絵本と音楽の融合 321project 音の絵本 ~ちちんぷいぷい~

私たち321projectは、3月21日に初の企画公演「音の絵本 ~ちちんぷいぷい~」を新宿村LIVEにて開催させていただきました。321projectは、エレクトーンの可能性を信じ、新しい表現でエレクトーンの魅力を伝えようという志のもと、鈴木栄奈、佐々木彩香(エレクトーン)、五十嵐優(音響)、海津幸子(制作)を中心に、清水彩香、下條実穂が加わってのメンバーで構成されています。

今回は、音楽と映像とナレーション(弘中麻紀〈劇団ラッパ屋〉)、それに照明とのコラボレーションで、《桃太郎》《おやゆび姫》《スーホの白い馬》の3作をお届けいたしました。

昔話《桃太郎》では、聞き馴染みのあるクラシックやポップス、映画音楽などさまざまなジャンルの曲を組み込み、今までとは一味違ったモダンな《桃太郎》をお届けいたしました。また、本公演のために木村莉子さんに描き下ろしていただいた絵も、迫力ある大画面でお楽しみいただけたのではないかと思います。

《おやゆび姫》では、ふんわりとしたかわいらしい絵と、オーケストラとメルヘンを融合させた楽曲アレンジで会場が華やかになり、女の子には大好評の作品となりました。

3作目のモンゴルの伝統的民話《スーホの白い馬》は、馬頭琴がなぜ生まれたのかが語り継がれている名作です。そこに、ELS-02ならではの音色をふんだんに使ったオリジナル曲、さらにパーカッショニスト大久保宙による民俗打楽器との共演で会場の雰囲気は一変、モンゴルの雄大な草原をイメージさせることとなり、客席が感動に包まれました。

今回、初めてエレクトーンに触れたというお客様にも多くご来場いただき、その音色の多彩さや迫力あるサウンド、そして幅広い表現力に感心したという声もいただき、嬉しい限りです。プロジェクトは、まだ始まったばかりです。今後もエレクトーンの魅力を存分に堪能できるような企画を続けていきたいと思います。次回の公演もお楽しみに!

鈴木栄奈

エレクトーン演奏/佐々木彩香、清水彩香

2016年3月21日 新宿村LIVE