ヤマハ PXシリーズ導入レポート(4) / ランブリッジ 様

Japan/Chiba, Dec 2017


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地元の千葉はもちろん首都圏から時には中・西日本まで、コンサートや企業イベント等々、幅広いエリアとアプリケーションにてアウトシステム(パワーアンプ&スピーカー)のサポートを軸に活動を展開するランブリッジ。
このたび既存パワーアンプのリプレイスにヤマハのPX10を選択した同社代表の鬼澤洋輔氏にお話を伺った。

「ここ数年、10年近く使用してきたアナログアンプの故障が目立ち始めたため、しばらくの間その代わりとなるモデルを探していたのですが、その中で出会ったPXシリーズは他に選択肢が無いと思えるほど自社にマッチしたパワーアンプでした。」
同氏曰く、リプレイスに際しては複数社のモデルを比較検討したそうだが、価格や操作性、また日本の電源環境下での安定性などがネックとなり、なかなか導入には至らなかったとのこと。そんな中、ヤマハPXシリーズは様々な面で要求するポイントを満たしていたという。

「まず”軽さ”ですね。弊社は河川敷の花火大会のような搬入条件の厳しい野外イベントも数多くサポートしているのですが、ハンドキャリーで土手の上り下りを何度も行わなければならないことも多々あるため、重量はとても大事な要素でした。これだけ軽いともう他のアナログアンプを持ち出したくなくなっちゃいますね(笑)

そして次に”使いやすさ”です。近年軽量なアンプは数多くありますが、DSP搭載モデルはアッテネーターを触るのに一階層ページをめくらないといけないケースも多かったんです。その点、PXシリーズはアナログライクなボリュームノブがフロントパネルに実装されていますので、アルバイトの学生さんなどへの取り扱い説明も簡単ですね。現場を管理する身としてはとても助かるポイントです。

そして、購入前に一番細かくチェックしたのが、色々な観点での”丈夫さ”でした。デモ機をお借りした際に、スライダックで電圧を大きく降下させたり、ストーブの側に置いて擬似的に炎天下の環境下を再現してみたりと、様々な方法でいじめ抜いた(笑)のですが、やはり海外製のモデルに比べて日本の環境下における耐久性は抜群に良いと感じました。この辺りはさすがヤマハさんだな、と」

前述の通り、同社がこれまでに導入した計8台は全て最も出力が高いPX10だが、耐入力が数十Wのスピーカーでも使用することがあるという。

「8Ω時1000W×2chの PX10は、もちろんパワーの面でも申し分ありません。一方で、リミッターのスレッショルドは最低10Wから設定できるので、耐入力が50Wほどのローインピーダンスのトランペットスピーカーを鳴らすこともあるんです。

こういったスピーカーを使用する現場では、セットアップが完了するとそのままお客様にオペレーションごとお預けする(=音響スタッフが長時間立ち会わなくなる)ケースもよくあるので、こういった細かい設定ができて、なおかつ簡易な操作性も両立しているのはとてもありがたいですね。

あ、あと先日最新のファームウェアV1.5にアップデートしたのですが、6バンドPEQが編集可能になったのはとてもGOODです!例えば広大なエリアにアンプをばら撒く場合など、GEQやアウトボードを十分に持ち込めないような状況でもPX本体のみで追い込めるので、”あとちょっと…”を妥協しなくて良くなりました。DSPアンプならではのバージョンアップには今後も期待してます」

もちろんメイン用途となるスタンドスピーカーとの組合せも数多くあり、複数メーカーのスピーカーをPX10でドライブしているとのこと。

「ちなみに最近組み合わせる機会が増えているスピーカーは、同じくヤマハのCBR10(LF=10インチ)です。

他社の8インチクラスと同じ大きさで一回り大きいユニットを積んでいるからか、出音は見た目以上にパワフルですね。特にPXの専用プリセットと組み合わせるととてもいい感じで鳴ってくれます。

初めて使用した時には、まんまパワードスピーカーのDBR10と同じイメージを受けました。こういったところもヤマハさんの製品同士を組合せるメリットですよね。

あ、あと多機能カバー(SPCVR-1001)!屋外でも多少の雨なら養生無しでOKなのでとても重宝してます。ここまで言うとまるでヤマハの営業マンみたいですけど(笑)」

PX10の導入後の稼働率は非常に高いそうで、今後も残っているアナログアンプの順次入れ替えを検討しているとのこと。

「今のメイン事業であるアウト(システム)出しは、広範囲に渡ってダイナミックにセッティングできる、勢いのある感じが自分の性にも合っていると感じています。今後もこの流れで仕事を発展させていきたいですね。」

そう語る同氏の自宅兼オフィスのすぐ隣に新設された機材庫には、ここ最近追加導入したNEXO製のラインアレイタイプのスピーカーも所狭しと並んでおり、より規模の大きい現場への対応力アップも着々と進めている様子が伺えた。

今後更にフィールドを広げていく同社の益々の活躍が期待される。