YSP-3300 デジタル・サウンド・プロジェクター 生産完了品

徹底した高音質設計で、“音のビーム”による臨場感がさらに進化

多くのフロントサラウンドシステムがバーチャルサラウンド方式を採用するなか、「YSPシリーズ」はビーム化した音を壁面反射させることで、リアルな音をリスナーへ届ける7.1chサラウンドを実現しています。本機のサウンドバーは、ビームスピーカー16個に加え口径6.5cmのウーファーをボディの左右に配置。迫真の臨場感に力強い中低域をプラスしました。また、本機専用に設計したサブウーファーも、独自のYST(ヤマハ・アクティブサーボ・テクノロジー)方式の採用により躍動感あふれる上質な重低音を再生します。こうした高音質設計の徹底により、音場の広さやセリフの定位感といったサラウンド再生時の表現力はもちろん、音そのものの質感もさらに向上し、音楽再生も高品位なサウンドで楽しめます。

iPod、iPhone、iPadに加え、PCの音も。高音質ワイヤレス再生

ヤマハ独自のAirWired技術を採用したiPod用ワイヤレストランスミッター「YIT-W12*」を付属。お手持ちのiPodやiPhone、iPadをはじめPCの音声も、手軽にワイヤレスで高音質再生が可能になりました。しかも伝送遅延が少ないため、インターネット動画の視聴やゲームプレイにも最適です。

*対応機種:iPod nano(第3~6世代)、iPod touch(第1~4世代)、iPhone4S、iPhone4、iPhone 3GS、iPhone 3G、iPhone、iPad(第3世代)、iPad 2、iPad

高さ86mmのサウンドバー+ワイヤレスサブウーファーで、設置性に配慮

本格的なシアターサウンドが楽しめる「YSPシリーズ」。本機では、その魅力をより手軽にお楽しみいただけるよう、テレビの脚をまたいで置けるスリムなサウンドバーと、縦置き・横置き自在でラック収納も可能なサブウーファーの2ユニット構成としました。サウンドバーは付属のスペーサーを使うことで、高さを2段階に調節可能。お使いのテレビに合わせてすっきりと設置できます。しかも、サウンドバーとサブウーファーの接続は、クリアな高音質で定評のあるAirWired技術を採用したワイヤレス接続。レイアウトの自由度を大きく高めています。また、サウンドバーには、テレビリモコンの操作に影響が出ないよう、リモコン信号をテレビに受け渡すテレビリモコンリピーターも装備しました。

※赤外線を使用したリモコン信号の伝送に有効です。

理想の視聴環境をフルオートで実現する「インテリビーム」

設置する室内形状などにあわせて、サラウンドシステムを最適な状態に調整するのは手間のかかる作業です。そこで「YSPシリーズ」では、理想の視聴環境がフルオートで得られる音響測定・最適化技術「インテリビーム」を搭載しています。付属の測定用マイクをつなぎ、テレビ画面の日本語メニューにしたがってリモコン操作をするだけで、約3分で設定完了。ビーム角度や音量、音質などを、各チャンネルごとに最適な状態へと自動セッティングしてくれます。さらに本機では、部屋の端に設置した場合の補正精度が向上。左右の音の位置バランスまでおまかせで補正してくれるため、従来機種で行っていた「フロント左/右チャンネルの位置調整」の手動セッティングが不要になりました。

HDMIコントロール機能にも対応した、最新のHDMI端子を搭載

高精細4K映像やHDオーディオ信号の伝送が可能な4系統のHDMI入力端子を装備。入力切り替えをすばやく行えるInstaPort(インスタポート)にも対応するなど、多彩なソースを高品位なまま満喫できる充実の性能を備えました。また、大手メーカーのテレビやレコーダーに対応したHDMIコントロール機能(リンク機能)も搭載*。本機と接続したテレビやレコーダーのリモコン操作に連動して、本機の電源投入や音量調整、入力ソースの切替などを行います。さらに今回、東芝社製の一部のテレビリモコンで本機のメニューなどのコントロールまで可能になりました。

*HDMIコントロール機能(リンク機能)は、本機~対応テレビ間(レコーダー含む)をHDMI接続した場合に実現するものです。

その他の機能・特長

●ヤマハ独自の音場プログラム「シネマDSP」●電子番組表と連動して、自動的に音場プログラムを切り替える「おまかせサラウンド」●3D映像伝送とオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応したHDMI端子●MP3やWMAなどの圧縮音源をいきいきと再生する「ミュージックエンハンサー」●電源の切り忘れ防止などに対応したECO(エコ)モードを装備

~ヤマハ独自のサラウンド技術 YSP~ 多数のスピーカーを精密に時間制御、1台でマルチチャンネル音場を再現

デジタル・サウンド・プロジェクター技術の根幹は、小口径のスピーカーを複数横方向に並べたビームスピーカーと、それらを時間軸で精密に制御するデジタル信号処理技術、この2つで構成されている。横方向に並べた複数のスピーカーから同時に音を出すと、互いの発する音の波が重なり合い、直進方向の強い波が生じる。この直進する音の波、それが音のビームだ。そして各スピーカーから音を出すタイミングをずらすことで、音のビームに方向性が生まれる。「YSPシリーズ」ではこの原理を利用し、高精度なデジタル信号制御によって5つの音のビームを作り出し、これらを壁面に放射・反射させることで、“本当に後ろから音が聴こえる”というリアルな音場空間を作り出している。

~ヤマハ独自のサラウンド技術 YSP~ リアル、アンビエント、スウィートスポットの次元が違う

デジタル・サウンド・プロジェクターの最大のメリット、それはリアルであること。壁に反射した音が実際に後ろから聴こえる臨場感は、決してバーチャル方式で再現することはできない。そして、もう一つ。「YSPシリーズ」では、壁に反射させた音が自然に広がって、部屋全体で音が鳴っているような、シームレスな音場空間が得られることだ。例えば雨が降っているシーンなら、360°そこら中で雨の音が聴こえる臨場感、音の広がり(アンビエント)が実感できる。しかも最適な音が楽しめるエリア、いわゆるスウィートスポットが広い、ということだ。一人はもちろん、複数人で聴いていても自然な臨場感で映像を楽しむことができる。