地元で3回目の自主公演を開催 ミュージック・パーティー スペシャルバージョン

「普段なかなか音楽に触れる機会がない方々にも楽しんでもらいたい!」「私自身が今まで感じてきたものを地元に持って帰りたい!」という願いから演奏会を企画して今年で3回目となりました。出身地である岩手県から上京し10年。 私の生まれ育った地域で音楽を通して交流をしたいという思いが原動力となっています。

「ミュージック・パーティー」ではエレクトーン伴奏で存分に楽器の魅力を発揮させ、ジャンル問わず構成しています。今年はスペシャルバージョンと題し、これまで出演していただいたソプラノ佐藤篤子さん、ヴァイオリン千葉裕之さん、そして、同市出身のテノール鈴木秀和さんにも加わっていただきました。また、女性コーラス「さ~くる」の賛助出演も毎年いただき、岩手にゆかりのある曲も取り上げています。プログラム全体にストーリー性を持たせ、ミュージカルのように仕上げました。照明や演出も入れ、観ても楽しい舞台になるようシナリオを佐藤さんに書き下ろしていただき、会場全体は笑いに溢れ拍手喝采! また、わかりやすくクラシックを聴いてもらいたいという思いもあり、曲目の解説を簡潔に入れながらも難解にならないよう、セリフでつなぎました。オペラアリア、カンツォーネ、ヴァイオリンの有名な楽曲など、エレクトーンとの共演でその魅力をお届けできたと思います。

約300名のお客様が詰めかけてくださり、笑い声をあげながら、願いどおりのアットホームな空間が生まれたひととき。演奏者一同そんな空間に包まれ、演奏をすることができました。「宝箱のようにエレクトーンから次から次へと音色が聞こえて楽しい時間でした!音楽を身近で聴く機会があまりないので、感動しました」などお客様からの温かい声もいただきました。

今後も引き続き、演奏のみならずさまざまな企画をし、音楽を共有する時間を創っていきたいと思います。

エレクトーン演奏家/千葉祐佳

エレクトーン演奏/千葉祐佳

2016年6月19日 マリアージュ(岩手県一関市)