ブラス・ジャンボリー2022 開催レポート
ブラス・ジャンボリー2022
開催レポート
3年ぶり11回目の開催となった「ブラス・ジャンボリー2022」は、全国各地から200名の管打楽器愛好家が「みんなで楽しむ大合奏」に参加しました。
今回は指揮者にサクソフォン奏者の織田浩司さん、スペシャルゲストにチューバマンショーのお二人をお迎えして、「響け!ユーフォニアム」のテーマ2曲を含む全8曲を演奏。久しぶりの「ブラス・ジャンボリー」でスペシャルに楽しい一日を満喫しました。
Venovaワークショップ・特別講座
リハーサルの前に実施された特別講座は、「織田さんと楽しもう!吹奏楽ポップス!~ポップスを10倍楽しめるコツ~」と題して、指揮者の織田浩司さんを講師に開催しました。米米CLUB、BIG
HORNS
BEEのメンバーとして活躍する他、数々のアーティストと共演するなど、日本を代表するホーンセクションのメンバーとして活動する織田さんが、POPS曲を今よりかっこよく、ノリノリで吹くためのコツをわかりやすく解説。講座の最後にはチューバマンショーのお二人とのセッションを披露し、参加者にとって特別な時間となりました。
リハーサルと同じ時間に開催した「Venovaワークショップ」では、管楽器が初めてという参加者が「Venova」の吹き方を一から練習し、ヤマハ音楽教室のCMでもおなじみの曲「池の雨」をアレンジした『みんなの池の雨』に挑戦。管楽器演奏の楽しさを味わいました。
特別展示・休憩中
「響け!ユーフォニアム」特別展示では、黄前久美子使用モデルのユーフォニアムYEP-621(特別生産品)の他、CVのサイン入りケースなどを展示。「響け!ユーフォニアム」の世界を楽しんでいただきました。
他にも、休憩中には調子の悪くなった楽器のメンテナンスやフォトパネルの前で仲間同士、記念撮影をするなど、感染対策をしつつも参加者同士の交流を楽しみました。
リハーサル
「ブラス・ジャンボリーのためのファンファーレⅡ」から始まったリハーサルは、途中2回の休憩・換気をはさんで2時間行われました。
まずはじめに指揮者の織田さんから伝えられたブラス・ジャンボリーを楽しむコツは「ココ吹けそうにないな~と思ったら笑っていましょう!」。参加者から拍手と笑いがおこり、会場全体がリラックスした雰囲気になりました。
「マンボNo.5」では特別講座で学んだシンコペーションの演奏方法にも触れ、曲の面白さを学びながらの練習になりました。
「花は咲く」ではチューバマンが登場。チューバマンからのアドバイス「みんなで心を一つに演奏しましょう」という言葉に、本番に向けて参加者の心が一つになりました。
「響け!ユーフォニアム」のエンディング曲「トゥッティー!」ではユーフォマンと一緒に演奏。演奏が難しい場所については、ユーフォマンから「ババッとかぶせます」と心強い言葉をもらい、思いっきり演奏することができました。
コンサート
「ブラス・ジャンボリーのためのファンファーレⅡ」で華やかにオープニングを飾ったあとは、「マンボNo.5」で明るさ満開の演奏を繰り広げます。Venovaワークショップの発表では、参加者が拍手で迎えられ、「みんなの池の雨」を演奏。初めて管楽器に挑戦した成果を披露し、織田さんからは「感動しました。ぜひ続けてください。」との言葉が送られました。
ここでチューバマンの登場。「花は咲く」ではチューバマンの情感あふれる音色にうっとりしながらの演奏につづいて、「ユー・レイズ・ミー・アップ」ではチューバマンショーのお二人が参加者と一体となってハーモニーを奏でました。
後半は「響け!ユーフォニアム」のテーマ曲から「トゥッティ!」「DREAM
SOLISTER」の2曲を演奏。「今日は久美子の気分になって演奏したいと思います。」とユーフォマン。後半のオープニングにふさわしいノリノリの演奏となりました。
今回のプログラムで唯一のクラシカルな曲である「エルザの大聖堂への入場」は厳かな雰囲気で始まり、最後には「ブラス・ジャンボリー」のエンディングに向かって荘厳な演奏となりました。
コンサート最後の曲はおなじみの曲「宝島」。チューバマンショーのお二人に加えて織田さんも演奏に入り、参加者と一緒に大合奏の醍醐味を味わいながらの演奏となりました。
今回はコロナの影響により無観客での開催にも関わらず、会場全体が熱く盛り上がった、特別な「ブラス・ジャンボリー」となりました。