デジタル教材活用事例 長野県上田市立北小学校

ヤマハ デジタル教材活用事例
長野県上田市立北小学校
白井 叔子 先生

概要

導入時期
2023年5月
取り組み
概要
学年3年/
児童数62名
先生の想い
「やった!できたよ!」を増やしてあげたい。もっと音楽に自由にふれてほしい。
デジタル教材
の種類
ヤマハデジタル音楽教材 
ソプラノリコーダー授業
  • 小学校
  • ソプラノリコーダー授業
  • Chromebook

内容

「ソプラノリコーダー授業」が子ども達のよりどころになって、すごく頑張ってくれる!

2023年5月の導入以来、毎年2年生で「けんばんハーモニカ授業」、3年生で「ソプラノリコーダー授業」を活用している音楽専科の白井先生のお話と、授業の様子をご紹介します。

1 先生の声
[写真]先生の声

コロナ禍で歌ったり吹いたりできなくなった時、視覚支援の鑑賞教材をパソコンで自作していました。工夫次第で子ども達の食いつきがよくなることを実感しつつも、作りこむ負担とのせめぎあいでした。
そんな時に平野次郎先生(筑波大学附属小学校教諭)監修のヤマハデジタル音楽教材「うた授業」を知り、愛用してきましたので次のデジタル教材を心待ちにしていました。

ひとりひとりが自分のやりたいように進められる
[写真]学習風景
[写真]学習風景

今の子ども達にとって、タブレットは遊びの道具です。それを授業で使えるのが嬉しい。おもちゃにならない使い方を教師が指導したら、あとは勝手に自分で触ってどんどん進めてくれます。
「ソプラノリコーダー授業」は各曲に「解説動画」と「お手本」「指づかい」「楽譜」があります。一斉授業では、楽譜を見ながら演奏できるように持っていきますが、子ども達は自分にとって一番やりやすい方法を取捨選択して練習ができるので、子ども達のよりどころになって、すごく頑張ってくれるようになりました。

先生の負担が激減

音楽専科の先生は、自分で教材を作り込む大変さから解放されます。
苦手な子にかかりっきりになること自体も減りますし、その際に得意な子を待たせることもなく、先生が心身にゆとりをもってリコーダー指導にあたれます。

画面を見れば子ども達が何をしているか一目瞭然なので、自学時に余計な口出しをする必要がなく、コミュニケーションがスムーズになりました。

[写真]学習風景
保護者、担任の先生からの評判もいい

本校では、学年費(教材費)で購入してもらっています。
今年(2025年)の夏休みは担任の先生と連携して「ソプラノリコーダー授業」の宿題を出しました。練習日をチェックするカレンダーをGoogleクラスルームで配布したことも功奏し、「自分から練習するようになった!」と驚きの声を沢山いただきました。

[写真]学習風景
収録曲の伴奏が素敵! 音楽会で『森のぶとう会』を演奏

夏休みの宿題の1曲『16 森のぶとう会』を二学期の「音楽会でやりたい!」と子ども達から声があがりました。
ヤマハデジタル音楽教材はどれも素敵な伴奏音源がついています。音楽会用には生演奏で私のピアノ伴奏と児童自身の演奏による打楽器パートを追加。
1回目はゆっくりバージョンで、苦手な子も自信をもって吹けるように。
2回目は原曲のテンポ(♩=198)で、得意な子が満足できるように。
子ども達と対話しながらテンポやパート割を決めました。

ヤマハデジタル音楽教材の活用が、器楽演奏の技能習得を超えた音楽表現の実践に深まったことを嬉しく思います。子ども達の「やった!できたよ!」というところを増やしてあげたい、もっと音楽に自由に触れてほしいという想いの実現に近づけたと感じてます。

2 授業の様子
[写真]授業の様子

最初は歌唱から。CDの伴奏にあわせ画面の歌詞を見ながら歌う子ども達の間を、先生はひとりずつの歌声を確認して歩きます。

[写真]授業の様子

画面を「ソプラノリコーダー授業」の『18 せいじゃの行進』に切り替え、前回難しかった点を確認した後、テンポ80%で演奏します。
タブレットで楽譜を拡大表示した状態で、伴奏つきで自動的に動く楽譜を指さしながら、
「一、二、三、ハイ!
お休み〜 お!止まれた〜
しっかり伸ばしますー
ウン!」
先生は大きな声で注意を促します。

[写真]授業の様子

吹き終わって「できたー!」「できなかったー!」とハイテンションな子ども達に、改めて本時の目標を示し、個人練習の時間を多数決で決めました。
「一人で吹いてもできるように練習してきてください」先生の掛け声で、子ども達は好きな場所へ散り散りに。

[写真]授業の様子
一人で集中。
[写真]授業の様子
お気に入りの場所で。

みんな「さいてん」(採点機能/録音)を使いこなし、振り返り学習を繰り返しています。

[写真]授業の様子
片耳イヤホンで伴奏をよく聴きながら演奏。
[写真]授業の様子
プレイバックでお手本とのズレを目と耳で確認。
[写真]授業の様子
二人で仲良く一緒に採点前のマイクチェック。
[写真]授業の様子
三人で仲良く、それぞれ採点。
[写真]授業の様子
お友達を応援。
[写真]授業の様子
先生は困っている児童を個別にサポート。
[写真]授業の様子

個別練習の成果をみんなで確認したら、「採点したかった~」との声があちこちからあがります。
採点となると緊張感が増す一方で、前奏がかかると自然と身体がゆれる子もいます。

[写真]授業の様子

採点機能による「コメント」を先生が解説したら、「聴きたい!」とプレイバックを希望する声があがったところでチャイムが鳴りました。ところが子ども達は休み時間返上で録音を聴きなおします。
「ちょっとずつ遅れているね。できているようだけど、コンピューターさんは細かく採点してくれるね。
タンギングも忘れないでね。息が強すぎると、音が高くなるね。点数が上がるように頑張ろうね!」と先生。
ゲーム感覚の楽しさを満喫する一方で視覚と聴覚の両方から振り返るシビアさにもめげず、子ども達の満足気な雰囲気に包まれて本時は終了となりました。