デジタル教材活用事例 茨城県つくば市立みどりの学園義務教育学校

ヤマハ デジタル教材活用事例
茨城県つくば市立みどりの学園義務教育学校
柴﨑 宣子 先生

概要

導入時期
2025年5月
取り組み
概要
4年2組/
児童数34名
目あて
どのように練習すれば、リコーダーの演奏が上達するかな?
デジタル教材
の種類
ヤマハデジタル音楽教材 
ソプラノリコーダー授業
  • 小学校
  • ソプラノリコーダー授業
  • Windowsタブレット

内容

「とにかく楽しい!」だからリコーダーへの意欲が変わる!

2025年5月に3年生と4年生に「ソプラノリコーダー授業」を、9月に「けんばんハーモニカ授業」を1年生に導入した本校。リコーダー学習2年目からヤマハデジタル音楽教材を活用し始めた4年生全8クラスの中から、4年2組の学級担任柴﨑先生のお話と、授業の様子をご紹介します。

1 先生の声
とにかく「楽しい!」

――導入のきっかけと第一印象を教えてください。

本校の校長が音楽科教諭出身で、学校もICT教育を推進している特色もあり、校長からの紹介でヤマハデジタル音楽教材の存在を知りました。
使ってみたら、とにかく「楽しい!」ですね。私も子ども達も。

[顔写真]
小さくて「見えない」、どこを見ればいいか「分からない」を解決

――リコーダーの授業で課題に感じていたことはありましたか?

ソプラノリコーダーは楽器が小さいので前で私がお手本を見せても「見えない」、黒板に大きな運指表を貼りだすと今度は今どこを見ればいいのか「分からない」子がどうしてもいました。
全員に伝えられない、見とれない難しさを感じていました。

[写真]学習風景
▲その曲で使用する音の運指を一覧表示。再生ボタンを押せば、曲の進行にあわせて確認できる

4年生からヤマハデジタル音楽教材を取り入れたことで、「そうだったんだ」と、子ども達にも私にも新しい発見があります。最近の例では、タンギングの高音と低音の違いを改めて視覚的に見せられるのが良かったです。

[写真]学習風景
▲「かいせつ」動画についている「まとめ」画像で低音の出し方をおさらい
知らない曲との出会いを楽しみ、自ら曲の特徴を味わう

――子ども達の様子に変化はありましたか?

リコーダーに対する意欲が変わりました。
「自分にもできるかも」という感覚が生まれて、モチベーションが上がった子が増えたと思います。
ノリのいい曲が子ども達にとって楽しく、「今日はどの曲やるの?」と曲選びから盛り上がりますし、初めての曲には「これは、こういう感じだね!」と特徴を捉えた発言が自然と子ども達から飛び出します。

「難しいけど頑張れる!」曲や、採点機能で興味関心が倍増

――人気がある曲や機能はありますか?

『10 あらしの予感』が「難しいけど頑張れる!」と一番人気です。
最後にいつも「さいてん」(採点機能/録音)をするのですが、コメントや点数が出ることで興味関心が倍増しています。
りこっちとリコどんのキャラは私から紹介しました。

[写真]学習風景
▲授業のふり返り時、ワークシートにリコどんを描く児童
気持ちの余裕が先生に生まれる

――先生の授業スタイルにも変化はありましたか?

あります。
教材を流しながら、私は教室を回って子ども達の様子を見る時間が増えました。
正直、少し気持ちの余裕も生まれましたね(笑)。

「個別最適化」から自主的に生まれた「音楽カンパニー」

――この教材の一番の良さを、一言で表すと?

「個別最適化」ですね。
できる子はどんどん二声の曲までも挑戦できるし、苦手な子は「お手本」や「指づかい」など自分が一番分かりやすい動画を選んでマイペースに進められる。
今求められている学び方に、とても合っていると思います。
今年の夏休みには、宿題としてではなく任意の持ち帰り学習も試みました。

――リコーダーの有志グループ「音楽カンパニー」ができたと伺いました。

はい。後期からクラスの中で自然に集まって、今は8人で「旅立ちの日に」を中心に昼休みや業間に自主的に練習しています。基本は子ども達主体で、私は側にいて気になった時に少しアドバイスするくらいです。
近いうちに校長先生に聴いてもらえる機会を作りました。演奏する児童も私も、お互いとても楽しみにしています。

子ども達の主体性と先生の授業づくり、双方を支えます

――最後に、これからヤマハデジタル音楽教材を使う先生方へメッセージをお願いします。

『楽しい』という体験そのものが、子どもたちを音楽へ近づけます。
先生方の指導と共に、自分で選んで、自分で伸びていく。
そんな授業づくりができる教材だと思います。

2 授業の様子
[写真]授業の様子

前時に引き続き「赤いやねの家」を曲の気分を生かしながら、指導者用デジタル教科書の伴奏にあわせて歌います。

[写真]授業の様子

「この『赤いやねの家』をリコーダーで演奏してみよう!」ワークシートを配る先生の言葉に、「えっ!」と嬉しい驚きの声で教室が湧きます。

[写真]授業の様子

ポイントの確認後、全員で模奏を聴きます。大画面に表示された楽譜を食い入るように見ながら自然とドレミ唱をしたり、音は出さずに運指の確認をする児童も。一方、先生は児童の動きをよく見て状況把握。
全体での演奏はあえてせずに、自分に最適な練習方法を見つけるという今日のめあてを確認し、10分間の個人練習に入ります。

[写真]授業の様子

吹かずにお手本を凝視し何度も繰り返し再生する児童など、各自集中しています。

[写真]授業の様子
▲まずテンポ70%で指使いのみ練習する児童
[写真]授業の様子
▲指使いと楽譜を2画面並べて確認する児童

10分後、デジタル教材の伴奏に合わせて演奏にトライ。初めて全員で吹いたとは思えない演奏ですが、みんなにとって難しい低い音を「トォー」とタンギングすることを再確認して、更に5分間の個人練習。

[写真]授業の様子
▲左:楽譜で練習、右:児童目線のお手本で練習
[写真]授業の様子
▲先生は机間巡視
[写真]授業の様子

二度目の合奏は、コメント付きで採点します。吹き終わって「これは50点超えたでしょ!」という児童の声の通りの結果に。先生も「ほとんどの子が最後まで諦めずに演奏できました!」と満面の笑顔です。
目あてのふり返りでは「テンポを変えた」「お手本と指使いを両方見た」など、それぞれに最適な上達方法を確認し、うきうきとした気分が漂う中、本時は終了となりました。