TECHNOLOGY

 

TRUE SOUND

“TRUE SOUND”、それは音の生まれる瞬間から人の耳に届くまで、そのすべてを手掛ける世界での唯一のオーディオブランド ヤマハにしか生み出せない音。130年以上に渡る楽器づくりで培われた“アコースティック技術”、そしてライブ、レコーディングといったプロオーディオ機器のノウハウが活かされた“エレクトロニクス技術”。この2つの技術の融合が、目を閉じればすぐそこにアーティストの存在を感じることのできる、CLOSER TO THE ARTIST という深い音楽体験をつくり出します。

ACOUSTIC TECHNOLOGY

空気を振動させ音を生み出す、音楽を表現するために最も重要で根源的な技術、それがアコースティック技術です。しかしその技術は、一長一短で得ることはできません。ヤマハは、ピアノづくりを基としながら様々なアコースティック楽器をつくり続けてきました。そして、アコースティックに関する深い知識と経験を積み重ね、豊かな感性を育んできました。そんな楽器づくりを通して、アーティストが音を生み出す瞬間を最も知るブランド、ヤマハならではの技術が全てのオーディオに注ぎ込まれています。

アーティストが奏でた理想の音をありのまま表現する

スピーカーユニット技術

空気を振動させ音を生み出し、音色を決定づける重要なパーツであるスピーカーの振動板。ヤマハの振動板製造はピアノの響板から発想を得て、1967年に楽器の原音を忠実に再現するために作られたスピーカー「NS-20」が始まりとなります。そして、楽器の音色をありのままに鳴らしきるための技術の追求は、今日に至るまで変わることなく続いています。例えば、ツィーターからウーファーまでの振動板を100%ZYLON®という同一素材を使用し、全帯域の音色統一を実現した「NS-5000」の独創技術をはじめ、ヤマハは新しい振動板の素材選定や構造設計に果敢に挑戦しています。

アコースティックチューニング

楽器がその筐体すべてを使って音を生み出すように、オーディオ機器も筐体形状・部品配置・素材などすべてが音に影響してきます。もし不要な振動があれば、それはおのずと音に悪影響を及ぼします。ヤマハのオーディオは楽曲が本来持つ音色を生み出すために、構造やメカが最終的に音に与える影響を一切妥協することなく突き詰め、電気的にではなく、アコースティックに音を出すことにこだわったアコースティックチューニングをすべての技術の根幹をしています。それは素材の特性を熟知し、それらをどう組み合わせるかという豊かな知識と経験・ノウハウが重要となり、楽器の響きを知るヤマハだからこそ可能なことなのです。

確かな音づくり

“どこを響かせ、どこの振動を止めるのか”、よい音を生み出すための根本は、楽器づくりもオーディオづくりも同じです。ヤマハのオーディオは知識や経験、勘だけに頼るのではなく、ピアノをはじめ、ギターやバイオリンといったアコースティック楽器の開発で実際に使用されている音響解析機器(FEM解析)を駆使した科学的なアプローチも用い、緻密な分析を積み重ね設計されています。そうすることで、楽器ブランドならではの豊かな感性と最新の技術を融合させ、つねに音楽性あふれるヤマハならではの音を追求しています。

ELECTRONIC TECHNOLOGY

音楽をより多くの人にとどけるためには、“エレクトロニクス”の技術が必要不可欠になります。そしてライブやレコーディングといった音楽をより多くの人に届けることを、プロオーディオ・レコーディング機器を通して支え続けてきたブランド、それもまたヤマハです。そうした音楽が作られるプロフェッショナルの現場で鍛えられた数々のエレクトロニクス技術が、ヤマハのオーディオには余すことなく活かされています。

アーティストが音・音楽に込めた想いのすべてを届ける

アンプ技術

ヤマハでは、ダイナミクス溢れるサウンドを再現するために必要な立ち上がりに優れたハイスルーレートアンプや、電源増幅回路をフローティングすることで原理的にグラウンドノイズを排除する特許技術「フローティング&バランスパワーアンプ」をはじめ、ローインピーダンス化を徹底し余裕のある電源供給を可能にする電源トランスといった、音を高純度に力強く鳴らしきる数々のアンプ技術を有しています。これらによって音楽の躍動感や開放感がありのままに感じられる音を実現しています。

視聴環境最適化技術

音は、それが再生される場所はもちろん、聴く人のスタイルや環境に大きく影響を受けてしまいます。その影響を最小限に抑え、補正するための技術がヤマハのオーディオには備わっています。例えば、室内の音響特性を自動的に計測し理想的な音に補正するAVレシーバーの「YPAO(Yamaha Parametric room Acoustic Optimizer)」、音楽的品位を損なうことなくノイズを低減するイヤホンの「アドバンスドANC(Active Noise Canceling)」。他にもライブ・レコーディングといった音楽制作の現場を知り尽くし、“どんな場所でも最高の音を届けたい”という想いの元に生まれた数々の独自技術によって、リスナーを視聴環境という制約から解放します。

音場創生技術

音は空間を介して人の耳に届きます。だからこそすべての再生音には、その音がより良く生きる空間があります。ヤマハのオーディオは最先端かつ高性能DSP技術を用いながら、その音が本来存在すべき空間に「還し、解き放つ」という思想に基づいた音場創生を追及してきました。膨大な実測音場データを活用し、その場にいるような圧倒的な臨場感を再現するヤマハ独自の「シネマDSP」、それをさらに発展させ、シーンに応じて最適な音場効果を自動的に創出するサラウンド機能「SURROUND:AI」など、リスナーが今いる場所さえ忘れ、まるで目の前にコンテンツが浮かび上がるようなイマーシブな音楽体験を届けます。

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