DTX900K 生産完了品
電子ドラムの演奏表現を拡げる新たな打感
アコースティックドラムは、ヘッド、リム (フープ)、シェル(胴)などの部品から構成され、その全てが音と打感に影響しています。アコースティックドラムと並べても違和感ない自然な打感を追求するだけでなく、ドラムとして叩き続けたくなる打感の良さを分析。連打や繊細なスティックワークが可能な適度なはね返りを持ち、幅広いダイナミ
クスの演奏表現をダイレクトに伝えられる打感を追求。単にヘッドを置き換えるだけでなく、構造自体を見直し完成させたのが「DTX-PAD」です。
打面には、特殊複合材料と独自成型技術による「テクスチャード・セルラー・シリコン・ヘッド」を採用。素材だけでなく成型時に内部に細かく封じ込められた気泡によって、自然で心地よいスティックのはね返りが得られるようになりました。また、トップドラマーによるエバレーションを繰り返した結果、スネアやタムなどの用途によって気泡の大きさや密度を変えることにより、それぞれに最適な打感を実現しています。この打面は、ヤマハ独自に開発した成型技術によるもので、打感だけでなく、静粛性の向上にも寄与しており、耐久性にも優れています。
また、打面全体は特殊樹脂によりスタンドやマウントから浮かせる構造とし、高感度と防振性を両立しています。
さらに自然なスティックワークのために、ヘッドの表面の仕上げやリムとの形状も追求。デザインは、これらを活かしたスリムで先進的なデザインにまとめています。
尚、ヤマハホームページで公開中のDTXTREMEⅢ用ファームウェアをインストールすることで、DTXTREMEⅢの音源でも「DTX-PAD」を使用できます。
ライブステージやレコーディングの要求にも応える高音質音源
音源部は、「オークカスタム」、「バーチカスタムアブソルート」、「メイプルカスタムアブソルート」といった、当社の主要アコースティックドラムのリアルなサウンドはもちろん、エンジニアにより作り込まれたドラムサウンド、パーカッション系サウンドなど様々なジャンルに対応したキットを内蔵しています。
世界中から高い評価を得てい
る当社のフラッグシップシンセサイザー「MOTIF」シリーズ直系の多彩な音色に加え、ドラム、シンバルサウンドも豊富に搭載。「DTX-PAD」とのマッチングでよりリアルで表現力豊かな演奏を可能にしています。またXA(Expanded Articulation)システムにより、同じ強さでパッドを叩いたときにも微妙に違うサンプルを発音し、より自然なスネアロール(スネアドラムの連打)やハイハット、ライドシンバルを演奏した時の細かいニュアンスをよりリアルに実現しプレイヤーの演奏感を高めます。
エフェクトには、リバーブ、コーラス、9種類のマスターエフェクトに加え、キット毎に使用可能な51種類のバリエーションエフェクトを搭載し、思いのままにオリジナルサウンドを作成可能です。
さらに、USBフラッシュメモリーを経由してオーディオデータ(WAV / AIFFファイル)を読み込むことや「AUX IN /SAMPLING IN」端子から外部音源を入力し直接サンプリングしてオリジナルサウンドを追加することも可能です。
これらの組み合わせで、アコースティックドラムでは不可能な演奏中のドラムセットの入れ替えやパーカッションや効果音とのアンサンブルプレイなど、ドラマーの表現力を大きく拡げることができます。
演奏技術向上のためのトレーニング機能も充実
もちろん電子ドラムならではのトレーニング機能も充実。ドラムマイナスワンでの練習に適した様々なジャンル
のソングデータや思いのままの設定が可能なメトロノームを内蔵。これらに合わせて自分の演奏データをリアル
タイム録音して、演奏をチェックすることができます。さらに、パッドを叩くタイミングの正確さをチェックする
グルーブチェック機能を搭載。正確なショットのみを発音するリズムゲート機能も備え、ゲーム感覚でショット
のトレーニングを行うことができます。
PCとの接続により効率的な音楽制作を実現
USBケーブル(別売)1本でコンピューターと接続できるUSB TO HOST端子を装備し、スタインバーグ社製DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ソフトウェア「Cubase AI(ダウンロード版)」を付属しています。
鍵盤が苦手な方でも、パッドを叩くことで直接MIDIデータを入力して音楽制作を行うことができ、音程やリズムの修正だけでなく、よりきめ細かい楽曲制作も可能です。また、「DTX900 Extension」をインストールすることで、本体パネル上から直接「Cubase AI」をコントロール可能。音楽制作を効率的に行うことができます。