CVP-701B 生産完了品

性能・機能

ヤマハとベーゼンドルファーの2大ピアノの贅沢な音色を1台に。

左: ヤマハ CFX 右: ベーゼンドルファー インペリアル

CVPシリーズのグランドピアノ音は、世界的に有名な複数のコンサートグランドピアノから収録されています。1つ目はショパン 国際ピアノコンクール2010年度の優勝者が演奏したヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」。力強くきらびやかで表情豊かなその音色は、世界各地のコンサートホールでピアニスト達に高い評価を受けています。2つ目は長い歴史の中で愛され続けるウィーンのピアノブランド、ベーゼンドルファー社の「インペリアル」。豊かな色彩と木のぬくもりを感じさせる響きが特徴です。それぞれのピアノを熟練の調律師が最良の状態に調整し、88鍵盤すべての音色を1音1音収録。さらに細やかな調整を重ね、調和のとれた贅沢な音を実現しました。

グランドピアノのタッチをリアルに再現する「エスケープメント」

グランドピアノのエスケープメント機構は、打鍵時にハンマーが弦から速やかに離れて、弦の振動を止めないようにする仕組みです。この機構により、弱い力で鍵盤を押すとわずかな手ごたえが生じます。クラビノーバでは、よりリアルなグランドピアノのタッチの再現のために、「GH3X鍵盤」にエスケープメントを採用しています。

グランドピアノ全体から生まれる多彩な響きをバーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)で再現

打鍵とペダル操作のタイミングや強弱によって、複雑に変化するグランドピアノの共鳴音をリアルに再現。

グランドピアノの豊かでふくよかな共鳴音。それは、たとえばダンパーペダルを踏んだときに、弾いた鍵盤の弦の振動が、ほかの弦や響板へ伝わることで生まれます。「VRM」は、この複雑に影響し合う弦や響板などの状態をシミュレートし、それをリアルに再現することで、アコースティックピアノならではの響きを作り出す画期的な技術です。鍵盤を押さえるタイミングやペダルを踏むタイミングと深さに応じて、瞬間瞬間の共鳴音を生み出すので、変化に富み、多彩な演奏表現が可能です。

ヘッドフォンでも快適な演奏を

ヘッドフォン着用時でも、ピアノ本体から音が鳴っているような自然な聴き心地で演奏ができる「ステレオフォニックオプティマイザー」。ヘッドフォンを使った長時間の演奏でも耳が疲れにくい、うれしい機能です。

使いやすいインターフェース

カラー液晶採用のわかりやすいユーザーインターフェースで、多彩な機能を楽しく使えます。また、演奏に必要な操作ボタンは、コントロールパネルの押しやすい位置にレイアウト。やりたいことにすぐアクセスできます。画面は輝度も調節できるため、どんな環境でも見やすく調節できます。

お気に入りのピアノ音色でバックバンドとセッションできる「ピアノルーム」

弾きたいピアノや演奏空間を直感的に選べる「ピアノルーム」機能では、世界的なヤマハのCFXとベーゼンドルファー社のインペリアルだけでなく、CP80などのヴィンテージエレクトリックピアノや、他の鍵盤楽器の音色も用意されています。
また自分専用のバックバンドと共に、40種類ものジャンルからお好みのものを選んでセッション が楽しめます。あなたの演奏に合わせて自動でバッキングが演奏される機能で、ピアノ中心の演奏にバッキングが用意されています。 さらにお好みで バンド編成も自由自在。お気に入りの演奏はボタン一つで録音できます。

本物の楽器を演奏するようなリアルな音を響かせる「スーパーアーティキュレーションボイス」

6本の弦を弾いて音を鳴らすギター、息を吹き込んで演奏するサックスやトランペット。こうした楽器それぞれの奏法によって生まれる、音の表情まで再現した音色が「スーパーアーティキュレーションボイス」です。そのため、同じ音色、同じメロディでも、タッチの強弱やレガート、スタッカートと弾き方を変えれば、まったく違ったニュアンスで演奏可能。本物の楽器を弾くように、情感あふれる表現が楽しめます。

最適な音色・スタイルを瞬時に呼び出せる「ミュージックファインダー」

弾きたい曲に合う伴奏スタイルや音色選びに迷うときは「ミュージックファインダー」が便利。曲のタイトルを選ぶだけで、その曲にぴったりの設定が呼びだされ、すぐに演奏を始められます。

弾きたいスタイルが簡単に見つかる「スタイルレコメンダー」

自分のイメージにあった伴奏スタイルを簡単に探せる「スタイルレコメンダー」も搭載。簡単なリズムを1~2小節弾くだけで、そのリズムにあう伴奏スタイルが一覧で表示されます。

練習に役立つ譜面表示とガイドランプ

CVPでは、画面に曲データの譜面を表示できます。さらに、弾いている場所をボールが示してくれるので、見失うことがありません。さらに自動譜めくり機能も付いて演奏に集中できます。またガイドランプは正しい音を弾くまで待ってくれるので、自分のペースで練習できます。

マイクをつないでボーカルパフォーマンス。ハーモニーも自由自在。

CVPにマイクをつなげば、演奏にあわせて歌も楽しめます。自作曲の弾き語りや、ボーカリストの伴奏など楽しみ方が広がります。また内蔵曲やインターネットからダウンロードした曲をバックに、カラオケも楽しめます。ディスプレイには歌詞が表示※ され、曲の進行に合わせて文字色も変わるので、歌い出しもぴったり合わせられます。
※ 曲データに歌詞情報が含まれている場合のみ。

一番使う機能は、すぐに手の届くところへ。

カラー液晶採用のわかりやすいユーザーインターフェースで、多彩な機能を直感的に使えます。また、演奏に必要な操作ボタンは、コントロールパネルの押しやすい位置にレイアウト。やりたいことにすぐアクセスできます。画面は輝度も調節できるため、どんな環境でも見やすく調節できます 。

USBデバイスへカンタン録音。オーディオ機能で広がる楽しみ。

USBオーディオレコーダー*を使えば、自分の演奏をUSBフラッシュメモリーに録音し、インターネットにアップしたり、スマートデバイスに送ったり友人とデータを共有したりできます。
* WAV形式で保存されます。

[その他機能]

  • -ピッチシフト:テンポを変えずに音程を変えます。
  • -タイムストレッチ:音程を変えずにテンポ変更できます。
  • -ボーカルキャンセル:曲の中で目立ちやすい、ボーカルやソロ演奏のパートをミュートもしくは音量を弱めます。

小さな音量でも変わらない演奏感。ご自宅での演奏にうれしい「IAC」

小さい音量で弾いても心地よい演奏感が得られる「インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)」は、いつも大きな音を出せるとは限らないご自宅での演奏に役立つ機能です。音を自動調整することにより、どんな音量でも高音と低音のバランスのとれた音で演奏が楽しめます。

iOSデバイスとの連携で広がる楽しみ

iPad、iPhone、あるいはiPod touchをお持ちの場合、専用アプリケーションをダウンロードいただければ、演奏がもっと便利で楽しいものになります。自分の演奏を録音し、友人とシェアしたり、自分の演奏にグラフィックを付けて変化させて楽しんだり。演奏を更に楽しめるアプリケーションをご用意しています。

注:アプリケーションの中には、楽器に接続して使うものもあります。接続には、対応するケーブルやコネクターが必要になります。詳細は「iPhone/iPad接続マニュアル」をご参照ください。

Chord Trackerでコード進行を簡単表示

お手持ちのiOSデバイスにChord Trackerをダウンロードすれば iOSデバイス内のオーディオファイルを自動解析しコード譜を簡単表示。曲を再生しコード進行を見ながら右手でメロディー、左手でコードを演奏するなどしてお楽しみいただけます。
またCVPと接続することでCVP本体のガイドランプが、コードの構成音を示してくれます。ボーカルなどのメロディー部を小さくするメロディーキャンセル機能を使って伴奏に合わせてメロディーだけ弾いて楽しむこともできます。

  • 注1)原曲のイメージに近いコードが表示されますが、原曲のコードとは異なる場合があります。
  • 注2)デジタル著作権管理(DRM)で保護されている曲はご利用できません。
  • 注3)読み取れる曲は、iOSデバイスに入っている MP3またはWAVフォーマットのオーディオデータです。詳しくは、コードトラッカー・アプリケーション・マニュアルをご参照ください。