【導入事例】@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)様 / 小売店舗 / 東京

Japan/Tokyo Jun.2020

@cosme STOREは、日本最大のコスメ・美容の総合ウェブサイト「@cosme」で紹介されている商品を、実際に試して購入できるリアル店舗です。そのフラッグシップとして2020年1月に東京・原宿駅前にオープンした「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」では、店舗のBGMシステム・音響機器として、ヤマハのシーリングスピーカー「VXCシリーズ」、マトリクスプロセッサー「MTX5-D」、パワーアンプリファイアー「XMV4140」などが採用されました。機材の選定理由や運用状況について、@cosme TOKYO 担当者の寺本尚代氏、設計コンサルティングを担当された株式会社映像システム営業担当の経塚彩乃氏にお話を伺いました。


@cosmeサイトとユーザーをつなぐフラグシップ店舗

@cosme TOKYOとはどんな店舗でしょうか。

寺本氏:
@cosme TOKYOは、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」とユーザー様をリアルでつなぐ@cosme STOREのフラグシップ店舗です。@cosmeのウェブサイト上で紹介しているコスメのご購入はもちろん、話題となっているブランドを実際に試していただくことができ、ネットの世界とリアルが融合する新しい体験が楽しめます。

@cosme TOKYO外観 JR原宿駅の正面に位置している
店内1階 ウィークリーランキングのコーナー

@cosme TOKYOはやはり女性のお客さまが多いのでしょうか。

寺本氏:
コスメショップなので女性のお客さまがメインとはなりますが、@cosme TOKYOはメンズやユニセックスコーナーの品揃えが今までの店舗に比べて充実しているので男性のお客さまもいらっしゃいます。また原宿駅前に立地しているのでカップルで来店される方も多く、他店舗にはないキッズスペースなどもご用意していますので、お子様連れのご家族で来店されるお客さまもいらっしゃいます。

2階 子どもが遊べるキッズスペース

内装は円柱や天井の円形など、円をモチーフとしたデザインが印象的ですね。

寺本氏:
内装には「ドット&スペース」というデザインコンセプトがあります。点がそれぞれの人だとしたら、人と人の間にスペースができますよね。私たちはその点と点をつないでいく存在でありたいという意志をこめたデザインとなっています。「ドット&スペース」は全てのフロアのデザインコンセプトでもあり、ポスターや広告においてもキーデザインとなっています。

1階店内 店内はすべてドット&スペースをデザインコンセプトとしている

@cosme TOKYOには3つのフロアがありますが、各フロアについてご紹介いただけますか。

寺本氏:
1階と2階は店舗で、3階は会員様向けのラウンジスペースになっています。ラウンジスペースにはメイク直しのコーナーやセルフのコーヒーサーバー(有料)などがあり、会員様に自由にお寛ぎいただけるスペースとなっています。また3階の奥には新商品の発表会やイベント、セミナーなどに利用できるようにマイクやプロジェクターを備えた「Room A/B」というスペースがあります。

2階店内 中央には3フロアを貫いた吹き抜けがある
3階 ラウンジスペース
3階奥 セミナーやイベントに利用できる「Room A/B」

音質とデザイン、そしてヤマハだけでシステムが完結する点を評価

今回@cosme TOKYOの音響システムとしてヤマハの機材を導入していただきましたが、その選定理由をお聞かせください。

経塚氏:
スピーカーについては音質の高さとデザイン性を重視しヤマハのシーリングスピーカー「VXCシリーズ」を採用しました。2階については天井のドットの部分に合わせて黒の「VXC4」を、3階は白い天井の色味に合わせて「VXC4W」を設置しました。色味とデザインを含め@cosme TOKYOによくマッチしていると思います。

2階 TESTER BAR 天井の黒のドット部分にVXC4が設置されている
2階 天井に設置されているVXC4
3階 天井に設置されているVXC4W

音響システムの分割・統合が壁面のコントロールパネルで簡単に切り替え可能

マトリクスプロセッサー「MTX5-D」とそのコントローラー、そしてパワーアンプ「XMV4140」を導入していただきました。その選定理由についてもお教えください。

経塚氏:
スピーカーだけでなく、プロセッサー、アンプ、コントロールパネルなどのシステム全体をヤマハの機器で設計できることも選定理由の大きなポイントでした。
特に今回は3階でラウンジ、Room A/Bの分割・統合をお客さまに切り換えていただくという試みをしています。その分割・統合システムを組むにあたって、ヤマハのマトリクスプロセッサー「MTX5-D」をウォールマウントコントローラー「MCP1」で制御するという音響設計を行いました。

3階「Room A/B」 中央の仕切りでスペースを分割できる

3階の分割・統合システムとは具体的にはどんなシステムなのでしょうか。

経塚氏:
Room A/Bは中に仕切りを入れることでRoom AとRoom Bとに分割できます。さらに3 階にはラウンジがありますから、その3つのスペースを分割・統合して使用するパターンをプリセットし、ウォールマウントコントローラー「MCP1」で選択できるようにしています。それぞれのスペースのマイクの音量などもMCP1で調整できるようにしました。MCP1のLCDディスプレイは日本語表示ができるので、特にわかりやすく、どなたにとっても扱いやすいと思います。

ウォールマウントコントローラー「MCP1」
分割・統合のプリセット呼出やマイクの音量調整用
バックヤードの音響ラック
(上段)各階の音声処理を行うマトリクスプロセッサー「MTX5-D」
(中段左)、デジタルコントローラーハブ「DCH8」
(中段右)ネットワークスイッチ「SWR2100P-10G」
(下段)パワーアンプリファイアー「XMV4140」

1階、2階の店舗の音響はどのようにコントロールするのでしょうか。

経塚氏:
バックヤードの壁面にデジタルコントロールパネル「DCP1V4S-US」を設置してあり、そこで調整します。店内で使うBGMはCDか有線放送ですので、その切り換えと音量調整が行えます。

デジタルコントロールパネル「DCP1V4S-US」
BGMの音源切り換えと音量調整用

経塚氏:
1階に関してはエントランス部分に動画配信ができるスタジオ兼イベントスペース「@STUDIO」がありますので、店内と@STUDIOの2系統のコントローラーをバックヤードに用意しています。また音源に関しても、1階と2階はCDと有線放送に加えて3階からのマイク音声を調整できるようになっており、セレモニー等のスピーチや閉館放送を全館に流すことができます。

BGMの音質がいいので、お客さまにリラックスしていただける

実際の運用はどのようにされているのでしょうか。

寺本氏:
営業時間内はBGMとして主に有線放送を店舗に流しています。それから閉館のお知らせなどの全館放送は3階のマイクを使って行っています。

音質や使い勝手の感想はいかがですか。

寺本氏:
1階から3階までの大きな吹き抜けのある店内ですが、BGMが明瞭でよく聴こえると思います。特に3階のラウンジスペースは、お客さまにリラックスしていただけるようなゆったりしたBGMを流していますが、音質が素晴らしいので聴き心地がとてもいいです。

@cosme TOKYOは今後、どんなことを目指していきますか。

寺本氏:
@cosme STOREに来店されるお客さまが@cosmeのウェブサイトをご存じなかったり、逆に@cosmeのウェブサイトをご存じでも@cosme STOREをご存じないというお客さまもいらっしゃいます。そんなお客さまに対して、フラグシップ店舗として両方をうまくつなげるリアルな場所になっていけたらと考えています。

本日はお忙しいところ有難うございました。

@cosme TOKYO
https://www.cosme.net/flagship/

@cosme STORE
https://www.cosmestore.net/

日本最大のコスメ・美容の総合サイト @cosme(アットコスメ)
https://www.cosme.net/

株式会社映像システム
https://www.eizo-system.co.jp

製品情報
スピーカーシステム VXC4 / VXC4W
マトリクスプロセッサー MTX5-D
ウォールマウントコントローラー MCP1
デジタルコントロールパネル DCP1V4S-US
デジタルコントローラーハブ DCH8
パワーアンプリファイアー XMV4140
ネットワークスイッチ SWR2100P-10G