アーティスト

小倉博和

小倉博和

ヤマハエレクトリックアコースティックギターに搭載されている新システム「SRT(スタジオ・レスポンス・テクノロジー)」は、スパッと言っちゃうと、新しい窓が開いたよう。「ブレンド」という機能でピックアップワイプにしていくと、ギターのサウンドホール前に置いたマイクで音を拾っているサウンドになっていく。このサウンドは良いギターを良いマイクで良いエンジニアが良いスタジオで録った音ですね。(笑)
そもそも基本の楽器の音がバランスとれていないと、良い結果が出ないわけで、「まずは楽器ありき」ということですね。そこがまた面白い。これまでも、弦振動をピエゾピックアップで拾い、モデリングなどでアコースティックの音を出す発想はありましたが、SRT新システムは、「ちゃんとした良いギター」という基本形があったうえで、それをひとつの答えに導こう、ということなんです。
このギターの生音は、エンジニアの評判もすごく良い。一番言われるのがいい意味で「クセがない」。どんなサウンドの中でも居場所が自然。そういう意味で、基本がちゃんとしているんですね。
開発時、(ヤマハ担当者と)話している時に「『AG-Stomp』がギターに入ってたらいいな」と話をしていたんですが、出て来たアイデアはそれ所じゃなく、いろんな新しい発想が入っていたんです。だからもう興味津々で、電話しては「まだ出来ないの?」と催促していたら(笑)、『LJX26CP』『CPX1200』『APX1200』の3本の試作完成品を弾かせてくれました。
APX1200は、小ぶりなボディなのにふくよかなアンビエンスがありスタジオのサウンド、スタジオのレゾナンス、響き…空気感ですね。空気っていうのがちゃん入っている。スタジオで鳴らすとローがふくよかになるんですね。あのボディの個性、それプラス、スタジオの鳴りも加わって、ラウドに。その新しい質感が好きですね。あと、モデリングとかシミュレーションのものって、弱く弾いた小さな音が弱点だったりするんですけど、このギターはそこも、とても自然ですね。これからライブなどでも使っていけば、この楽器でプレイの幅が広がっていきそうです。

DIMENSION 増崎孝司

DIMENSION 増崎孝司

このアコースティックの最大の魅力は手にしたイメージとアウトプットされた音のイメージが同じである事。

楽器本体の生の音とライン出力される音があまりにも違う楽器が多いアコギの世界で革新的な存在ですね。

安心して弾けるし強弱のニュアンスも完璧につけられる・・・今までのアコギに対するストレスが見事に払拭されています!SRTは僕にとってサウンドプリセット。

使う場所(スタジオやコンサート会場、自宅でのデモ作り・・)によって楽器の特性を犠牲にする事なくそれぞれにマッチしたトーンを得られる素晴らしいツールですね!それこそ独奏、デュオでの伴奏、バンドetcとどこでも「ナチュラルなアコースティック・サウンド」を手に入れる事が出来ます!アコギを手にする機会が今まで以上に多くなりそうな予感・・そんな素晴らしい楽器です!

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DEPAPEPE 三浦拓也

DEPAPEPE 三浦拓也

なにがすごいかと言うとマイクサウンドの再現性。開発の途中段階の時から何度も弾かせてもらっていたんですがこれがおもしろい。
組み合わせによっていろいろな音がすぐ出来てしまうので、アコギなのにこれ一本で何種類ものサウンドが思いのままに。

しかもただのマイクシュミレートではなく、実際に同じ仕様のギターを弾いてのデータ収集がすごく効いていて、本当にレコーディング時にマイク録音してもらったような音がでてきます。

そしてライブでよく使う僕にとってすごく嬉しいのがピエゾピックアップとの併用時、ブレンド加減の設定がすごく扱いやすいこと。
マイク、ピエゾ、どちらを基本のサウンドにしてもすぐ手元で調節できるし、たとえば曲ごとに、アップテンポはリズムが見えやすいようにピエゾにマイクを足す。
バラードは指弾きだからマイクをメインでピエゾを輪郭を出すためにすこし足す。みたいなサウンドメイキングがすぐステージ上でできます。これは便利。

ライブでレコーディングのようなサウンドが手に入るSRTはやっぱりすごい!!

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田中彬博

西山隆行

SRTは良いマイク、良いエンジニア、良いスタジオによって作り出される最高の音質をラインで、ライブで、会場に合わせて音作りをしながら簡単に出すことができます。

しかもノイマンやロイヤーのような、一流のスタジオで使用されているマイクを使って、APXならAPXを、LJ26ならLJ26をレコーディングした音がプリアンプに入っている。

従来のシュミレーターとは全く異なる、夢のようなピックアップシステムです。

ライブでも動きながらプレイできるし、ハウリングの心配も無い。また宅録のような、ラインで直結するような簡単なレコーディング現場でもSRTのシステムは大活躍するはずです。


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西山隆行

西山隆行

演奏場所や編成、曲調などにより、”出したい音”は変わってくると思います。
SRTプリ・アンプは見た目はコンパクトでシンプルですが、 実に多機能でポイントを押さえたシステムだと思います。
SRTを使いこなす為には”出したい音”を事前に把握しておくことが重要ですね。
ポイントを掴んでいれば、ステージ上でもスピーディにセッティングができ、 サウンド・メイキングに余計な心配をすることはなく、演奏に集中できると思います。
例えば、マイク位置を設定するフォーカス/ワイドのスイッチですが、 バラードでは空気感のあるワイドを選択すると広がりのあるサウンドを得ることが できるし、フォーカスは直接的なアタック感がありパワフルな曲で存在感を出すと いった様に、目的にあわせて選択することができます。
SRTのピエゾ素子はサドルの真ん中に埋め込まれており、従来のピエゾ・システムよ りもスピード感やアタック感が向上し、輪郭のあるパワフルな音が出せます。
ロック・バンドでベースやドラムに負けずアコースティック・ギターでリード・ソロ が演奏出来るのではないかと期待しています(笑)=

Josh Gooch

Josh Gooch

Steve Lukather

Michael Herring