本と世界の絆をつなぐ、エレクトーン最高! ACEC=荒川チャリティーコンサート2011 結成15周年記念公演

1996年夏に結成した、タイ東北部のコンケーン市に活動拠点を持つ日本の民間支援団体ACEC(アセック・アジア子ども教育センター)は、主宰の杉浦直樹を中心に、専属スタッフのニッタヤー夫妻による「移動寺子屋教室」という<読み書き計算・公衆衛生・心の開発教育・奨学金などのプロジェクト>が行われています。活動のテーマは『町や村の再生と再興・コミュニティー構築・人材育成』。現在の日本にとって最大の課題に15年前から取り組んでいるのです。専属スタッフ二人の活動費と人件費確保を目的にスタートした「荒川チャリティーコンサート」もおかげさまで15周年を迎えることができました。初期のころからエレクトーン奏者の西山淑子さんと齋藤良さんが公演を支えてくださっています。

今回、3ステージ構成の3ステージ目にD-DECK2台を使用、西山さんは「クリスマスメドレー」、齋藤さんはラフマニノフの「鐘」を熱演していただきました。さらに、1ステージに登場したシンセパーカッションの渡部総司さん、ハンドフルートとピアノのデュオグループCHILDHOOD 、陶芸家の渡辺敬一郎さんによる常滑笛も加わった全員参加のシベリウス「フィンランディア」が演奏されました。中間の合唱部分に常滑笛とハンドフルートという世界唯一無二のコラボレーションを試み、『デジタルの極み・アナログの極み・妙なる融合サウンド』を観客の皆さんにお届けしました。

フィナーレは「上を向いて歩こう」、西山さん作曲の「金子みすゞ・こだまでしょうか」「故郷」等を観客の皆さんと全員合唱・演奏して4時間におよぶ公演は終了。中高大学生ボランティア90名によるバザー販売も行われ、宮城県石巻漁港の皆さんへ10万円の商品仕入れ応援、収益の15万円をニッタヤー夫妻に寄付することができました。 今年は12月15日(土)同会場にて『仕事って何? 働くってなんだろう?』のテーマで公演を実施します。今後とも皆様のご協力をお願いいたします。

事務局長、指揮者/五味雅彦

(上から)写真2:エレクトーン演奏/西山淑子、齋藤良

2011年12月17日 日暮里サニーホール