一貫性のあるプログラムにこだわって… Equipe第1回自主コンサート でんおる~Live on Six Electones~

Equipeの始まりは、浜松学芸高校音楽科出身の同級生、平田翼(国立音大4年)と楠裕介(相愛大学4年)が大学2年の夏、"プログラムに一貫性のある、エレクトーンアンサンブルを中心としたコンサート"、そして、"互いの大学で学んできた演奏・創作を生かせるコンサート"を高校の同窓生としたいと話したことがきっかけでした。そこから2人はメンバー集めを始め、瀬崎あみ(国立音大4年)、稲村知紀(同大学3年)、松尾奈緒(同大学3年)、櫛橋茉希(相愛大学3年)が仲間に入り、2012年の春から始動しました。

コンサートを企画するうえで大変だったことは、東京と大阪という距離感でした。直接会うことが困難なため、主にスカイプで話し合い、長期休みには直接会って楽譜の受け渡しやアレンジについて議論等をしました。

私たちはプログラムに一貫性を持たせることにこだわりました。1、2部のオープニング曲、コンサート最後の曲、開場で流すBGMに、3つの共通モチーフを用い、「Reunion(再会)~ever lasting~」は高校の恩師である藤村亘氏が、他の3曲は楠裕介が書き下ろしました。また、童謡「ちょうちょ」を、エレクトーンの機能を駆使して5種類のジャンルにアレンジし、ジャンルごとに演奏者が入れ替わる演出に全員で挑戦しました。相愛大学生は創作を、国立音大生はクラシックの演奏をメインとした曲目構成にしました。シティのスタッフの方々や同窓生のスタッフの協力もあり、本番を無事終演することができました。

この"でんおる"は私たちEquipeにとって初めての自主企画コンサートで、手探り状態の中、学校生活と両立しながら準備してきました。反省点もありましたが、それぞれの今後の音楽活動にプラスになるものを得たと思います。何よりお客様からの温かいお言葉をたくさんいただけたことがこれからの励みとなりました。

このコンサートで再会したEquipeメンバーと、これからも互いに刺激し合い、再び同じ舞台で音楽をつくり、伝えて行きたいです。

Equipe/平田翼

2013年3月28日 エレクトーンシティ渋谷