウェア面での柔軟性と利便性、そしてPSR2シリーズが持つのハードウェア面での柔軟性と利便性、双方の面で大きくパワーアップした同社の今後の活躍が期待される。

展示会でのフライングの様子。トラスに対し、VNT-SSBRK10(水平マウント用金具)とVNT-TCBRK(トラスフック)を利用してスピーディに設置された。パン・ティルト双方に対応しており、自由に角度を決めることが出来る。VNT-TCBRK部分をVNT-XHBRK(リフティングリング)に変更すればワイヤー・スリングなどでフライングすることも可能。

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photo003 左より同社、見城氏、田中氏、三崎氏

データ

製品情報 CL Series

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