各部の機能とチェックポイント

木管用マウスピース

マウスピース各部の形状は、楽器本体や唇・リードに微妙な影響を及ぼします。そのため、求める音色や響き、正確な音程、心地よい吹奏感を得るには、楽器や奏者にあったものを選ぶことが大切です。

各部の機能とチェックポイント

チェンバーの容積

容積が大きくなると音色が暗く、重く、太くなり、小さくなると音色は明るく、軽く、細くなります。

バッフル

角度が大きいと暗めで落ち着いた音になり、小さいと明るく華やかな音になります。

バンク-音の艶と抵抗感を左右

高いと音質は艶やかになり弾力性も増しますが、その分抵抗感も増し、息の通りも悪くなります。
低ければその逆の結果になります。

ティップ・レール-音色とレスポンスを左右

広いとレスポンスが悪く音色が暗くなり、狭いとレスポンスが良く音色が荒くなります。

フェイシング-音の柔軟性を左右

この部分が長いとレガートがかけやすく太い音になり、音程の融通もききますが、輪郭がぼけやすくなります。
短いと、音の切れが良く明快な音になり柔軟さに欠けますが、音程は定まりやすくなります。

ティップ・オープニング-音量を左右

広いと音量が豊かで柔軟性が出ますが、不安定になり荒くなります。
狭いと音量が出にくく柔軟性にも欠けますが、安定性は良くクリアな音になります。

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