東京人形町 [ レストラン「サン・ピエール」]

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東京人形町

レストラン「サン・ピエール」

髙橋岳氏が子供時代にデンマークで過ごした思い出は日本に戻ってからも長く心に宿っていました。レストラン経営者への道のりの第一歩は浅草橋のレストランへの弟子入り奉公。その後人形町の小さな店での見習い。当時から常々感じたのは、ヨーロッパの食や文化をくつろいだ雰囲気でカジュアルに楽しめるレストランが日本には少ないということでした。人形町に新しいレストランを開いた時、髙橋氏はそんな状況を打開しようと決心しました。

東京メトロ半蔵門線水天宮前駅近くに構えた人気レストラン「サン・ピエール」。ここでは髙橋氏の「食」への思いが明らかに読み取れます。彼の日課は早朝かの有名な築地市場で新鮮な魚介類を自ら選ぶこと。カジュアルでなごやかな雰囲気の中、人々が美味しいワインを飲みながら友達や同僚と楽しいひとときを過ごせるよう、新鮮な素材をできるだけ多く取り入れ南仏風のシンプルで健康的な料理に仕上げます。

「かしこまった高級レストランを目指すのではなく、漁村にある居酒屋のような普段使いの店をイメージしました。気のおけない仲間と極上ワインを片手に最高の料理に舌鼓を打つひととき。その場を提供するのが僕のパッションです。」

髙橋氏に言わせれば最適なムード作りは最高の料理を出すのに劣らず重要で、BGMを使うのは料理の塩加減に例えられると。塩は風味を最大限に生かすのに欠かせませんが、塩味がわかるほど入れてはならないからです。控えめに設置されたヤマハスピーカーVXS1ML、VXS3SとMA2030ミキサーアンプから、選りすぐりのジャズとシャンソンのプレイリストをその時のムードに合わせて流して雰囲気を盛り上げます。この小型スピーカーの存在に気づく人はあまりいませんが、流れ出るBGMの高品位なサウンドに感心する食事客は多いようです。

「試してみたらすぐにこの2台の小さいVXS1MLだけで十分な音量が出て音質もダントツなのがわかりました。」

髙橋氏はサン・ピエールを単なるトレンドや流行として終わらせず、これからも長年地元の街並みの一角としてお馴染みの場所となるよう心魂を注いでいます。「最高の食と雰囲気」を追求する髙橋氏のパッションは成功へのレシピの真髄と言えるでしょう。

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