東京で初のリサイタルを開催 大畑莉紗 Electone Recital ～想いを込めて～

–ソロのステージでどこまで自分を表現できるのか挑戦してみたい–

そんな想いから東京では初となるリサイタルを開催しました。タイトルでもある「想いを込めて」には、私の音楽に対する想い・エレクトーンへの愛情・聴いてくださる方々への感謝の気持ち…など、たくさんの想いを一曲一曲に込め大切に演奏したい、という願いが込められています。

今回のプログラムは"私が今表現したい音楽"をテーマに、これまで大切にしてきた作品をはじめ、一歩大人へと成⻑した姿を感じていただけるような作品を集めました。

第1部は、エレクトーンならではのサウンドをお楽しみいただけるようなプログラム作りをしました。特にオリジナル曲「遺伝子–動と静–」では、心臓の鼓動や人間の声など、リアルなサウンドを追求した音色作りに力を入れて取り組みました。ELS-02シリーズになってからまた新たな電子音が増え、01シリーズでは思いつかなかったアイディアがたくさん浮かび、エレクトーンの無限の可能性を改めて感じることができました。時代とともに進化し続けるエレクトーンと同じように、この楽曲もどんどん成⻑していけるよう、大切なレパートリーの一曲としてこれからも演奏し続けていきたいです。

第2部は、クラシカルな楽曲を中心にお届けしました。その中でも小さい頃から演奏してみたいと思っていた「ラ・カンパネラ」は、今回のプログラムで最も苦労しました。特にレジスト作りは何度も研究を重ね、より自然なオーケストレーションになるよう工夫しました。また超絶技巧練習曲ということもあり、テクニック面での苦労もありましたが、自分の納得のいく楽曲に仕上げることができ満足しています。

今後は他楽器とのコラボレーションにも積極的に取り組み、また新たな世界をお届けできるよう頑張ります。