【導入事例】サウンドスタジオノア 様 / リハーサルスタジオ / 東京
Japan/Tokyo Dec.2024
首都圏を中心に約20店舗を展開する都内最大級の音楽リハーサルスタジオ「サウンドスタジオノア」。レコーディングに最適な3帖のボーカルスタジオから大規模なバンドなどのリハーサルやネゲプロに対応する85帖の大型スタジオまで、さまざまな規模のスタジオ環境を提供しています。
「サウンドスタジオノア」新宿店にヤマハデジタルミキシングコンソール「QL5」、ラウドスピーカー「CZR12」、サブウーファー「CXS15XLF」が導入されました。その導入理由と使い勝手などについて「サウンドスタジオノア」新宿店 店長 細川 潤 氏にお話をうかがいました。
「サウンドスタジオノア」新宿店について教えてください。
細川氏:
音楽リハーサルスタジオの「サウンドスタジオノア」は東京を中心にスタジオを多数展開していますが、中でも新宿店はトップクラスの規模と稼働率となっています。交通アクセスも非常に良く、新宿駅から徒歩数分の距離にありますので、アマチュアミュージシャンだけでなく多くのプロミュージシャンやアーティストもリハーサルやゲネプロでご利用いただいています。
デジタルミキシングコンソール「QL5」、ラウドスピーカー「CZR12」+サブウーファー「CXS15XLF」、パワーアンプ「PX5」が新宿店のCSスタジオ(30帖)に導入されました。このCSスタジオとはどのようなスタジオなのでしょうか。
細川氏:
新宿店のCSスタジオは、30帖のメインルームに5.5帖のサブルームを備えた大規模なスタジオです。このスタジオでは、主にプロのバンドやアーティストの方々がリハーサルやゲネプロを行う用途でお使いいただくことが多く、そのため終日ロックアウトでのレンタルにも対応しています。こうしたタイプのスタジオでは音響設備に特に高いクオリティが求められます。
このCSスタジオでデジタルミキシングコンソール「QL5」を導入された理由を教えてください。
細川氏:
「QL5」を選んだ第一の理由はメモリー機能です。このスタジオはツアーのリハーサルなどで使用されることが多く、ライブの本番で使用するヤマハのデジタルミキサーとミックスデータの互換性があることが重要です。その点「QL5」であれば「CLシリーズ」や「RIVAGE PMシリーズ」などとミキシングデータの互換性があるため、これまでのツアーの設定をそのまま「QL5」でリコールできますし、ここで行ったリハーサルでの設定もすぐにライブ本番のヤマハミキサーに呼び出すことができます。
もう一つは入出力チャンネルの多さですね。ヤマハのデジタルミキサーはコンパクトですが非常に多くの入出力が可能です。近年のプロのライブステージではイヤーモニターが一般的になっているので多チャンネルの出力に対応できる点も重要でした。
リハーサルスタジオの立場として「QL5」の運用はいかがですか。
細川氏:
耐久性は申し分なく、これまで大きなトラブルが発生したことはありません。音や操作性に関してはプロのPAエンジニアがいつも使っているミキサーなので全く問題ないです。アマチュアの方がこのスタジオを使うこともありますが、その場合は基本的な操作をお伝えしています。それとリハスタで使うための最低限の基本操作に関しては「ご利用マニュアル」も用意しています。
ラウドスピーカー「CZR12」+サブウーファー「CXS15XLF」、およびパワーアンプ「PX5」についてはいかがでしょうか。
細川氏:
「CZR12」は2021年に「サウンドスタジオノア」御茶ノ水店のオープン時に初めて導入しました。その時私が御茶ノ水の店長を務めていたのですが、導入に際して他社スピーカーを含めてスタジオに実際に並べて試聴を行いました。その聴き比べで明らかにヤマハの「CZR12」が優れていたんです。音が非常にクリアで、しかも全帯域でバランス良く再生していました。これは音の専門家だからわかるというレベルではなく、誰が聴いても明らかでした。
それで御茶ノ水でもほぼすべてのスタジオで「CZR12」を導入し、その後オープンした「サウンドスタジオノア」でも「CZR12」を数多く入れています。このCSスタジオでは「CZR12」とサブウーファー「CXS15XLF」との組み合わせを導入することで、低域の表現力を加えたプロフェッショナルなリハーサル環境を実現しました。
また、「CZRシリーズ」スピーカーに最適なDSP設定を搭載したパワーアンプ「PX5」を組み合わせているので、高い音圧レベルでも安定して稼働しています。
ラウドスピーカー「CZR12」+サブウーファー「CXS15XLF」の評判はいかがですか。
細川氏:
非常にクリアな音だと、特にプロのミュージシャンから高く評価されています。特に再生音源や打ち込みの音源と生演奏を組み合わせる場合、このクリアさが非常に重要です。
機材が毎日長時間使用されるリハーサルスタジオにおいては耐久性も重要だと思います。耐久性についてはいかがでしょうか。
細川氏:
ヤマハの機材は一般に非常に耐久性が高いですね。特に「CZR12」はユニットが飛んだりして壊れることがほとんどなく、メンテナンスの必要があまりないのがスタジオとしてはありがたいです。今までのスピーカーはユニットがよく飛んでいて、そのたびに交換作業に時間がかかりましたし、リハーサル中に故障するとお客様の時間もロスしてしまいますから。
「QL5」についてもこれまで大きな故障はなく問題なく使えています。こちらもアナログミキサーはチャンネルごとにガリが生じたり使えなくなったりすることもありましたが、デジタルミキサーではそういった信号系のトラブルがなくなりました。いずれにしても長時間の使用でも安定した音質を保つ点は、プロフェッショナルなスタジオにとって非常に重要で、ヤマハ製品はその点でも優れています。
またスタジオのレンタル用楽器でもエレアコやベースなどヤマハのものを多く用意していますが、こちらも常にコンディションがよく、メンテナンスの手間がかからなくて故障もほとんどありません。それも素晴らしいと思います。
お客様からのフィードバックはいかがですか?
細川氏:
お客様からは「音がクリアで非常に良い」といった声を多くいただいていますし、特にプロフェッショナルなバンドやアーティストからは、高音質の再現力と音のバランスの良さが評価されています。
本日はありがとうございました。
「サウンドスタジオノア」御茶ノ水店では
デジタルミキシングコンソール「TF3」、ラウドスピーカー「CZR12」を導入
「サウンドスタジオノア」御茶ノ水店ではヤマハのデジタルミキシングコンソール「TF3」、ラウドスピーカー「CZR12」、パワーアンプ「PX8」が導入されました。
その理由と使い勝手についてのミニインタビューです。
新條氏:
「サウンドスタジオノア」御茶ノ水店は2021年にオープンした新しい店舗で、音楽の街・御茶ノ水の中心にあります。駅から徒歩1分という立地の良さもあり、幅広い年齢層のお客様が利用しています。当店では、ヤマハのデジタルミキシングコンソール「TF3」とラウドスピーカー「CZR12」、パワーアンプ「PX8」を導入しています。
「TF3」を選んだ理由は、USBメモリで簡単にプリセットを保存・読み込めるため、特にプロフェッショナルなお客様に非常に喜ばれていますし、若い世代もタッチパネルに慣れているせいか使いこなしている方も多いです。
また「CZR12」はサイズがコンパクトでありながら、十分な音圧とクリアでバランスの良いサウンドを出してくれます。「CZRシリーズ」用のスピーカープロセッシングやスピーカープロテクション機能があるパワーアンプ「PX8」と組み合わせることで、長時間の使用でもトラブルもなく稼動しています。お客様からは、「音が非常にクリアで、低音もはっきりしている」といった評価をいただいています。今後も音楽の街・御茶ノ水にふさわしいスタジオ環境を提供してきたいと思います。
「サウンドスタジオノア」公式Webサイト
https://www.studionoah.jp/