追加プラグインと新ライセンス管理システムでさらに多機能になったVST Rack Pro V2.0を公開 および、VST Rack Pro V1.0ユーザーの方へ重要なお知らせ
2024年11月20日
ヤマハ株式会社(以下「ヤマハ」)は、新プラグインを新たに追加した「VST Rack Pro V2.0」および「VST Rack Elements V2.0」への無償アップデートを公開いたしました。
「VST Rack Pro」は、Mac、Windowsに対応したプラグイン環境を構築できる柔軟性が特長で、様々な現場でお気に入りのVSTプラグインを追加して、オリジナルのエフェクトラックを簡単に構築することができます。「VST Rack Pro」は、最高のサウンドを提供します。
コンパクトなオーディオインターフェースRUio16-Dにバンドルの「VST Rack Pro V2.0」には、新たに8つのVSTプラグインを追加し、合計41のVSTプラグインを提供します。新しいプラグインには、ヤマハのマルチバンドコンプレッサーMBC4に加え、自動検出機能付きノッチフィルターフィードバックキャンセラーFBS 7なども含まれています。このFBS7はFixedモードとDynamicモードを使い分けることで効果的にフィードバックを抑えることができます。
また、アナログテープ機材で録音するときのサチュレーションとコンプレッションをシミュレートするSteinbergのMagneto II、ピッチシフターのVoiceDesigner、音の広がりと立体感を豊かにするStereoEnhancerも、本アップデートで初めてバンドルします。
デジタルミキシングコンソール「DM7シリーズ」および「DM3シリーズ」にバンドルしている「VST Rack Elements」は、このV2.0アップデートにより、高い評価を得ているヤマハのリバーブREV-Xなどを追加しました。
「VST Rack Pro V2.0」はフレキシブルなIDベースのライセンス管理システムであるSteinberg Licensingを採用し、USB-eLicenserハードウェアキー(ドングル)も不要になりました。2025年5月にeLicenserサービスが終了するため、「VST Rack Pro V1.0」をお使いのお客様は2025年4月末までにV2.0への無償アップデート版のダウンロードを行ってください。
SteinbergのClyde Sendkeは次のように述べています。「『VST Rack V2.0』は重要なアップデートです。魅力的で新しいプラグインの数々と揺るぎない最先端のライセンス管理テクノロジーを搭載し、制作の質と使いやすさを新たなレベルに引き上げました。」
ヤマハ株式会社プロフェッショナルソリューション事業部長Thomas Hemeryは、次のように述べています。「『VST Rack Pro』と『VST Rack Elements』のV 2.0アップデートを発表できることを大変うれしく思っております。新たに追加されたプラグインにより『VST Rack』はさらに幅広いサウンド表現が可能となります。また、Steinberg Licensingを採用することでライセンス管理の柔軟性が向上しました。ユーザーが求めるサウンドを正確に創り出せる製品を常にお届けするという、ヤマハのコミットメントに沿ったアップデートです。」
eLicenserサービスからSteinberg Licensingへの切り替えに関する詳細は、以下をご覧ください。