【導入事例】銀座・伊東屋 様 / 文房具専門店 / 東京都

Japan / Tokyo, Mar, 2016

2015年6月16日、文房具専門店「銀座・伊東屋」の新本店がグランドオープンした。

総床面積約4,200平方メートル、全12フロアからなる同店舗は「クリエイティブな時」をサポートするために、各階ごとに異なったコンセプトの空間演出をしていることが大きな特長である。内装デザインはもちろんのこと、虫の鳴き声や、風の音などリラックス効果の見込まれる自然音に加えて、フロアごとに作曲したBGM、店内案内を予告する「サウンドロゴ(※)」などこだわりのある音響演出がなされている。

※15秒程度のジングル。伊藤社長が直筆サインを行う際の「ペンを滑らせる音」が入っている。

その演出を支えているものの一つがヤマハのサウンドシステムだ。メインで使用しているスピーカーはサーフェスマウントタイプの「VXS5W」。丸みを帯びたデザインが内装に調和すると同時に、低域から高域まで均一に再生するヤマハ特有の「ナチュラルサウンド」が繊細な表現を可能とし、こだわりの演出を支えている。さらに各階のコンセプトに応じて、シーリングタイプの「VXC4W」、サブウーファータイプの「VXS10STW」を併用し、それぞれに最適な空間デザインを演出している。

音響機器の心臓部となるプロセッサーには「MTX5-D」を使用。各種音源を集約し、先進のデジタルオーディオネットワーク「Dante」を用い、各階用のアンプ「XMV4280-D」までノイズレスに音声を伝送している。音量調整は、各階のレジ裏に設置している専用コントローラー「DCP1V4S-US」から行う。シンプルなUIを持つこのコントローラーにより、環境音とBGMのバランスが簡単に調整可能と好評。「最高品質の音を届けると同時に、運営スタッフが扱いやすいものでなければならない」という要求に応えている。

創業より112年の歴史を持つ伊東屋は、今日も人と文房具との出会いを演出し続けている。 モノを買うだけでなく様々な体験のできるこの場で、素晴らしい商品に触れると共に、空間に彩りを添えている美しい音にも注目していただきたい。

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