CL/QLシリーズファームウェアV5.5をリリースしました。

2019年12月9日、CL/QLシリーズの最新ファームウェアV5.5をリリースいたしました。

デジタルミキシングコンソールCL/QLシリーズは、発売以来ファームウェアのアップデートを続けることで、より便利により使いやすく進化し続けてきました。

そして今回リリースするファームウェアV5.5では、ProVisionaire Control/Touch V 3.5を使用してシステム全体を監視および管理する「システムモニター機能」に対応します。

この機能により、オペレーターはデジタルミキサー(CL/QLシリーズ)やI/Oラック(Rio-D2シリーズ)など互換性のあるすべての機器が、会場内のどこに設置されていてもPCから状態をモニターできるようになります。

そのため、デバイスの外部からは見えないトラブルを簡単かつ迅速に発見することができます。また、接続された機器すべてのログから問題の原因を正確に特定することで、トラブルを未然に防ぐことができますので、劇場やホールなどの固定設備はもちろん仮設ライブSR現場においても大変役に立つ機能です。

ProVisionaire Control

「ProVisionaire Control」は、MTX/MRXシリーズによるシステムのコントロールパネルを自由に設計し、遠隔制御できるソフトウェアです。Windows PCまたはタブレットの画面上でコントローラーを設計し、Windowsタブレットに流し込みコントローラーとして使用します。配置できる操作子の種類や対応する音響機器が多く、「ProVisionaire Touch」よりもさらに進んだカスタマイズが可能です。

ProVisionaire Touch

ProVisionaire TouchはMTX/MRXシリーズによるシステムをiPadからリモートコントロールすることができるソフトウェアです。操作画面のインターフェイスを直感的にデザインすることができます。デザインには特別なプログラミング技術は必要ありません。音量操作をするフェーダーや切り替えスイッチ、写真などのウィジェットをタブレットのデザイン画面上に配置するだけで、使用シーンやユーザーに合わせたコントロールパネルをカスタマイズすることができます。