エレクトーン50周年記念イベント ~総集編~

エレクトーン誕生から50年。その50歳を祝うべくエレクトーンシティ渋谷ではこの1年間数々のコンサートを協賛・主催してきた。ピアノコンチェルト、各種リサイタル、ジャズオルガン、ジャズヴォーカル、オペラハイライト、等々、音楽ジャンルは多岐にわたる。その総集編ともいえるコンサートが12月に行われた。

一つは、(財)ヤマハ音楽振興会に所属するエレクトーン・プレイヤー17名が総出演する三夜連続のコンサート「Best! Best!! Best!!!」。

第1夜(12/8)は、AYAKI、安藤禎央、尾野カオル、鈴木麻理奈、高田和泉、廣田奈緒子の6名。第2夜(12/9)は、岩内佐織、加曽利康之、冴咲賢一、森俊雄、渡辺睦樹の5名。そして最終日(12/10)は、柏木玲子、小寺久美子、窪田宏、平部やよい、松本玲子、三原善隆の6名が演奏。

ソロあり、初共演のアンサンブルあり、三夜ともそれぞれのチームの個性あふれる豪華なコンサートとなった。STAGEAのほかに旧機種も並べられ、プレイヤーが当時を振り返ったり懐かしの名曲を披露したり、貴重な時間をともに過ごすことができた。旧機種の中でも、注目はGX-1。平部の名曲「ラプソディ・オン・GX」の演奏に感嘆するオールドファンが多く見られた。

二つめは、「La Festa !」(12/13)。

丸一日エレクトーンシティ渋谷を開放し、旧機種の試弾、月刊エレクトーン(創刊から全巻)の閲覧、旧機種のロビー・デモ演奏、3つのコンサート、最後はエレクトーン・パーティで締めくくる一日を設けた。 コンサートは、シリーズでおくる「蘇るエレクトーン・モード」の第3弾。今回は90年代の音楽にスポットを当て、旧機種を含めた演奏を渡部薫と和田侑記が担当。さらに、大阪から松内愛を招き、オリジナルを主にアレンジの〝妙〟を演奏。そして最後は鷹野雅史が「STAGEAフィルハーモニー」と称し、硬軟(?)聴き応えのある演奏を披露した。

この一年間、エレクトーン50周年記念イベント/コンサートに多数ご来場いただき心より御礼申し上げます。

エレクトーンシティ渋谷・記

(上から)写真1:12月13日「蘇るエレクトーン・モード」より和田侑記と渡部薫|写真2:12月13日 松内愛|写真3:12月13日 鷹野雅史|写真4:12月10日 GX-1を演奏する平部やよい|写真5:12月9日 オープニング・アンサンブルより

2009年12月8~10日・13日 エレクトーンシティ渋谷