安倍圭子シグネチャーシリーズ

シャフト(柄)

シャフト(柄)に籐(ラタン)を使用したMKAシリーズに加え、バーチ材を採用したMKAWシリーズも新たにラインナップに加わりました。籐はしなりが強く、バーチはほとんどしなりがありません。演奏のスタイルに合わせて素材をお選びください。また、シャフトの長さはは他のヤマハマレットより3cm長く(MKA/MKAW-02、MKA/MKAW-03を除く)、現代曲演奏上の要求を十分に満たします。

ヘッド

毛糸巻のヘッドは、一般的なマレットより重量感があり、繊細な音楽表現も自由自在です。また、シャフトの素材の特長を最大限に活かすため、ヘッドの重さとシャフトのバランスが最適となるよう、素材を念入りに選びました。

<MKA(W)-01>

タッチの違いを明確に音に反映できるツートーンマレットです。

<MKA(W)-02/03>

他のモデルに比べて短いシャフトを採用し、速く、複雑な演奏に有効です。ヘッドは比較的重く、演奏の可能性を広げます。

<MKA(W)-04/05/06/07/S7>

ヤマハのヴィルトーゾモデルマレットと同様、ヘッドにラバーチューブ巻二重構造芯を採用しました。それぞれのモデルによって少しずつ弾き心地が異なり、より幅広い表現力をもたらします。

<MKA(W)-08/09>

ローズウッドの音板の低音も豊かな音量で鳴らすことができるマレットです。

安倍圭子 プロフィール

演奏活動は世界60ヶ国以上に及ぶ、国際的マリンバ演奏家。

マリンバの新たな奏法を次々と開拓しながら音楽表現の幅を拡げ、数多くの作曲家への委嘱活動を実践すると同時に、安倍氏自身もオリジナル作品を生み出すことにより、マリンバを独奏楽器として確立させてきた。演奏の場は幅広く、ソリストとしてオーケストラや室内楽、打楽器合奏団やジャズ奏者との共演等、ジャンルを超えたユニークな活動が注目されている。強烈な集中力を持った自由自在な表現力は、芸術性の高い独自のマリンバの世界を築き上げ、音楽史上に残るアーティストとして世界各地で絶賛され、確固たる評価を得ている。

文化庁芸術祭優秀賞6回受賞。1993年、アメリカにおいて国際打楽器芸術協会(PAS)より打楽器界のノーベル賞といわれるホール・オブ・フェーム栄誉賞を受賞。

指導した世界の音大マスター・クラス110校以上。世界初演したマリンバ作品は自作品を含め、269曲以上。

現在、桐朋学園大学特任教授、名古屋音楽大学大学院客員教授、四川音楽学院客員教授。

シュツットガルト音楽大学ビジティング・プロフェッサー。元ユトリヒト音楽大学客員教授。