3つのユニットで、自由な発想のステージ 第5回ハナマメエレクトーンライブ ハナマメは旅をする5

ハナマメは、国立音楽院の講師と電子オルガン専攻卒業生からなる音楽集団です。「ハナマメは旅をする」と題したライブは今回で5回目。メンバーそれぞれが自由な発想で、古今東西へ、過去未来へ、幻想の世界へ、音楽で「旅」をします。今回は3ユニットに分かれてのステージです。

まず瀧澤亜由美(EL)・土橋加実(EL・テルミン)によるユニット『海千山千』。エレクトーンアンサンブル「All Is Hell That Ends Well」、土橋のオリジナル曲ソロ「In the beginning」に続き、エレクトーンとテルミンのアンサンブルによる「オンブラ・マイ・フ」と「白鳥」。そして絵本朗読とエレクトーン演奏による「ぐりとぐら」では子どもたちがとても楽しんでいました。

次に、林園実(EL)・宮崎和美(Vo・笙・リコーダー)による『空』。トルコ民謡「ウスクダラ」に始まり、歌・笙とエレクトーンでスコットランド民謡の「The Water is Wide」、林のエレクトーンソロでイスラエルのヘドバとダビデの「ナオミの夢」、そして13世紀にスペインで編纂された「カンティガス」を歌・リコーダー・エレクトーンで演奏しました。

最後に秋元菜々絵(EL・アンデス)・瀧澤亜由美(EL・鍵盤ハーモニカ)による『ぴんうぃーる』。まずはインド曲を2曲、秋元のソロ「Yaar Indha Saalai Oram」、エレクトーンと鍵盤ハーモニカで「Thuli Thuli」。瀧澤のソロでケルト風の「winterspell」、エレクトーンとアンデスで非常に個性的なサウンドに仕上がった「モンタギュー家とキャピュレット家・・・?」。そしてエレクトーンアンサンブル「アメリカン・パトロール」でライブのトリを飾りました。

今回もエレクトーンによる様々なチャレンジが盛りだくさんのライブになりました。ライブ開催にあたり、お力添えをいただきました皆様、そしてご来場いただきました皆様に感謝申し上げます。

エレクトーン演奏家/林園実

アンコール時全員の演奏より。

2014年11月8日 エレクトーンシティ渋谷