ヤマハ | 【導入事例】株式会社フリーク 様 / 音響会社 / 京都市伏見区

【導入事例】株式会社フリーク 様 / 音響会社 / 京都市伏見区

Japan/Kyoto Jan.2025

「CHR15M」「CHR12M」は高コストパフォーマンスとチューニング時間がなくても使えるほどフラットな音響特性が魅力

京都市伏見区に拠点を置きコンサートから地域イベントや学教の行事まで幅広い催しものを手掛ける音響会社、株式会社フリーク。

このたび同社にヤマハのラウドスピーカー「CHR15M」、「CHR12M」が導入されました。その選定理由や使用感などついて、株式会社フリークの小森 博之 氏と松村 契 氏にお話をうかがいました。

株式会社フリーク
左から、谷垣 里 氏、小森 博之 氏、太田 裕子 氏、松村 契氏

株式会社フリークについて教えてください。

小森氏:
弊社は京都を拠点とする音響会社で、音楽ライブ、学校行事、地域のお祭り、企業イベント、そしてアメリカンフットボールなどのスポーツイベントまで、さまざまな現場でPA業務を手掛けています。京阪地域が中心ですが、ご依頼があれば全国どこへでも出向き、現地での機材出しからオペレーションまで対応します。

株式会社フリーク 小森 博之 氏

すでに多くのスピーカーをお持ちだと思いますが、このたびヤマハの「CHR15M」、「CHR12M」を導入した理由を教えてください。

小森氏:
ここ20年ほどずっと手頃で高性能なフロアモニターを探していました。20年位前までは、定番のフロアモニターモデルがいくつかありましたが、最近は専用アンプとセットの高価な製品が主流になり、どんなアンプとも組み合わせて使える手頃で性能がいいフロアスピーカーが見つからない状態でした。同じ悩みを抱えている音響業界の方は多いと思います。

フリークは「CHR15M」と「CHR12M」を8台ずつ導入

松村氏:
私たちもハイエンドなフロアモニターも所有していますが、予算が限られた現場で気軽に使えるわけではありませんので、これまでは定番のPAスピーカーにフロアモニター用アタッチメントを付けて使っていました。ただサイズ感や形状、設置性の点で常に不満はありました。

株式会社フリーク 松村 契 氏

「CHR15M」と「CHR12M」の具体的な選定のポイントを教えてください。

松村氏:
第一に価格と性能のバランスが優れている点です。バランスというか、性能に関しては価格以上だと思います。加えてアンプが指定されていない点も大きなポイントでした。特定のアンプとセットで使用することを前提としたスピーカーの場合、それ以外のアンプでは十分な性能を発揮できないことが多いんです。しかし「CHRシリーズ」はどのアンプでも良く鳴ってくれます。

購入を検討したときに実際にデモ機をお借りして社内のさまざまなアンプと組み合わせてみましたが、どのアンプでも素直でいい音を鳴らしてくれました。

小森氏:
「CHR15M」と「CHR12M」は音にクセがないのが良かったです。パワフルさという点では、同軸スピーカーという特性上、非常に高い音圧を出すタイプではありませんが、フロアモニターとして必要な性能は十分に備わっています。

実際に現場で運用してみた感想をお聞かせください。

松村氏:
PA現場では必ずスピーカーチューニングを行いますが、セッティング時間が限られているので、どうしてもメインスピーカーの調整が優先になります。そのためモニタースピーカーのチューニングには十分な時間が割けない時もあります。その点「CHRシリーズ」は特性がフラットなので調整時間が最小限で済みますし、本当に時間がなくてチューニングせずにそのまま本番が始まっても何とかなります。これは現場では非常に助かります。

「CHR15M」と「CHR12M」は、どのように使い分けていますか。

松村氏:
現場のスペースや用途に応じて使い分けていますが、実際のところほとんどの現場は「CHR12M」で対応できます。ただし、より低音が求められるドラマーやベーシストのモニターには「CHR15M」を使うことが多いです。スペック上では「CHR12M」も低域が伸びていますが、聴感上特に「CHR15M」は90Hz付近のローが15インチなので余裕を持って鳴ってくれます。

一方で設置場所に制約がある場合や、アイドルグループのように多数のモニターを使用する場合は、ステージの足元をスッキリとみせるためコンパクトな「CHR12M」を選びます。

「CHR15M」(左)「CHR12M」(右)

「CHRシリーズ」のデザインや扱いやすさはいかがですか。

小森氏:
デザインもとてもいいと思いますよ。「CHRシリーズMモデル」はいかにもフロアモニターらしい形状が、いいですよね。ステージに置いた際も高さが低いため見栄えも良いです。重量もそれほど重くないし頑丈なハンドルもついているので、舞台転換の時でも移動もしやすいです。

可搬性に優れた強固なハンドルを装備
シンプルでスッキリとしたウェッジシェイプのデザイン

今後、「CHR15M」と「CHR12M」をどのように活用していきたいですか。

小森氏:
今後もフロアモニターとしてどんどん使用していく予定です。最近はPA機器を乱暴に扱うミュージシャンは減ってきていますが、万が一、フロアモニターに足を乗せられても、筐体がガッチリしていて耐久性が高いので安心です。

松村氏:
「CHR15M」と「CHR12M」はこれまでPAの現場で求められてきた手軽で高性能なフロアモニターのニーズに応えられるハイコストパフォーマンスなモデルだと思います。特に短時間でのセッティングが求められる現場では、そのフラットな音響特性が大きな武器ですね。これからいろんな現場でどんどん使っていこうと思います。

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

Yamaha Loudspeakers CHR Series

CHR Series

合板製キャビネットで様々な用途に最適化された15、12、10インチモデルをラインナップするパッシブラウドスピーカーシステム。

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