デジタルミキシングコンソール「DM3シリーズ」の最新ファームウェアをリリース

ヤマハ株式会社(以下、ヤマハ)はデジタルミキシングコンソール「DM3シリーズ」の最新ファームウェアを発表しました。今回のV3.0では、8チャンネルのオートミキサー機能を追加し、新しいI/Oラック「Rio3224-D3」および「Rio1608-D3」に対応します。コンパクトな「DM3シリーズ」がさらに幅広い用途に適応します。

新しいオートミキサー機能は、複数の参加者によるスピーチや放送用途に最適で、1~8chの入力チャンネルで使用が可能になります。この機能はマイクのゲイン分配をスムーズかつ自然に自動調整し、オペレーターが複数のフェーダーを操作する必要なく、バックグラウンドノイズやフィードバックを低減します。オートミキサーはセットアップが非常に簡単で、オペレーターは他の操作に集中することができます。

また、V3.0はヤマハの新しいI/Oラック「Rio3224-D3」「Rio1608-D3」にも対応し、より柔軟なシステムを構築可能です。「Rio3224-D3」「Rio1608-D3」は「DM3」のオートセットアップリストに追加され、Danteパッチの自動設定やヘッドアンプの制御が可能になります。これにより、「DM3」はデジタルミキシングシステム「RIVAGE PMシリーズ」やデジタルミキシングコンソール「DM7シリーズ」と組み合わせ、大規模なシステムに組み込むこともできます。

ヤマハ株式会社プロフェッショナルソリューション事業部長のThomas Hemeryは、次のように述べています。「DM3シリーズの発売以来、多くのお客様からオートミキサー機能が求められていました。この機能により、これらのコンパクトなコンソールはさらに強力で多用途、そしてコストパフォーマンスの高いソリューションになります。」

I/Oラック「Rio3224-D3」「Rio1608-D3」への対応により、小規模から中規模の独立したシステムとしての使用だけでなく、さらに大規模なシステムに統合することが可能になりました。

ファームウェアの無償アップデートはこちらからダウンロードいただけます。

Automixer screen

Yamaha Digital Mixing Console DM3 Series

DM3 Series

あらゆるシーンやシステム規模にフレキシブルに対応するコンパクトなデジタルミキシングコンソール。

Yamaha I/O Rack R Series (AD/DA): 3rd-generation

R Series (AD/DA): 3rd-generation

第3世代のRシリーズDante対応I/Oラック(AD/DA)は、サウンド、信頼性、柔軟性を大幅に向上させ、RIVAGE PMシリーズやDM7シリーズはもちろん、業界標準のCLシリーズやQLシリーズなどのミキシングコンソールを中心とするPAシステムに組み込むことによって可能性をさらに高めます。