踊っているような演奏姿が素敵 浦野バレエスクール 第12回定期公演 『コッペリア』《全3幕》

浦野バレエスクールは、1990年福岡県豊前市に創立。現在は豊前市、行橋市、大分県宇佐市の3教室で幼児から大人、プロを目指す生徒を指導しております。卒業生には谷桃子バレエ団やBallet du Capitol de Toulouse(フランス)等プロバレエダンサーを輩出してきました。発足当初より、地域の皆さんにバレエを楽しんでいただきたいという思いで若い世代への育成や地域文化の向上を目指して28年になります。

今回、恩師である齊藤彰先生の勧めで生演奏による『コッペリア』全幕を上演いたしました。指揮者は磯部省吾氏、演奏はエレクトーン二人、打楽器二人構成の《プリズム・グラン・アンサンブル》でエレクトーンは久米詔子氏、柳享子氏が素晴らしい演奏をしてくださいました。

公演準備で劇場のステージ前にエレクトーンがセットされると、それを見た生徒たちは目をキラキラさせ、本番はバレエと生きた音楽を全身で感じ、心から楽しんで輝きに満ち溢れ踊っていました。ダンサー、演奏者、スタッフみんなのエネルギーを感じたステージでした。

私の感じたエレクトーンの魅力は、多くの楽器の表現ができるところ。素晴らしいと思いました。音を奏でる演奏者も踊っているように見え、その姿も素敵でした。エレクトーンは積載性に優れるので地方での公演等も行いやすく、今後さらに独自の発想でパフォーマンスも広がるように思います。

著・代表/浦野まゆみ

エレクトーン演奏/久米詔子、柳享子

写真/(株)イージービデオ企画

2018年8月26日 中津文化会館大ホール