ダンスとエレクトーンのコラボレーション Stage Box公演『ELEVEN』

2013年10月5日、6日、エレクトーンシティ渋谷にてダンスとエレクトーンのコラボレーション公演『ELEVEN』を開催いたしました。僕が主宰するStage Boxとしては、初の主催公演となりました。東京シティ・バレエ団の現役プロダンサー11名、エレクトーンに菊地友夏さん、サクソフォンに丹沢誠二くんを迎え、全編エレクトーンとサクソフォンによる編曲、演奏により公演を企画しました。

エレクトーン奏者、菊地友夏さんとの出会いは4年くらい前でした。僕の創ったダンス作品を劇場で観て、「ダンスとエレクトーンのコラボレーションをしたい」と菊地さんからアプローチしてきてくれたのがきっかけでした。最初に彼女と一緒に作品を創ったのは、2011年の日本バレエ協会公演「バレエ・クレアシオン」で、「HOTARU」という作品を発表したときで、彼女に、エレクトーンを使って既存の曲のアレンジを依頼しました。その後、ダンスとエレクトーンによる単独公演ができないか、いろいろと話をするようになり、今回出演者やいろいろな予定が合い、ヤマハエレクトーンシティ渋谷スタッフの皆様のご協力、東京シティ・バレエ団後援の元、公演を行うことができました。

公演では、新作「Seventh Sense」、改訂再演「Circle of Life」をご覧いただきました。どちらの作品も、ライブ感覚で観て、そして空気を感じてもらえるよう、ダンスや曲の創り方を意識しました。ダンス作品に合わせてのエレクトーン用の編曲、制作面など、大変なことはたくさんありましたが、終演後のお客様の反応、アンケートなどから、いい公演をご提供できたと思っています。

本当にたくさんの方々にご来場いただき誠にありがとうございました。お客様が足を運んでくださるから自分たちはこうしてパフォーマンスができる、ということを改めて再認識した日でした。

そして、今回は、スタジオでの編曲の作業から関わったのですが、ここまでエレクトーンと接するのが初めてで、想像以上にたくさんの機能があり、エレクトーンによるアレンジで作品に大きく深みが増すと感じました。今後また、エレクトーンシティ渋谷でエレクトーンによる公演を企画したいと思います。

Stage Boxでは、この経験を生かし、これからも、ダンスを壁なく身近に感じていただける企画をプロデュースしていきたいと思っています。ぜひ非日常のひとときを過ごしにいらしてください。

代表/小林洋壱

(上から)写真4:エレクトーン演奏/菊地友夏|写真5:代表を務める小林洋壱

2013年10月5、6日 エレクトーンシティ渋谷