若い推進力、エネルギーが溢れる! estab.l コンサート ~国立音楽大学卒業生、在学生5人による~

established=「創り出された」独自のステージが皆さまに何か共感していただける新しい音楽の空間を創り出せたら、とこのコンサートを開催いたしました。

プログラムはエレクトーンのクラシックオリジナル作品を中心とし、ジャズやチェロとの共演も取り入れ、8ステージすべてがそれぞれの特徴と色を持った多彩なコンサートとなりました。大林真依と菊地晴夏によるラヴェル「クープランの墓」のアンサンブルに始まり、佐々木聖也「Automatic Blue」「空に捧ぐ」(ピアノ)、渕上久美「軌跡? primitive sea?」、菊地友夏「藍」、チェロと2台のエレクトーンのために作曲した「sympathy for P」(チェロ、村上咲依子さん)、菊地晴夏「lunatique」、菊地友夏と渕上久美によるチャイコフスキー「交響曲第六番第三楽章」のアンサンブルで締めくくりました。

エレクトーンをよく知る方だけでなく、初めて聴く方にも多くお越しいただきました。若い推進力、エネルギー溢れる温かいコンサートであったとのご感想を頂戴いたしました。

「エレクトーン」という楽器を通して私たちの音楽を共有していただけたこと、また想いが伝わったことへの喜びは計り知れません。主催者メンバー、それぞれ今の立場、目標や夢は少しずつ異なりますが、このコンサートを経てますます音楽を創り出す喜びを実感したのです。必ず継続してまた開催していきたいと決心し、おのおのの音楽心を大きく広げていきたいと改めて感じました。

エレクトーン奏者/菊地友夏

2011年2月22日 エレクトーンシティ渋谷